日本郵便が不在でもゆうパックを置いていく「置き配」を来春から開始するのでサービス内容と対策を解説

日本郵便が再配達を減らすために、新しいサービスとして「置き配」を来春から開始すると発表しました。
「置き配」の具体的なサービス内容について、元郵便局員が詳しく解説します。

置き配

日本郵便が「再配達」の抑制の為に「玄関前に置くだけで配達を完了するサービス」の事です。
来春から開始すると発表されております。


再配達問題

郵便局・宅配会社で問題となっている「再配達問題」。
国土交通省の統計的には全体の2割が再配達などと言われていますが、実際に配達してきた人間の体感だと平日は6割くらいが不在です。
平日は仕事をしているので仕方ないと思いますが、再配達で指定された時間に配達に行っても不在というのも多々あります。
逆に「今すぐもってこい!」なんていう事も多々あります。
上記のような再配達は、日常業務に支障がでるくらい深刻な問題です。
本来であれば宅配ボックスがもっと普及してくれれば良いのですが、思ったより普及していないというのが現実です。


今後の予定

現時点では、あくまで来春開始予定です。
盗難などのリスクや料金設定については、今後詳細に検証をしてサービス内容を決定するとの事です。
来春から全ての荷物を全部行うわけではなく、荷送人と受取人が同意した場合や、特定の事業者のみサービスを始める方向で調整しているという事です。


参考動画



送料問題と盗難リスク

「置き配」が実現すれば一定のコスト軽減にはなると思いますが、その反面「送料問題」と「盗難リスク」がでてきますし、ゆうパックは受け渡し時に授受印が必要ですが、そういうシステム的な問題も発生すると思います。

送料やシステムの問題は日本郵便でないと解決できませんが、盗難リスクについては盗難保険などの新サービスも提供されてますので詳しく解説します。


送料の問題

置き配サービスが開始されると、通常配達時と置き配時では送料が異なると思います。
通常配達時と置き配時の送料が同じであれば、盗難のリスクがある置き配を利用する購入者は少ないと思いますし、販売者側もわざわざリスクの高い発送方法は利用しないと思いますので、普及させるためにも送料面で差がでてくると思います。


上記にも記載しておりますが、置き配サービスは「荷送人と受取人が同意した場合・特定の事業者のみ」の利用となりますので、送料次第では一気に認知・普及する可能性ありますし、逆に中途半端な企画倒れという結果になる事も十分考えられます。

戸建住宅に設置した宅配ボックスへ書留郵便物等を配達するサービスみたいに、事前に申請式にしQRコードを発行するという方法も考えられますが、そこまでして置き配サービス利用する人って稀だと思います。


盗難リスク

置き配で一番問題なのは、「盗難リスク」だと思います。
現時点で、日本郵便は「検証する」という事ですが、物流系ベンチャーYper(イーパー)は先日、同社の置き配バッグOKKIPA向けの盗難保険を東京海上日動と共同開発したと発表がされました。

日本郵便が今度どのようにサービスを展開していくかわかりませんが、日本郵便が荷物の盗難補償をしない限り、盗難も自己責任となりますので、上記のようなサービスも普及していくと思います。


追記:OKIPPA販売開始

保険付き宅配ボックス「OKIPPA」が楽天のみで販売開始されました。(2018/9/15追記)
OKIPPAは、アプリ連動型で荷物がバッグに預け入れされた時点から一定時間(24時間を予定)を対象に、受け取った荷物に盗難保険が付いた宅配バッグになります。

OKKIPAは設置が簡単でコンパクト、アプリとの連動で配達完了も確認できます。
以下に動画がありますので、参考にしてください。


参考



宅配ボックスで受け取るれるもの

宅配ボックスでも全ての商品が受け取れるわけではありませんので、置き配に関しても全てが対象というわけではないと思います。
当然、荷送人と受取人の同意が必要となりますが、双方の同意がなくても規定の条件を満たせば以下は宅配ボックスに配達されます。
書留の場合、事前に申請が必要です。

・書留郵便物
・ゆうパック
・レターパックプラス
・レターパックライト(※)
・ゆうメール(※)
・ゆうパケット(※)
・定形外郵便物(※)等

(※ 郵便受箱に入らないものに限ります。)

置き配について、たぶん配達されるのは上記だと思いますし、新特急郵便、現金を内容とする書留、配達証明、特別送達、本人限定受取、保冷、生ものを内容とする郵便物等、料金・運賃または手数料の支払を要する郵便物等、受取通知または保険付とする国際郵便物、税付郵便物は置き配でも宅配ボックスでも配達されません。

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