発送トラブル防止について
解説しています。
葉書野 ウラ
目次
サイズオーバーを確実に防ぐ方法
メルカリやラクマなどのフリマアプリの普及により、以前に比べたらゆうパケットやクリックポストの取扱個数が爆発的に増加し、それに伴ってサイズオーバーによる差出人返還や発送トラブルもかなり増えております。
特に発送トラブルの中でも「厚さ制限を超過」してるケースが圧倒的に多く、ネットにも「少しの厚さオーバーならポスト投かんで問題なし!」という間違った情報を紹介してるサイトも多々あります。
稀に超過してても配達される事もあると思いますが、消印や追跡入力を行う際に厚みのある郵便物は厚さ測定定規で測定しますので、「少しの厚さオーバーならポスト投かんで問題なし!」という情報は間違ってますので、妄信しないようにしてください。
参考
ポスト投かんの都市伝説については、下記の記事を参考にしてください。
サイズや重量が超過したら「ポスト投函すれば大丈夫」という都市伝説を解説
今回は、発送トラブルの中でも圧倒的に一番多い「厚さ制限の超過による差出人返還」を、「3秒の手間」と「100円アイテム」で防止する方法を元郵便局員が解説します。
差出人返還によるデメリット
「厚さ制限の超過による差出人返還」は、100%荷送人のケアレスミスです。
発送トラブルが起きると、以下のようなデメリットが発生します。
▼ 無駄な手間と時間の浪費
差出人返還となれば、スムーズに発送した時に比べたら2~3日くらいは到着が遅くなります。
他にも購入者に事情説明する手間、再梱包する手間、メルカリだと発送方法を変更したり、事務局の指示待ちの時間も発生します。
場合によってはキャンセルになる可能性もありますし、無駄に手間と時間を浪費する事になります。
▼ 送料により売上減
再発送や発送方法の変更により、売上額より送料のほうが高額になってしまい、結果的に赤字になる事もあります。
▼ 評価に影響する
発送トラブルは、購入者に良い印象を与えませんので、結果的に評価が悪くなる可能性があります。
フリマアプリもオークションも「評価」がもつ影響は大きく、評価内容次第では売上にも影響が出ると言えます。
3秒の手間を惜しまない
測定方法にも色々あると思いますが、以下のように視力検査みたいな事をせずにきちんと厚さ測定定規で測定しましょう!
発送トラブルの原因は、発送前の手間(厚さ測定)を惜しんだ結果です。
厚さを測定するのに時間がかかりませんし、たった3秒程度あれば防げるトラブルです。
厚さ測定定規が普及しない原因
以前比べたら厚さ測定定規もかなり普及していますが、まだまだきちんと利用されている方は少ないと思いますので、利用する人が少ない原因を個人的に考えてみました。
- たまにしか使わないから買ってももったいない
- 自作するもの面倒くさい
- ものさしで測ってるので問題ない
ネットではダンボールで厚さ測定定規を作る方法なども紹介されてますが、なかなか実用的なレベルで使える厚さ測定定規の作成は難しいですし、買うのも作るのも面倒なので上記のような視力検査的な測定方法をされる方が多く、結果的に発送トラブルの増加につながっているのではないかと思います。
そこで全ての悩みを一発で解決できる厚さ測定定規を紹介します。
本格的なアクリル製の厚さ測定定規
本格的なアクリル製の厚さ測定定規が欲しい場合は、以下を参考にしてください。
簡易的な厚さ測定定規であれば、ダイソーやセリアなどの100均でも販売されています。
たまにしか厚さ測定定規を使わないのであれば、100均ので十分だといえます。
まとめ
最近、本当にゆうパケットやクリックポスト、定形外の厚さ制限オーバーによる返還が多発しております。
稀にオーバーしてても配達される事もありますが、色々とサービス内容が変更されていますので、今後はさらに厳しくなると思います。
どんなに素敵な商品でも、どんなに早く発送しても、どんなに丁寧な対応をしても、差出人返還されてしまえば無駄な時間と手間がかかりますので、事前にたった3秒の手間と100円アイテムで解決する事を強くオススメします。
トラブルの内容次第では、悪い評価になる可能性もありますし、評価の内容次第では売上にも影響がでます。