荷物を早く届けるには品名が大事!元郵便局員が教える「正しい品名の書き方」

この記事では
品名の正しい書き方について
解説しています。
葉書野 ウラ
元郵便局員が正しい品名の書き方と、品名の重要性について解説しています。
品名はサービスレベルにも影響しますので、品名を正しく書けば確実に早く荷物を届けることができます。

品名確認の義務

郵便局から郵便や荷物を発送する際、郵便局員が毎回しつこく中身を確認するのは、航空搭載禁止品や引受禁止品が中に入っていないかの確認は当然ですが、本当は下記の郵便法で定められているからです。

(引受けの際の説明及び開示)
第31条 会社は、郵便物の引受けの際、郵便物の内容である物の種類及び性質につき、差出人に説明を求めることができる。
2 前項の場合において、郵便物が差出人の説明と異なりこの法律若しくはこの法律に基づく総務省令の規定又は郵便約款に違反して差し出された疑いがあるときは、会社は、差出人にその開示を求めることができる。
3 差出人が第1項の説明又は前項の開示を拒んだときは、会社は、その郵便物の引受けをしないことができる。

補足
内容品を確認される事が面倒だと感じる人も多いかもしませんが、法律で決まっている事なので仕方ないです。
「正しい品名」を記載しておけば、局員からしつこく内容品を確認される事も減ります。


正しい品名の書き方

下記の品目は、正しくない品名の書き方になります。
下記に該当する品名の場合、間違いなくサービスレベルに悪影響があります。

「 」(無記入)
「雑貨・小物」
「お土産」
「書類」
「おもちゃ」
「おもちゃ(電池なし)」
「プラモデル」
「プラレール」
「化粧品」
「パソコン」
「アイドル」
「酒」
「洗剤」
「〇〇類・〇〇等」


品名無記載

郵便局の窓口や集荷で発送し、引き受けた荷物の品名が無記載の場合、状況や局によっては始末書レベルです。
コンビニや取扱店から発送された荷物に無記載が多く、郵便局からお客様に電話で内容品の確認をさせていただく事があります。


雑貨・小物・お土産

雑貨、小物、日用品って便利な言葉なので、ついつい品名として記載してしまいがちになりますが、雑貨、小物、日用品は品名にはなりません。
雑貨でも日用品でも、具体的に内容品を記載する必要があります。

お土産も旅行先から荷物を発送する際に記載されている事が多いですが、「お土産」も品名ではありません。
商品名をそのまま記載されている事も多々ありますが、商品名=品名ではありません。
食べ物の場合「食品」と記載すれば大丈夫です。


書類

稀に「手紙」と記載されている場合がありますが、ゆうパックでは信書に該当する書類は送る事ができません。
品名が書類でも問題ありませんが、局によっては「信書に該当する書類ではありませんか?」と確認されることもありますのでご注意ください。

参考

信書については、下記の記事を参考にしてください。
信書の定義


おもちゃ

「おもちゃ」というのは、品名ではありません。
電池は送れないという間違った情報を信じて「おもちゃ(電池なし)」という品名も凄く多いですが、航空輸送できない電池は一部だけです。

プラレール、レゴ、ガンプラなどは、商品名であって品名ではありません。
ガンプラの場合、「プラモデル 接着剤なし」が正しい品名になります。

参考

電池については、下記の記事を参考にしてください。
元郵便局員が教える!航空輸送できる電池とできない電池を種類別に解説 リチウム電池の航空輸送ガイド(内国・国際)


化粧品

「化粧品」というのは、品名ではありません。
化粧品の中にはアルコール(引火性液体)が含まれている可能性があったり、スプレータイプの場合は高圧ガスが含まれている事もありますので、危険物質の有無に関する記載が必要となります。

アルコールが含まれていない場合、「化粧水 ノンアルコール」と記載すれば大丈夫です。
化粧品の場合、メーカー名や商品名を品名として記載されている事が多いですが、メーカー名・商品名=品名ではありませんのでご注意ください。

参考

化粧品類の引受禁止品・航空輸送禁止品については、下記の記事を参考にしてください。
元郵便局員が教える!化粧品類の正しい品名の書き方と引受・空輸禁止物一覧


アイドル

こういう品名は、ゆうゆうメルカリ便の伝票に多いです。
カテゴリー名がそのまま品名になってる事が原因ですので、QRコードを作成するときに正しい品名に書き換えてください。


お酒はアルコールを含みますので、内容品によってはアルコール度数や内容量を記載する必要があります。
お酒については、下記の記事を参考にしてください。
元郵便局員教える!お酒を最速で届けるための発送方法と注意点 酒類の引受可否・航空搭載可否一覧と発送時の注意点 郵便・ゆうパックで発送できるお酒の種類とアルコール度数一覧


洗剤

洗剤も業務用などは、引受が出来ない物があります。
洗剤の場合「アタック」や「ボールド」みたいに商品名の記載が多いですが、「家庭用洗剤」が正しい書き方です。


〇〇類・〇〇等

「食品類」や「衣類等」という感じで、「類」や「等」が品名欄に多く記載されてます。
「〇〇類・〇〇等」というか書き方は便利ですが、「類」や「等」が削除されていないと振替輸送の対象となります。


品名とサービスレベル


品名を確認するには、大きくわけて下記の2つの理由があります。
  • 郵便法により定められているため
  • 引受の可否の判断と航空輸送の可否の判断を行うため
 
荷物を発送し、宛先に届けるまでをサービスレベルと言いますが、これは発送地域ごとに細かく定められています。
そのサービスレベルを一定に保つために品名を確認する必要があるという事になります。

例えばゆうパックを東京から福岡に送る場合。
通常、東京で午前中に荷物を発送すれば翌日の夜間には福岡県の相手先に配達されます。
東京から福岡の場合は基本的に空輸となりますので、品名から航空輸送が出来ないと判断されれば翌日の夜間には配達できませんので、通常のサービスレベルが保てないという事になります。

郵便局内の話になりますが、上記のように本来空輸で輸送する地域の場合、事前に品名から航空輸送が出来ないと判断し、お客様に説明した上で陸送にする分は全く問題ありませんが、品名の見落としや確認不足で振替輸送となった場合、局によっては始末書レベルです。
以前は「〇〇局で〇月は振替輸送が〇件」という風に、ポータルに掲載されるくらいの事案です。

郵便局もヤマト運輸も佐川急便も、陸送は自社便で輸送してますが空輸だけはどの業者も航空会社を利用してます。
そのために航空会社の規定を守らないと、今後空輸による輸送が出来なくなる可能性があるので、どの業者も厳しくチェックをする必要性があるという事です。

空輸が全面的にできなくなれば、結果的に利用者であるお客様が一番困ると思いますので、自分には関係ないという考えではなく、できるだけ品名は偽りなくきちんと内容品が分かるように記載してください。


ゆうゆうメルカリ便の注意点

ゆうゆうメルカリ便で荷物を発送する場合、QRコードを作成する際に下記の画面が表示されると思います。
 

 
品名欄にご注目ください!
さすがに誰が見ても「K-POP/アジア」では、その荷物の内容品を正確に判断する事が出来ないと思います。

メルカリに限らずフリマ・オークション全般で、カテゴリー名が品名になってるいる荷物が多いです。
品名は書き換えが出来ますので、QRコードを作成する際にきちんと書き換えてください。

参考

品名の書き換え方がわからい場合は、下記の記事を参考にしてください。
ゆうゆうメルカリ便を最速で届けてもらうために絶対やるべき2つのポイント


追記:内容品の告知義務

内容品の告知義務については、以下の記事を参考にしてください。(2020年10月16日)
荷物を送る際に行う荷送人による危険物の通知義務について