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リチウム電池の航空輸送ガイド(内国・国際)

リチウム電池の航空輸送(内国・国際)の判断基準、航空輸送する際の注意点、梱包方法などを元郵便局員がわかりやすく解説します。

リチウム電池の種類

リチウム電池は、大きく分類すると「リチウムイオン電池」と「リチウム金属電池」の2種類になります。


リチウムイオン電池

  • 一般的に充電可能(二次電池)。
  • 電池の表面に「リチウムイオン電池」「リチウムポリマー電池」「リチウム二次電池」「Li-ion」「Li-Po」などの表記があります。
  • ボタン型やコイン型の場合、型番のアルファベットが「VL」「ML」「TC」「CLB」「MS」「MT」「UT」ではじまります。
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リチウム金属電池

  • 一般的に充電不可能(一次電池)。
  • 電池の表面に「リチウム金属電池」「リチウムポリマー電池」「リチウム一次電池」などの表記があります。
  • 円筒形やボタン型やコイン型の場合、型番のアルファベットが「CR」「BR」「FR」ではじまります。
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単電池と組電池の違い

単電池とは、円筒形・ボタン・コイン形のように、正極(+)と負極(-)が上下(表裏)別々の位置にあります。
組電池とは、同じ種類の単電池を複数個パックしたもので、一般的な携帯電話やパソコンのバッテリーのように、正極(+)と負極(-)が上下(表裏)同一面の位置にあります。
 

補足
リチウム電池の種別が不明な場合、上記を参考にして判別してください。
電池の種類も大事ですが、単電池か組電池かでも条件が異なりますので、判別の参考にしてください。


航空輸送できるサービスと条件

リチウム電池でも規定の条件(種類、輸送形態、ワット数とリチウム含有量)を満たせば航空輸送可能ですが、内国は「ゆうパック」のみ、国際は「国際郵便物」「UGX(ゆうグローバル)エクスプレス」のみとなり、内国郵便物やゆうメールなどでの航空輸送はできません。


輸送形態

リチウム電池のみを輸送する場合
リチウム電池のみの航空輸送はできません。
小さいボタン形やコイル形だとしても、リチウム電池なので航空輸送はできませんのでご注意ください。

商品とリチウム電池を同梱して輸送する場合
・荷物の重量が5kg以内
・電池の個数が2個まで

商品にリチウム電池を内蔵して輸送する場合
・荷物の重量が5kg以内


種別の輸送条件表


 

注意
ゆうパックとUGX(ゆうグローバル)エクスプレスで航空輸送を行い場合、必ず外装に「リチウム電池マーク」を表示してください。


梱包などの注意点

  • 輸送中に、通常の積み込みや衝撃に耐えられるような強度を持った梱包を行う必要があります。
  • 輸送中の振動、温度、湿度、気圧の変化によるリチウム電池の損失を防止できていて、密閉可能な梱包を行う必要があります。
  • リチウム電池を含む荷物の外装容器は、1.2 メートルの落下試験をいかなる姿勢で行っても「内容品(単電池又は組電池)の破損」「電池同士が接触または内容品の移動」「電池の内容物放出」が起こらない梱包を行う必要があります。
  • 内容品が移動しないように、隙間を埋める等して確実に固定する梱包を行う必要があります。


リチウム電池マーク


 
注意
以前使われていた「リチウム電池取扱ラベル」は、2018年12月31日までしか使用できいません。
必ず2019年1月1日からは、上記のリチウム電池マークを使用してください。


貼付時の注意点


 

注意
ラベルの上に貼付しないように注意してください。


まとめ

リチウム電池は、航空危険物であって引受禁止というわけではありませんので、航空輸送しなくても国内であれば陸送で問題なく配達されます。
品名が「スマホ」でも引受は断られませんが、航空輸送エリアであれば確実に陸送になって通常より配達日数がかかるというだけです。

ボタン・コイン形のリチウム電池を機器に組み込んでいる場合、ゆうパックラベルの品名欄に「腕時計(リチウムボタン電池(又はリチウムコイン電池))」などと記載することにより、航空機に搭載することができます(リチウム電池マークの貼付は不要。)。

国際であれば規定の条件を満たさないと発送できませんので、航空輸送の条件を確認し、きちんと梱包を行った上で手続きを行ってください。
リチウム電池が含まれる荷物は、必ず対面での引き受けとなりますので、窓口への持ち込みか集荷依頼を行う必要があります。

リチウム電池じゃない電池の場合、下記の記事を参考にしてください。
乾電池の航空搭載可否について元郵便局員が解説します