現金書留の封筒サイズ・料金・書き方・送り方を元郵便局員が解説

現金書留用の茶色い封筒(宛名欄と郵便番号枠)

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この記事では
現金書留の正しい送り方や料金について
解説しています。

葉書野 ウラ

実は、現金書留以外の郵便で現金を送付することは法律で禁止されています。紛失時に補償もありますし、のし袋も入るサイズなので、ご祝儀等を送るときに重宝できる現金書留ですが、今回は絶対に絶対失敗しない送り方を、元郵便局員が分かりやすく解説します。

現金書留の封筒サイズ一覧(2種類)

現金書留の専用封筒には普通サイズ(定形)大きめサイズ(定形外)の2種類があります。どちらも郵便局の窓口で1枚21円で購入できます。コンビニや100円ショップでは販売していません。

種類外寸(縦×横)郵便区分価格特徴
普通サイズ約197mm×119mm定形郵便21円一般的なのし袋・祝儀袋が入る
大きめサイズ約215mm×142mm定形外郵便21円大きめのし袋・A4三つ折りがギリギリ入る

のし袋・祝儀袋を入れる場合の目安:水引が印刷されたタイプは普通サイズでほぼ入ります。豪華な水引付き(立体的なもの)や大きめの祝儀袋は大きめサイズを選んでください。A4用紙の三つ折りは普通サイズには入りません。

現金書留の料金早見表(2024年10月改定版)

現金書留の料金は「郵便物の基本料金+加算料金(損害要償額に応じる)」で構成されます。

送る金額(損害要償額)加算料金普通サイズ合計大きめサイズ合計
1万円まで480円590円(封筒代別)620円(封筒代別)
1万5千円まで491円601円631円
2万円まで502円612円642円
5万円まで568円678円708円
10万円まで678円788円818円
50万円まで1,558円1,668円1,698円

※封筒代21円は別途。定形は50g以内110円、定形外(規格内)は50g以内140円が基本料金です。1万円を超える場合は5,000円ごとに11円加算されます。

現金書留とは?

現金書留とは、現金を直接送ることの出来る郵便で、主にご祝儀などに活用されています。
現金を郵送する場合は、下記のように「必ず書留の郵便物としなければならない」と郵便法で定められています。

第十七条(現金及び貴重品の差出し方) 現金又は郵便約款の定める貴金属、宝石その他の貴重品を郵便物として差し出すときは、書留(第四十五条第四項の規定によるものを除く。)の郵便物としなければならない。

引用:郵便法 | e-Gov法令検索

一般的に現金書留は専用の封筒を使って郵送しなければなりませんが、専用の封筒に入らない場合に限り、定形外の現金書留して郵送することも可能です。

例えば、のし袋など専用の封筒に入るものは、必ず専用の封筒を使用してください。
専用の封筒を購入するのが面倒だからと、茶封筒に入れて手続きしても、現金書留として郵送する事はできません。

注意
現金書留以外で現金を送付することは法律違反であるだけでなく、紛失した場合も補償がされませんのでご注意ください。

現金書留における封筒の種類

現金書留の封筒には、下記の2種類があります。
大きめサイズは定形外となり、小さめサイズは定形となります。

現金書留の専用封筒の表面(左が大きめサイズ・右が普通サイズ)
現金書留の専用封筒の裏面(封の仕方と使用上のご注意)

 

現金書留の袋を購入できる場所

郵便局の「ゆうゆう窓口」か「郵便窓口」で購入する事が可能で、コンビニなどでは購入できません。
ヤフオク・フリル・メルカリでも安く出品されている場合もありますので、使用前に探してみるのもよいかと思います。

 

現金書留の料金

現金書留用の封筒は、2種類とも21円で購入できます。
現金書留の送料は、以下の通りです。

現金書留の送料

  • +480円(基本料金に加算)
    (損害要償額1万円まで)
    さらに5,000円ごとに+11円(上限50万円)

郵便物のサイズ、重量、内容金額によって送料が異なります。

 

絶対にやってはいけないこと

現金書留は、ポスト投かん不可、コンビニからの手続きも不可です。
料金分の切手を貼付しても、必ず「ゆうゆう窓口」か「郵便窓口」からの手続きを行ってください。

現金書留の封筒に印刷された使用上のご注意(必ず郵便局の窓口に差し出す旨などの説明)

 

現金書留の送り方・出し方【手順を元郵便局員が解説】

現金書留の送り方は、専用封筒を郵便局で買う → あて先を書く → 現金を入れて封をする → 割り印か署名をする → 郵便窓口で差し出すという5ステップです。ポストへの投函・コンビニからの差し出しはできません日本郵便の公式ページでも、郵便局の「郵便窓口」または「ゆうゆう窓口」での差し出しが案内されています。料金(基本料金+損害要償額に応じた加算料金)は、この記事上部の料金早見表のとおりです(2026年7月時点で公式と一致を確認)。

STEP.1
あて先の記入
封筒に「受取人」と「差出人」の情報を記載してください。
きちんと電話番号の記載もお願いします。
現金書留の封筒にあて先(受取人・差出人)を記入した例
STEP.2
現金を入れる
あて先などを記入したら、お金を入れてください。
先にお金を入れて記入してしまうと、筆圧でお札に跡が残ったりしますのでご注意ください。
STEP.3
封入する
現金書留の封筒の場合、封筒の裏に封の仕方が書いてあります。
手順通りにきっちと封をしてください。
現金書留の封筒の封の仕方の説明図
STEP.4
割印か署名をする
封をしたら、封じ目の印に割印か署名を行ってください。封かんの数は封筒の仕様によって異なり、新仕様(2021年5月以降)は2か所、旧仕様(二重タイプ)は3か所です。
現金書留の封筒で割印または署名をする3ヵ所の位置
STEP.5
郵便局にて送付手続き
郵便局の「ゆうゆう窓口」か「郵便窓口」にて送付手続きを行ってください。
その際に必ず「内容金額」を聞かれますので、きちんと把握しておくようにしてください。
内容金額により送料や損害の適応範囲が異なります。
手続き後に「お問い合わせ番号(追跡番号)」の控えを貰えば、現金書留の送付手続きは完了となります。

現金書留の割り印(封かん)の押し方・シャチハタや署名でも大丈夫?

現金書留は、封をしたあとに封じ目へ割り印(わりいん)または署名をします。専用封筒の裏面には「割り印又は署名」と印刷された枠があり、そこに押す(または書く)のが正しい手順です。

割り印とは、封じ目をまたぐように印を押すことで、「差し出してから届くまで一度も開封されていない」ことを示すための印です。窓口では、この押印・署名がないと差し出しの手続きを進められません。

葉書野 ウラ

窓口での実務経験から言うと、割り印の押し忘れ・押す位置のズレは、現金書留でいちばん多いやり直しポイントでした。封をしたらその場で押してしまうのが確実です。

割り印を押す位置と数(新仕様は2か所・旧仕様は3か所)

押す場所は、封筒裏面の封じ目にある指定枠(●印などの目印)です。枠をまたぐように押してください。数は封筒の仕様によって異なります。

  • 新仕様の封筒(2021年5月以降・一重タイプ/茶色):封かんは2か所
  • 旧仕様の封筒(二重タイプ):封かんは3か所

どちらの封筒も、枠が印刷されているので数える必要はありません。印刷された枠すべてに押す(または署名する)と覚えておけば間違いありません。

補足
現金書留用封筒は2021年5月に二重→一重へ仕様変更され、封かん箇所も3か所から2か所になりました。日本郵便の公式告知(現金書留用封筒の仕様変更について)でも案内されています。変更点の詳細は現金書留用封筒の仕様変更についてをご覧ください。

割り印はシャチハタでもいい?署名でもいい?

まず公式のルールとして、専用封筒には「割り印又は署名」と印刷されており、どちらか一方があれば手続きできます。そのうえで、元郵便局員の実務経験では、割り印はシャチハタ(インク浸透印)でも問題なく差し出せました。シャチハタで良いかどうかは封筒にも公式ルールにも明記がないため、ここは公式の定めではなく窓口での実務上の扱いとしてお伝えします。

  • 認印・シャチハタ:実務では受け付けていました。実印である必要はありません。
  • 署名(手書きのサイン):印鑑が手元にないときはこれでOK。封じ目をまたいで書きます。

葉書野 ウラ

局員時代、割り印にシャチハタを使う方は多く、それで断ったことはありません。印鑑を忘れても、その場で署名すれば大丈夫です。大切なのは「封じ目をまたいで、印刷された枠すべてに」押す(書く)ことです。
補足
頻繁に現金書留を出す方は、封じ目の枠にちょうど収まる専用スタンプがあると便利です。
シャチハタ 現金書留スタンプ タテ型

 

複写式の現金書留の封筒

複写式タイプの旧型の現金書留用封筒

上記は少し古いタイプの現金書留用の封筒で、複写式タイプでした。
現在でも問題なく使用できますので、使用の際は複写式の部分を先に全て剥がしてご使用ください。

 

現金書留のよくある質問と回答

葉書野 ウラ

「現金書留」に関するよくある質問と回答です。

現金書留の封筒は、コンビニでも買えますか?

郵便局でしか購入できません。


商品券は現金書留で郵送する必要がありますか?

商品券は現金に該当しませんので、現金書留で郵送する必要はありませんが、一般書留または簡易書留で送ることが可能です。ただし、現金と同封であれば現金書留として送付することは可能です。その際の賠償額は現金の額と商品券または、プリペイドカードとカード等の額面を合わせた金額となります。
ゆうパックのセキュリティサービスなどで発送されるケースが多いと思います。
セキュリティゆうパックについては、下記の記事を参考にしてください。
緑色のセキュリティゆうパック送り状ラベルが重なった様子 絶対に失敗しない!セキュリティゆうパックの送り状伝票ラベルの書き方と注意点


商品券と現金を同封できますか?
同梱した場合、内容金額は現金の金額と記載したらいいですか?

現金書留として同封は可能です。
内容金額は、現金+商品券を合わせた金額となります。


古銭や海外のコインも現金書留で送付する必要がありますか?

古銭や外国通貨は現金には該当しないため、現金書留で郵送する必要はありませんが、記念コインは現金に該当しますので、現金書留での郵送となります。


普通郵便で現金を送った場合はどうなりますか?

近年、郵便物(レターパック等)で現金を送る詐欺が問題となり、以前に比べたらチェックがかなり厳しくなっております。
疑わしい場合は、差出人への確認やX線検査で内容物を確認を行い、立ち合いの元で開封する事が多いです。
状況により警察に相談するという事になります。


現金書留の郵便局留めは利用できますか?

問題なく利用は可能です。
郵便局留については、下記の記事を参考にしてください。
「郵便物受取窓口」と表示された郵便局のカウンター 郵便局留めとは?書き方・受け取り方・保管期間を元郵便局員が解説

現金書留の割り印はシャチハタでも大丈夫ですか?

はい、シャチハタ(インク浸透印)でも差し出せます。実務でも問題なく受け付けていました。実印である必要はなく、認印で構いません。印鑑が手元になければ署名(サイン)でも代用できます

 

割り印と署名は、どちらでもいいですか?

どちらか一方があれば大丈夫です。専用封筒には「割り印又は署名」と印刷されており、封じ目をまたいで押印するか、署名すれば手続きできます。

 

割り印は何か所に押しますか?

封筒裏面に印刷された封じ目の枠すべてに押します。数は封筒の仕様によって異なり、新仕様(2021年5月以降)は2か所、旧仕様は3か所です。枠が印刷されているので数える必要はありません。

 

現金書留はポストに出せますか?

出せません。ポスト投函・コンビニからの差し出しは不可で、必ず郵便局の「郵便窓口」または「ゆうゆう窓口」で手続きします。料金分の切手を貼っても、窓口を通さない差し出しはできません。

 

追記:現金書留用封筒の実寸

  • 現金書留用封筒の実寸を計測しました。(2019/1/20)

現金書留用封筒の実寸を計測した写真

 

追記:現金書留用封筒の仕様変更

  • 現金書留用封筒の仕様変更点をまとめてみました。(2021/5/21)
現金書留用の封筒と一万円札3枚 現金書留用封筒の仕様変更について

 

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