簡易書留とは?料金・出し方・封筒の書き方【2026年最新版】

赤い「簡易書留」の表示印が押された封筒

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この記事では
簡易書留の料金・出し方・受け取り方・追跡方法について、元郵便局員がわかりやすく解説しています。
先に結論(簡易書留とは・料金)
簡易書留とは、引受と配達を記録し、万一の郵便事故のとき上限5万円まで実損額が補償される書留サービスです。料金は基本の郵便料金+350円(定形郵便なら460円〜/2024年10月の料金改定後も加算額350円は据え置き・2026年7月時点)。差し出しは郵便局の窓口のみで、ポスト投かん・コンビニからは送れません。配達は手渡しで、家族など同居の方が代わりに受け取れます。

葉書野 ウラ

元郵便局員として窓口で数えきれないほど簡易書留をお預かりしましたが、迷われる方のほとんどは「一般書留との違い」と「窓口でなんと言えばいいか」の2点でした。この記事を読めば、料金・出し方・受け取り方まで一通り解決します。

簡易書留とは?

簡易書留とは、郵便物の引受(差し出し)と配達を記録し、万が一、郵便事故(紛失・破損など)が起きた場合に原則5万円までの実損額が賠償される書留サービスです。普通郵便に「記録」と「補償」を付けるオプション、とイメージすると分かりやすいです。

書留には 簡易書留・一般書留・現金書留 の3種類があり、補償額・記録内容・料金が異なります(日本郵便の書留のご案内)。履歴書・合格通知・マイナンバー関連・住民票など「相手に確実に届いたか記録を残したい書類」には、いちばん手頃な簡易書留がよく使われます。

簡易書留で送れるもの

  • 定形郵便・定形外郵便
  • はがき・ミニレター(郵便書簡)
  • ゆうメール
  • 第三種郵便・第四種郵便・心身障がい者用ゆうメール

現金は簡易書留では送れません。現金を送るときは現金書留を使います。

併用できるオプション

  • 速達(+300円/250gまで・2026年7月時点)
  • 配達日指定
  • 代金引換(引換金額30万円以下)

簡易書留の料金一覧【2026年最新】

簡易書留の料金は「基本の郵便料金+350円」です。2024年10月の郵便料金改定後も、簡易書留の加算料金350円は据え置きです(日本郵便のオプションサービスの料金)。

基本料金と合わせた、主なサービスの合計料金は次のとおりです。

サービス重量基本料金簡易書留の合計
はがき(通常)85円435円
定形郵便50gまで110円460円
定形外(規格内)50gまで140円490円
定形外(規格内)100gまで180円530円
定形外(規格内)150gまで270円620円
定形外(規格内)250gまで320円670円
定形外(規格内)500gまで510円860円
定形外(規格内)1kgまで750円1,100円
ゆうメール150gまで190円540円
ゆうメール250gまで230円580円
ゆうメール500gまで320円670円
ゆうメール1kgまで380円730円

※料金は2026年7月時点です(基本料金は手紙・はがきの料金表、ゆうメールはゆうメールの料金より)。

補足
手元に切手がある場合は、切手を貼って不足分だけを窓口で現金精算することもできます。速達を付けるとさらに+300円(250gまで)です。

一般書留・現金書留・特定記録との違い

「どれを選べばいいか分からない」という方向けに、記録つきで送る4つのサービスを一覧にしました。加算料金がいちばん安く、5万円まで補償されるのが簡易書留です。

項目簡易書留一般書留現金書留特定記録
加算料金+350円+480円+480円+210円
補償(損害要償額)上限5万円上限10万円(最高500万円まで増額可)上限1万円(最高50万円まで増額可)なし
記録される範囲引受・配達引受〜配達の全経路引受〜配達の全経路引受のみ(追跡では配達完了まで確認可)
配達方法対面(手渡し)対面(手渡し)対面(手渡し)郵便受けへ投かん
差し出し窓口のみ窓口のみ窓口のみ(専用封筒)窓口のみ
現金の送付不可不可不可

※加算料金・要償額は郵便物の場合(2026年7月時点)。損害要償額の増額料金は、一般書留が5万円ごとに+23円、現金書留が5,000円ごとに+11円です(日本郵便のオプションサービスの料金)。

葉書野 ウラ

窓口の実務でお伝えしていた選び方はシンプルです。「届いた記録が残ればよい書類」なら簡易書留で十分。内容証明・配達証明を付けたい、5万円を超える品物を補償したい、というときだけ一般書留を選んでください。現金は必ず現金書留です。

簡易書留の出し方

簡易書留は郵便局の窓口からのみ差し出せます。ポスト投かん・コンビニからは送れません。手順はとても簡単です。

  1. 送りたい郵便物(封筒・はがき)に、いつもどおり宛先と差出人を書く
  2. 最寄りの郵便局の窓口へ持って行き、「簡易書留でお願いします」と伝える
  3. 窓口で重さを量り、案内された料金を支払う
  4. 受領証(控え)を必ず受け取り、保管する

お客さま

簡易書留でお願いします。

郵便局員

かしこまりました。重さを量りますね。〇〇〇円になります。

支払いは現金・クレジットカード・交通系IC・PayPayなどのスマホ決済が使えます(取扱いは局により異なります)。受領証にはお問い合わせ番号(追跡番号)が印字されており、配達状況の確認や、万一のときの補償請求に必要です。無くさないよう保管してください。

封筒の書き方

簡易書留に特別な封筒は必要ありません。普通の封筒に通常どおり宛先・差出人を書くだけです。封筒の表面に赤字で「簡易書留」と書く必要もありません。「簡易書留」の表示は窓口でスタンプを押して処理してくれます。

差出票の記入

窓口では、郵便局備え付けの「書留・特定記録郵便物等差出票」に記入して差し出すのが公式の手順です。記入するのは差出人と受取人の氏名・住所のみで、書き方は窓口の局員が案内してくれます。

書留・特定記録郵便物等差出票

簡易書留の受け取り方

簡易書留は対面での手渡し配達です。普通郵便のように郵便受けへ投かんされることはありません。受け取るときはサイン(署名)または押印をします。

本人でなくても受け取れる(家族・同僚でOK)

簡易書留は「本人限定受取」ではないため、同居のご家族や職場の同僚など、その住所の受取人であれば代わりに受け取れます。自宅での受け取りでは身分証の提示は求められないのが通常です。

注意
差出人が「本人限定受取」を付けている郵便物は、名あて本人しか受け取れず、受け取り時に本人確認書類が必要です。これは簡易書留とは別のオプションです。届いた不在票や封筒の表示で「本人限定受取」となっていないか確認してください。

不在で受け取れなかったとき

配達時に不在だった場合は不在票(ご不在連絡票)が郵便受けに入ります。そこから、

  • 再配達を依頼する(Web・電話・アプリ・不在票のQRコードから/日時指定可)
  • 配達を担当する郵便局の窓口で受け取る

のどちらかで受け取れます。窓口で受け取るときは、不在票と、運転免許証などの本人確認書類を持って行きます(日本郵便の窓口受取に必要なもの)。

保管期間は7日間

受け取れなかった簡易書留の郵便局での保管期間は7日間です(日本郵便の保管期間のご案内)。実務では、配達を試みた日の翌日から数えます。期間内に受け取りや再配達の依頼がないと差出人へ返還されるため、不在票を見つけたら早めに再配達を依頼するのが安心です。

葉書野 ウラ

窓口勤務のころ、いちばん多かった行き違いが「本人あてだから家族が受け取っていいのか不安で、そのまま保管期間を過ぎて差出人に戻ってしまう」ケースです。簡易書留は本人限定ではないので、同居のご家族が受け取って大丈夫です。迷ったら不在票の番号で郵便局に一本電話すれば確実です。

簡易書留は何日で届く?

簡易書留は普通郵便より早く届くことが多いです。2021年10月から普通扱いの手紙・はがきは土曜日配達の休止とお届け日数の繰り下げが行われましたが、簡易書留はこの繰り下げの対象外です(日本郵便のお届け日数変更のご案内)。

  • 土曜日・日曜日・休日も配達されます(普通郵便と違い休日配達あり)
  • お届け日数の繰り下げ対象外のため、普通郵便より1日程度早く届くことが多い

さらに早く届けたいときは「簡易書留+速達」で差し出してください。差し出しからの目安日数は、日本郵便のお届け日数を調べるで確認できます。

簡易書留の追跡方法

受領証(控え)に印字されたお問い合わせ番号を、日本郵便の郵便追跡サービスに入力すると、配達状況を確認できます。

簡易書留で確認できるのは「引受(差し出し)」と「配達完了」の2点です。一般書留と違い、途中の中継局の通過記録は表示されません。「まだ配達中」の状態では引受の記録だけが表示されます。

補足
追跡サービスが付いていない普通郵便を誤って送ってしまった場合の確認方法については、普通郵便は追跡できる?できない理由と追跡する方法を元郵便局員が解説【2026年最新】をご覧ください。

よくある質問

葉書野 ウラ

「簡易書留」に関するよくある質問と回答です。

簡易書留はポスト投かんできますか?

できません。差し出しは必ず郵便局の窓口からです。ポストに入れると受領証(追跡番号)が発行されず、補償も受けられません。

 

コンビニから送れますか?

送れません。簡易書留を差し出せるのは郵便局の窓口のみです。

 

日曜日・祝日も配達されますか?

配達されます。簡易書留を含む書留は土曜日・日曜日・休日も配達されます。日本郵便の公式でも、書留は休日も配達すると案内されています。

 

家族が代わりに受け取れますか?

受け取れます。簡易書留は本人限定受取ではないため、同居のご家族など、その住所の受取人が代理で受け取れます。自宅受け取りでは通常、本人確認書類は不要です。ただし差出人が「本人限定受取」を付けている場合は本人のみ・本人確認書類が必要です。

 

不在だったときの保管期間は何日ですか?

配達を試みた日の翌日から7日間です。この間に受け取りや再配達の依頼がないと差出人へ返還されます。不在票が入っていたら早めに再配達を依頼してください。

 

郵便局留めで送れますか?

送れます。宛名を「〇〇郵便局留め」として簡易書留で差し出せます。受け取りは、その郵便局の窓口で本人確認書類を提示して行います。

 

現金を簡易書留で送れますか?

送れません。現金の郵送は郵便法により現金書留のみに限られています。現金書留専用封筒(1枚21円・2026年7月時点)を購入し、現金書留で差し出してください。

 

切手を貼って窓口に持ち込んでもいいですか?

問題ありません。貼ってある切手分を差し引いた不足分だけを現金などで精算できます。

 

追跡しても「配達完了」が出ません。

簡易書留は引受と配達の2点しか記録しないため、配達前は引受の記録のみが表示されます。数日たっても更新されないときは、受領証のお問い合わせ番号を控えて差し出した郵便局に確認してください。

 

簡易書留のまとめ

  • 料金は「基本の郵便料金+350円」(定形460円〜・2026年7月時点/2024年10月改定後も加算額は据え置き)
  • 差し出しは郵便局の窓口のみ。ポスト・コンビニ不可。「簡易書留でお願いします」と伝えるだけ
  • 補償は上限5万円(実損額)。記録されるのは引受と配達の2点
  • 配達は手渡し。本人限定ではないので家族が代理で受け取れる
  • 不在時は不在票→再配達 or 郵便局窓口で受取。保管は翌日から7日間
  • 受領証は追跡・補償請求に必要。必ず保管する

葉書野 ウラ

簡易書留は、手頃な料金で「確かに届いた記録」を残せる便利なサービスです。窓口で「簡易書留で」と言うだけで大丈夫。受領証だけは無くさないようにしてください。参考になれば幸いです。
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