代金引換郵便ラベル(簡易書留・普通)の書き方と、発送時の注意点を元郵便局員が解説させていただきます。
目次
代金引換郵便ラベル(簡易書留・普通)
配達の際、郵便物・荷物と引き換えに、差出人のご指定の代金を受取人からお預かりし、ゆうちょ銀行を含む日本国内の金融機関の口座に送金するサービスです。
差出し時の注意点
必ず差出人の氏名、住所等を記載し、金融機関情報に間違いがないようにくれぐれもご注意ください。
ゆうちょ銀行口座への送金を指定する場合は、ゆうちょ銀行の口座記号番号を記入します。
ゆうちょ銀行以外の金融機関の口座への送金を指定する場合は、金融機関種別、金融機関コード、金融機関名、支店コード、支店名、口座種別および口座番号を記入します。
原則として、差出時に「差出人の氏名」「住所」が確認できる資料を提示しなければなりませんので、念のために身分証明証を持参してください。
引換金額の上限額は200万円以下となり、引換金額が30万円を超える場合、一般書留とする必要があります。
引換金額が30万円以下の場合は、簡易書留または普通扱いとすることができます。
代金引換郵便ラベル(簡易書留・普通)を利用する場合、ラベル左上にある送付方法と種別を選択する必要があります。(下記参照)
また、引受後も上記に該当すると判断された場合は、引換金を送金できない場合もありますので、あらかじめご了承ください。
受取り時の注意点
代金引換ですので、受取時に代金の支払いが発生します。
代金の支払いできない場合、商品の引き渡しができませんのでご注意ください。
代金引換郵便ラベルの種類
代金引換郵便ラベルは、下記のように「簡易書留・普通」と「書留」の2種類があります。
代金引換郵便ラベルの見分け方
ラベルの左上の部分でも違いは判別できます。
代金引換郵便ラベル(簡易書留・普通)
代金引換郵便ラベル(簡易書留・普通)は、5枚綴りになっています。
(1枚目)
必ず差出人の氏名、住所等を記載し、金融機関情報に間違いがないようにくれぐれもご注意ください。
差出人の控えになります。
(2枚目)
この伝票は郵便局内でOCRの処理を行う際に使うので、お客さまには必要ない部分になります。
(3枚目)
この伝票は、引受日から10年間も保管されています。
(4枚目)
この状態で荷物に貼付されてますので、配達時に5枚目の配達証を引き抜きます。
(5枚目)
配達時に受領印または署名をいただいた上で、配達局にて保管されます。
ラベルの書き方
- お届け先の郵便番号・ご住所・電話番号・氏名
- 差出人の郵便番号・ご住所・電話番号・氏名
- 引換金額(商品代+送料+代金引換料)
- ゆうちょ銀行口座または他金融機関口座情報
- 品名
- 送付方法・種別
引換金額が5万円以上の場合、印紙代が必要となります。
30万円を超える場合には、一般書留とする必要があります。
代金引換の際に必要な料金
基本料金 | 郵便物・荷物(ゆうパック等)の料金 |
加算料金 | 代金引換料260円が一律にかかります。
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送金料金 | 送金方法に応じて送金にかかる料金が必要です。
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印紙代
5万円未満 | 0円 |
5万円以上100万円以下 | 200円 |
100万円以上 | 400円 |
引換金額から、取引に係る消費税額等を差し引いた額が5万円以上の場合、印紙代が必要となります。
印紙代は、送金の際差し引かせていただきます。(印紙代は上記参照)
よくある質問と回答
ラベルはどこにありますか?
郵便局の窓口にて「代金引換郵便ラベル(簡易書留・普通)をください」と伝えてください。
コンビニなどにはありません。
受取拒否された場合どうなりますか?
差出人返還となり、送料と代引き手数料が無駄になります。
代金引換郵便の局留めは可能ですか?
可能です。
代金引換郵便を配達する前に郵便局が電話してくるのはなぜですか?
「注文品であることの確認及び引換金相当の現金の準備」のためです。
急に配達に行っても手持ちがない場合もありますので、電話連絡時に金額を伝えた上での配達となります。
クレジットカードや切手による支払いは可能ですか?
クレジットカードを利用することはできません。
現金のみの取扱になります。
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