特定記録・簡易書留・一般書留の割引制度について解説

大口で大量に特定記録・簡易書留・一般書留を郵送する場合、特定の条件を満たせば割引が適応されますので、適応条件などについて元郵便局員がわかりやすく解説します。

特定記録

単割300

特定記録で単割300が適応されるには、下記の条件を満たす必要があります。
条件を満たせば、1通あたり11円の割引になります。

  • 同一差出人から取り扱いが同一の郵便物またはゆうメール(心身障がい者用ゆうメールを含みます。)を同時に300通(個)以上差し出すこと
  • 料金別納(料金を現金等で支払うものに限ります。)、料金後納、料金計器別納のいずれかで料金を支払うこと
  • バーコードにより郵便物等にお問い合わせ番号(追跡番号)を表示すること
  • 特定記録郵便物等の受領証等を作成すること
 
注意
郵便物とゆうメール(心身障がい者用ゆうメールを含みます。)を合わせて300通(個)以上となる場合は、割引の対象となりません。


一般書留

現金書留は対象外です。

単割300

一般書留で単割300が適応されるには、下記の条件を満たす必要があります。
条件を満たせば、1通あたり11円の割引になります。

  • 同一差出人から取り扱いが同一の郵便物またはゆうメール(心身障がい者用ゆうメールを含みます。)を同時に300通(個)以上差し出すこと
  • 料金別納(料金を現金等で支払うものに限ります。)、料金後納、料金計器別納のいずれかで料金を支払うこと
  • バーコードにより郵便物等にお問い合わせ番号を表示すること
  • 書留郵便物の受領証等を作成すること
  • 速達および返信依頼郵便以外のオプションサービスとしないこと
 
注意
郵便物とゆうメール(心身障がい者用ゆうメールを含みます。)を合わせて300通(個)以上となる場合は、割引の対象となりません。


単割1000

一般書留で単割1000が適応されるには、下記の条件を満たす必要があります。
条件を満たせば、1通あたり21円の割引になります。

  • 同一差出人から、日本郵便が定める郵便局に、定形郵便物、定形外郵便物(規格内)、定形外郵便物(規格外)、通常葉書または往復葉書のいずれかを同時に1000通以上差し出すこと
  • 料金別納(料金を現金等で支払うものに限ります。)、料金後納、料金計器別納のいずれかで料金を支払うこと
  • バーコードにより郵便物にお問い合わせ番号を表示すること
  • 書留郵便物の受領証等を作成すること(お問い合わせ番号が連番となっていない場合はデータを提出していただくことがあります)
  • 取り扱いを同一とすること
  • 速達および返信依頼郵便以外のオプションサービスとしないこと
  • 形状および重量を同一とすること(異形状・異重量の場合は、内訳票を提出していただくことがあります)
 
注意
定形外郵便物(規格内)と定形外郵便物(規格外)を合わせて1000通以上となる場合は、単割1000の対象となりません。
単割1000は、差出しできる郵便局が決められていますので、事前に対応局をご確認ください。(下記参照)


簡易書留

単割300

簡易書留で単割300が適応されるには、下記の条件を満たす必要があります。
条件を満たせば、1通あたり11円の割引になります。

  • 同一差出人から取り扱いが同一の郵便物またはゆうメール(心身障がい者用ゆうメールを含みます。)を同時に300通(個)以上差し出すこと
  • 料金別納(料金を現金等で支払うものに限ります。)、料金後納、料金計器別納のいずれかで料金を支払うこと
  • バーコードにより郵便物等にお問い合わせ番号を表示すること
  • 書留郵便物の受領証等を作成すること
  • 速達および返信依頼郵便以外のオプションサービスとしないこと
 
注意
郵便物とゆうメール(心身障がい者用ゆうメールを含みます。)を合わせて300通(個)以上となる場合は、割引の対象となりません。


単割1000

簡易書留で単割1000が適応されるには、下記の条件を満たす必要があります。
条件を満たせば、1通あたり21円の割引になります。

  • 同一差出人から、日本郵便が定める郵便局に、定形郵便物、定形外郵便物(規格内)、定形外郵便物(規格外)、通常葉書または往復葉書のいずれかを同時に1000通以上差し出すこと
  • 料金別納(料金を現金等で支払うものに限ります。)、料金後納、料金計器別納のいずれかで料金を支払うこと
  • バーコードにより郵便物にお問い合わせ番号を表示すること
  • 書留郵便物の受領証等を作成すること(お問い合わせ番号が連番となっていない場合はデータを提出していただくことがあります)
  • 取り扱いを同一とすること
  • 速達および返信依頼郵便以外のオプションサービスとしないこと
  • 形状および重量を同一とすること(異形状・異重量の場合は、内訳票を提出していただくことがあります)
 
注意
定形外郵便物(規格内)と定形外郵便物(規格外)を合わせて1000通以上となる場合は、単割1000の対象となりません。
単割1000は、差出しできる郵便局が決められていますので、事前に対応局をご確認ください。(下記参照)


区内割100

区内割100が適応されるには、下記の条件を満たす必要があります。
条件を満たせば、1通あたり37円の割引になります。

  • 特別料金(1)が適用される郵便区内特別郵便物とすること
  • 配達に3日程度の余裕を承諾すること
  • 他のオプションサービスとしないこと


区内割300

区内割300が適応されるには、下記の条件を満たす必要があります。
条件を満たせば、1通あたり57円の割引になります。

  • 特別料金(1)が適用される郵便区内特別郵便物であって、同時に300通以上差し出すこと
  • バーコードにより郵便物にお問い合わせ番号を表示すること
  • 書留郵便物の受領証等を作成すること
  • 配達に3日程度の余裕を承諾すること
  • 他のオプションサービスとしない


区内割1000

区内割1000が適応されるには、下記の条件を満たす必要があります。
条件を満たせば、1通あたり68円の割引になります。

  • 特別料金(1)が適用される郵便区内特別郵便物であって、同時に1000通以上差し出すこと
  • バーコードにより郵便物にお問い合わせ番号を表示すること
  • 書留郵便物の受領証等を作成すること(お問い合わせ番号が連番となっていない場合はデータを提出していただくことがあります)
  • 配達に7日程度の余裕を承諾すること
  • 他のオプションサービスとしない
 
補足
区内割の条件の「特別料金(1)」は、郵便区内特別郵便物の特別料金となります。
日本郵便の公式サイトにて、どの料金設定に該当するか確認できます。


単割1000の差出郵便局

単割1000のみ、差出郵便局が下記の郵便局のみに定められています。
区内割1000は、下記以外の郵便局でも差出し可能です。

  • 北海道
  • 道央札幌郵便局、旭川東郵便局、帯広郵便局、北見郵便局、苫小牧郵便局、函館中央郵便局

  • 青森県
  • 青森西郵便局

  • 岩手県
  • 岩手郵便局

  • 宮城県
  • 新仙台郵便局

  • 秋田県
  • 秋田中央郵便局

  • 山形県
  • 山形南郵便局

  • 福島県
  • 郡山東郵便局

  • 茨城県
  • 土浦郵便局、水戸中央郵便局

  • 栃木県
  • 宇都宮東郵便局

  • 群馬県
  • 群馬南郵便局

  • 埼玉県
  • 川越西郵便局、新岩槻郵便局、東京北部郵便局

  • 千葉県
  • 千葉中央郵便局、松戸南郵便局

  • 神奈川県
  • 神奈川西郵便局、川崎東郵便局

  • 山梨県
  • 甲府中央郵便局

  • 東京都
  • 新東京郵便局、東京多摩郵便局

  • 新潟県
  • 新潟郵便局

  • 長野県
  • 長野東郵便局、松本南郵便局

  • 富山県
  • 富山西郵便局

  • 石川県
  • 新金沢郵便局

  • 福井県
  • 福井南郵便局

  • 岐阜県
  • 岐阜中央郵便局

  • 静岡県
  • 静岡郵便局、浜松西郵便局

  • 愛知県
  • 豊橋南郵便局、名古屋神宮郵便局

  • 三重県
  • 四日市西郵便局

  • 滋賀県
  • 大津中央郵便局

  • 京都府
  • 京都中央郵便局、福知山郵便局

  • 大阪府
  • 新大阪郵便局

  • 兵庫県
  • 尼崎郵便局、神戸中央郵便局、姫路郵便局

  • 奈良県
  • 奈良中央郵便局

  • 和歌山県
  • 和歌山中央郵便局

  • 鳥取県
  • 米子郵便局

  • 島根県
  • 松江中央郵便局

  • 岡山県
  • 岡山郵便局

  • 広島県
  • 広島郵便局

  • 山口県
  • 山口郵便局

  • 徳島県
  • 徳島中央郵便局

  • 香川県
  • 高松南郵便局

  • 愛媛県
  • 松山西郵便局

  • 高知県
  • 高知東郵便局

  • 福岡県
  • 北九州中央郵便局、久留米東郵便局、新福岡郵便局

  • 長崎県
  • 大村郵便局

  • 熊本県
  • 熊本北郵便局

  • 大分県
  • 大分東郵便局

  • 宮崎県
  • 宮崎中央郵便局

  • 鹿児島県
  • 鹿児島郵便局

  • 沖縄県
  • 那覇中央郵便局