郵便・ゆうパックで発送できるお酒の種類とアルコール度数一覧

この記事では
アルコール度数について
解説しています。
[prpsay img=”https://stamp.yuubinya.com/wp-content/uploads/2019/10/huki-talk.png” name=”葉書野 ウラ”]郵便法・酒税法を参考にして、郵便・ゆうパックで発送できるお酒の種類とアルコール度数一覧を元郵便局員が解説します。[/prpsay]

酒類の取扱い

日本郵便のサービスを利用してお酒を発送する場合、「アルコール度数」により取り扱いが異なります。

郵便物、ゆうメールおよびゆうパケットは、アルコール度数60度未満のものまでしか送ることができませんが、ゆうパックは、アルコール度数が70度以下のものであれば発送することが可能です。

ただし、航空搭載地域(国内の主に遠方の地域)あてに送付する場合、アルコール度数が24度を超えるアルコール飲料は、航空機による輸送ができず、全て陸送となります。

陸送となった場合、場所にもよりますが1日~4日程度通常より遅れることがあります。

 

ゆうパック

 

郵便物、ゆうメール、ゆうパケット

注意
アルコール度数が24度以下のお酒であれば、発送に何も問題ありません。
24度以上、70度以下(郵便物、ゆうメール、ゆうパケットは60度以下)は、お酒を送ることができますが、航空機による輸送ができないため、1日~4日程度配達が遅れます。
60度以上(ゆうパックは70度超)は、日本郵便では取り扱いができません。

 

正しい品名の記載方法

品名欄は箱の中身が誰でもわかるように記載しなければなりません。
特にお酒の場合、「アルコール度数」「内容量」により輸送手段が変わってきますので、詳しく記載する必要があります。

特に輸送手段として飛行機を使うエリア(航空搭載地域)の場合、アルコール度数や内容量の記載がない荷物は、全て陸送にせざるを得ないです。

参考

航空搭載地域については、下記の記事を参考にしてください。
都道府県別の航空搭載地域一覧表(ゆうパック)

 

アルコール度数24度以下の飲料

「酒類名(アルコール度数)」を記載してください。
酒類名は、商品名ではなく酒類(焼酎、日本酒、ウイスキーなど)を記載してください。
酒税法上、アルコール度数が24度以下であることが明らかな種類は、酒名のみの記載でかまいません。

 

アルコール度数24度超の飲料

「酒類名(アルコール度数 + 内容量)」を記載してください。
酒類名は、商品名ではなく酒類(焼酎、日本酒、ウイスキーなど)を記載してください。
内容量は、1容器当たりの容量が5リットル以下に限ります。

 

酒税法における酒類の分類

酒税法上、アルコール度数が24度以下であることが明らかな酒類は下記の通りです。

  • 清酒
  • 合成清酒
  • 日本酒
  • みりん
  • ビール
  • 発泡酒
  • 果実酒(ワインなど)
  • 醸造酒
注意
上記の酒類であれば、酒税法上、アルコール度数が24度以下であることが明らかな酒類なので、品名欄には酒名のみで発送可能です。
自家製の梅酒などは、酒税法上「アルコール度数20℃以上のお酒であること」なので、基本的に航空機による輸送ができません。

お歳暮やお中元にビールを送る方も多いと思いますが、品名欄は「ビール」で大丈夫です。
ASAHIやキリンなどの商品名を記載されていることが多いので、商品名ではなく酒類名の記載をお願いします。

 

追記

酒類別に航空搭載の有無を解説した記事を追加しました。
酒類の引受可否・航空搭載可否一覧と発送時の注意点

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