サイズや重量が微妙な時は「ポスト投かんすれば大丈夫」という都市伝説を元郵便局員が詳しく解説します

「サイズがギリギリの時はポスト投かんすれば大丈夫!」という情報を見た事あると思いますが、内務処理の現状を知ってる元郵便局員から言わせてもらえば都市伝説です。
そんな都市伝説について元郵便局員が詳しく解説します。

ポストに投かんされた郵便物の流れ

まずは、ポストに投函された郵便物の流れについて解説します。

  • STEP.1
    ポストに投函
    差出人がポストに郵便物を投かんします。
  • STEP.2
    取集
    取集担当者が、ポストに記載されている取集時間に郵便物を回収します。
  • STEP.3
    引受局の内務処理
    回収された郵便物は、その地域を管轄している集配郵便局に全て集められます。
    集められた郵便物は、引受局で行わなければならない処理を行って地域や種別ごとに区分されます。
  • STEP.4
    輸送
    区分された郵便物を輸送します。
  • STEP.5
    配達局の内務処理
    配達局で行わなければならない処理を行って、配達区や配達順に整えられます。
  • STEP.6
    配達
    受取人に配達されます。
本来は各項目で細かい作業がありますが、内務作業に関しては書けない事も多々ありますので簡潔に記載しております。

 

内務作業時のチェック体制

上記の流れでも記載していますが、ポスト投かんされた郵便物は全て内務作業時にチェックされてます。
厳密に言えば採寸や重量のチェックだけを行うのではなく、消印を押したり区分する際に目視で判断できるくらいギリギリのサイズであったり、持った際に「あれ?」と感じた重量であれば、その時に採寸や計量を行っているという事になります。

集められた郵便物は全て人の手が必ず1度は触れますので、サイズや重量が微妙な時は「ポスト投かんすれば大丈夫」というのは難しいと思います。

当然、郵便局員も人間なので100%全て防げるわけでもありませんし、多少のサイズオーバーなら通過する事もありますが、それだけで「ポスト投かんすれば大丈夫」というのは安易すぎると思います。

何万数の中の数通と思えば、確率は低いと思います。


郵便種別による内務処理の違い

ポスト投かんされた郵便物によって、内務処理がことなりますので大まかに解説します。
投かんされた郵便物は、大きく分けると以下の3つになります。


  • 切手が貼付されている郵便物
  • 料金別納・後納郵便物
  • その他


切手が貼付されている郵便物

切手が貼付されている郵便物は、引受局にて「消印を押す」という内務作業を行います。
消印を押す場合、規定サイズの定型であれば機械で押しますが、機会で処理できない郵便物は人の手により消印を押しています。
むしろ機械で処理できる種類のほうが少なく、定型(一部)、定形外、ゆうメール(一部)、ゆうパケット、レターパック(ライト・プラス)なども全て人の手で消印を押しています。

この際に必ず人の手が触れますので、サイズ・重量オーバーであればこの時点で見つかる事が多いです。
引受局でサイズ・重量オーバーと判断された場合、基本的に差出人返還となりますので、郵便物に貼付してる切手も消印が押されていないはずなので再利用が可能です。


料金別納・後納郵便物

原則としてポスト投かんされている郵便物で処理が可能な料金別納・後納は「後納ポストイン」の承認を得ている分のみとなります。
承認がなく料金別納・後納がポスト投かんされていた場合、サイズや重量オーバーに関わらず差出人に返還されます。
 

参考

以下に後納ポストインについて記事を書いております。
郵便物の集荷廃止に伴って郵便局が後納ポストインを推奨してるので元郵便局員が良い点と悪い点を詳しく解説します


その他

受取人払い・事務通信などが該当します。
引受局でサイズや重量を計測する必要がなく消印を押すのみです。


消印を押さない唯一の〇〇

数あるポスト投かん可能な郵便種別の中で、特殊なものを除いて唯一消印を押さない郵便物が1つだけあります。
それが「クリックポスト」です。

クリックポストは消印を押す作業はありませんが、他の郵便物と同様に手区分されます。
消印を押す作業がない分、他の郵便物に比べたら見落としが稀にあるかもしれません。


まとめ

人がやる事なので100%間違いなくチェックされるというわけではありませんが、サイズや重量が微妙な時は「ポスト投かんすれば大丈夫」というのは少し違うと思います。

送料面を少しでも安くしたいというのはわかりますが、差出人返還となって一番迷惑がかかるのは受取人です。
特にゆうゆうメルカリ便やラクマパック等の場合、QRコードの兼ね合いもあり再発送には手間も時間もかかりますし、評価にも影響を及ぼします。

バレない事もあると思いますが、トラブル防止の為にも規定沿って発送される事を強くオススメします。

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