元郵便局員が教える郵便事故対処法

元郵便局員が教える「簡単」で「確実」に「早く」対応してもらえる郵便事故の対処方法を解説します。
普通郵便で商品を送る際、誰にでも起こりうる事なので万が一の時にお役立てください。

郵便事故が起きた時の対処方法

郵便事故調査はネットでも手軽に依頼できますが、若干時間がかかる場合があります。
郵便事故は、時間との勝負なのでまずは何をやればいいかを明確にします。

まず、以下の5つを思い出してすぐメモをしましょう!
事故調査をする上で、以下の情報は非常に大事になりますので出来るだけ詳細が望ましいです。

  • 差出し場所
  • 差出し日時
  • 受取人の氏名と住所
  • 郵便の種別
  • 封筒の形状など

 

1:差出した場所

郵便事故の際、どこに連絡をすればいいのかご存知ですか?
大半の方が知らなかったり、ネットで検索して探すと思いますが、実は差出し方法や差出し場所により連絡先が異なります。
最短で解決するには、差出し場所が非常に重要になってきます。
 

差出場所が窓口の場合

窓口から差出しを行った場合は、差出しを行った窓口に行って「郵便物等事故申告受付票」を貰って記載すれば大丈夫です。
この際にレシートなどがあれば「日時」「担当者」がわかりますので、調査の役にも立ちます。
レシートがなくても事故調査は可能です。
 

差出場所がポスト投かんの場合

ポスト投函の場合は、ポストを管理する郵便局に連絡する必要があります。
各ポストには必ず「収集時間」と「管轄の郵便局名と電話番号」が記載されておりますので、その電話番号に電話し郵便事故の連絡をいれます。
 
勤務先の近くのポストに投函したのに、近所の郵便局に連絡を入れてもダメです。
必ず郵便物を投かんしたポストを管理している郵便局に連絡してください。
コンビニに設置してあるポストの場合も、ローソンやミニストップの店員さんに言ってもどうにもなりませんので、必ずポストを管理している郵便局に連絡してください。

 

2:差出した日時

ポストの場合は、投函した時間がわかればその日のポストの取集担当者が判明します。
ポストから郵便物を収集した際は、必ず担当者とポストを開けた時間がデータとして登録される仕組みになってますので、担当者はすぐに判明します。

担当者が判明すると聞き取り調査が行われ、該当ポストの内部調査や当日乗車していた郵便車の内部調査を行われます。
稀ににポスト内部に引っかかっていたり、郵便車の隙間に入り込んでたりして見つかる場合もあります。


局前や駅前のポストは、郵袋が破れそうなくらいに郵便物が入ってますので、集荷の際は郵袋自体を取り換えます。
その場合、中身を見る事も触れる事もないので、覚えている可能性は極めて低いと思いますが、過疎部のポストやコンビニ内のポストなら郵便物が比較的少なく郵便物だけを回収したりしますので、意外と覚えている可能性も高いです。

この時点でお客様の手元~ポスト~収集した郵便局までの調査を行います。


3:受取人の氏名と住所

上記まで見つからない場合、該当郵便物の輸送ルートを割り出します。

送付した日が”〇月〇日の〇時”で収集した時間が”〇月〇日の〇時”と判明しておりますので、引受局~配達局まで順を追って各担当者に聞取り調査し、最終的に受取人の住所を配達する担当者に聞取り調査をします。

集めた時は膨大な郵便物も、配達される際には数通になっていて、意外と配達担当者は覚えている事が多いです。
同一形状の郵便物が膨大にある時以外を除いて、封筒に特徴があれば配達したかどうかくらいは覚えている場合があります。


4:種別と封筒の形状

一般的な茶封筒が膨大にある場合はわかりませんが、封筒の色や形状や貼ってある切手の柄なんかに特徴があれば覚えておくといいです。

例えば「封筒が緑で切手がドラえもんのシールタイプです」みたいな感じで大丈夫です。

配達員は、配達する前に「順立」といって“配達する順番に郵便物を並び替える業務”があります。
その際、住所や氏名や形状は確認してますので、何かしら特徴があれば意外と覚えていることがありますし、個人宅くらいの量の郵便物であれば、氏名だけで郵便物があったかどうかくらいは間違いなく覚えてます。


調査後の裏技

ネットで調査依頼を行った場合、依頼自体は郵便局員とも接触がないんで楽です。
調査終わったら、依頼者に電話連絡か郵便で通達があり、郵便物が見つかっても見つからなくても結果報告の連絡をもって調査も終了となります。
補償がないサービスなので、仕方ありません。

なぜ管轄の郵便局に電話して依頼したほうがいいのかといいますと、調査後の対応が大きく異なるからです。

該当の郵便局から調査結果の連絡を頂いた際、希望すれば受取人に調査結果を連絡してくれますので、「調査をした」という信ぴょう性は高くなりますし、きちんと誠意を見せる事ができます。

※担当局や担当者により事故対応は異なりますので、100%同じ対応をしてくれるわけではありません。


受取人と差出人どちらがやるべき?

どちらがやらないといけないという決まりはありませんが、一般的に差出人が行います。
差出人でないとわからない情報(差出した場所や時間・封筒の形状)がありますし、商品として発送してる場合はお金が絡んでいますので、当然の事ながら販売者として対応しなくてはいけません。

メルカリなどのプロフや商品説明に「郵便事故は一切責任を負いません」と明記されている方がたくさんいますが、法的には以下のように定められています。

民法第534条
特定物に関する物権の設定又は移転を双務契約の目的とした場合において、その物が債務者の責めに帰することができない事由によって滅失し、又は損傷したときは、その滅失又は損傷は、債権者の負担に帰する。

(債務者=差出人・債権者=受取人)
 

以下の場合、一般的に差出人の責任と判断されます。

  • 住所を書き間違えた
  • 発送方法が普通郵便しか選択できなかった

 

以下の場合、一般的に受取人の責任と判断されます。

  • 間違った住所を伝えた
  • 他の発送方法がある中で補償がない事を理解した上で普通郵便を選択した

 
結果的に「郵便事故は一切責任を負いません」と一方的に明記するよりも、「普通郵便は補償なく、郵便事故のリスクがあります」という事を明記すべきだと思います。

「補償のない発送方法に不安がある場合、発送方法の変更を+料金で可能です。ご購入前にお問い合わせいただければ対応させていただきます。」と発送方法の選択肢を増やしておくとトラブル回避になると思います。

特にメルカリの場合、商品が届かない事には受取評価をしてもらえませんし、届いてない商品の受取評価を催促する事も禁止されています。
商品が届かないと売上にならず差出人も困るはずなので、きちんと事故調査を依頼し結果を確認した上で、メルカリの事務局へ相談したほうが間違いないと思います。

全ての方が購入する前に販売者のプロフィールを確認するわけでもありませんし、「プロフ必須」と書いていてもプロフィールを確認しなければならないという決まりはありません。


印字ミス防止

宛先の印字ミスを防止する為に、基本的に手書きや手入力は避けるべきだと思います。
サイト上の情報からコピペで印字したり、アプリ内から直接伝票を作成したほうが、発送トラブルのリスクを大幅に軽減できます。

 

参考

以下にあて名の印字について記事を書いております。
日本郵便が提供するWebゆうプリとタックシールで綺麗な宛名シールを誰でも簡単に作る方法 日本郵便アプリを活用して宛名ラベルの手書き不要で、「ゆうパック」または「ゆうパケット」を簡単・便利に発送する方法

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