2018年9月1日から「ゆうメール規格外の廃止」「配達時間帯の細分化」の実施

この記事では
サービスの変更について
解説しています。
[prpsay img=”https://stamp.yuubinya.com/wp-content/uploads/2019/10/huki-talk.png” name=”葉書野 ウラ”]2018年9月1日から実施される「ゆうメール規格外の廃止」「配達時間帯の細分化」「クリックポストの値上げ」などについて元郵便局員解説します。[/prpsay]

ゆうメール規格外の廃止

基本運賃を適用するゆうメールのうち、規格外サイズ(長辺 34cm、短辺 25cm、厚さ 3 ㎝を超える大きさ又は重量 1kg を超えるもの)の取扱いを廃止し、基本運賃が一本化されます。

規格外がなかった頃のサービスに戻ります。

 

注意点

今回の改定により、ゆうメールとして発送できるサイズは、長辺 34cm 以内、短辺 25cm以内及び厚さ 3 ㎝以内並びに重量 1kg 以内のものとなります。
それ以外のサイズは、今後ゆうメールとして発送できませんので「定形外郵便」や「ゆうパック」での発送となります。
「基本運賃を適用するゆうメール」と記載されてますので、特約に関しては承認局に直接お問い合わせください。

仮にゆうメール(規格外)が廃止となり、その分を定形外(規格外)で発送する場合、重量ごとに以下の金額分だけ送料が高くなります。

  • 150g以内:290円(35円UP)
  • 250g以内:340円(35円UP)
  • 500g以内:500円(100円UP)
  • 1kg以内:700円(250円UP)
  • 2kg以内:1,020円(460円UP)
  • 4kg以内:1,330円(620円UP)

重ければ重いほど差額は増え、4kgくらいだとサイズや送り先によってはゆうパックのほうが安い金額になります。

 

実施日

2018年9月1日からの適応となります。

 

クリックポストの値上げ

クリックポスト(ゆうパケットの専用サイト事前入力割引)の運賃が、164円(旧運賃から185円(新運賃)に値上されます。
値上げされたとしても、規格内のサイズの送料の中では一番で安いです。(特約を除く)


※2020年4月1日~クリックポストは198円です。

 

送料比較

値上げ後の送料を比較してみます。(長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内)

  • 定形外郵便:570円
  • ゆうメール:350円
  • ゆうパケット:350円
  • クリックポスト:198円

2020年4月1日~クリックポストは198円に値上げされています、それでもクリックポストが一番安いです。(特約を除く)
メルカリやラクマの場合、ゆうゆうメルカリ便(200円)やラクマパック(179円)のほうが安くなります。(2020年10月1日時点)

 

実施日

2018年9月1日からの適応となります。

 

ゆうパック配達時間帯細分化

ゆうパックのサービス改善として、「配達希望時間帯の拡充」「再配達受付の締切時刻の変更」「受取り場所の拡充」が実施されます。

 

配達希望時間帯の拡充

現在の配達希望時間帯(6 区分)に「19 時~21 時」を追加されて、 7 区分に変更されます。

 

再配達受付の締切時刻の変更

配達希望時間帯の変更に伴って「郵便物等の再配達希望時間帯」と「再配達受付の締切時刻」も変更されます。

 

受取り場所の拡充

初回及び再配達の際の受取場所を勤務先又は郵便局に変更することが可能でしたが、これらに加え、「はこぽす」・「コンビニ」への変更も選択できるようにします。
受取場所として指定できるコンビニは、「ローソン」、「ミニストップ」及び「ファミリーマート」となります。(2018年9月1日時点)
なまもの、チルド、代金引換など、一部ご利用いただけないゆうパックもありますので、ご利用際はご注意ください。

 

実施日

2018年9月1日からの適応となります。

 

今後の予定

ゆうパックに関しては、今後もわかっているだけでも以下のサービス拡充が予定されています。

 

Web 決済型ゆうパック

クレジットカードを事前登録の上、無料のスマートフォンアプリを用いて郵便局で発行した宛名ラベルを荷物に貼付することにより、ゆうパック基本運賃よりも割安に発送できる新サービスです。

 

配達予告メールの拡充

荷物のお届け予定をメールアドレス等に通知し、その通知を利用して受取日時や受取場所の変更ができるサービス。

 

指定場所配達サービスの実施

受取人がご不在の時にもゆうパックを受け取れるようにするため、受取人が指定した場所に配達するサービス。

 

まとめ

ここ数か月の間に集荷廃止やゆうメールの規格外廃止にクリックポストの値上げなど、比較的大きな変化が続いています。
公務員時代からの過剰サービスが多いのも事実で、「実際にここまでやる必要ある?」という業務も多々ありますし、業務改善という意味では良いと思いますが、利用者からすれば困る事も増えると思います。

今後も色々とサービスの変更が考えられますし、破格な特約料金が改定される事も十分に考えられます。
早めに情報収集し、サービスの変化に柔軟な対応ができる準備を事前に行う事が大事だと思います。

ご不明な点などがありましたら、お問い合わせください。

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