セキュリティゆうパックとは?料金420円・緑の伝票ラベルの書き方を元郵便局員が解説

緑色のセキュリティゆうパック送り状ラベルが重なった様子

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セキュリティゆうパックの正式なサービス名は「セキュリティサービス」です。 この記事では加算料金420円・損害要償額の上限50万円・緑色の送り状伝票ラベルの書き方・差し出せる場所について、元郵便局員が解説しています。

葉書野 ウラ

通常のゆうパックの損害賠償は最高30万円までですが、セキュリティサービスを付けると損害要償額の上限が50万円まで上がります。加算料金は420円で、専用の緑色の送り状伝票ラベルを使います。コンビニからは差し出せません。元郵便局員として、料金・伝票の見分け方・書き方・差し出せる場所を順番に解説します。

ゆうパックセキュリティサービスとは?

セキュリティサービスは、ゆうパックに付けるオプションサービスです。日本郵便の公式ページには「引受けから配達までのゆうパックの送達過程を記録し、万一、ゆうパックが壊れたり、届かなかった場合に、原則として差出しの際お申し出のあった損害要償額の範囲内で、実損額を賠償します。」と記載されています(日本郵便「セキュリティサービス」)。

セキュリティゆうパックとは?呼び方は違っても同じサービス

セキュリティゆうパックとは、このセキュリティサービスを付けたゆうパックのことです。ほかにも「セキュリティ便」「セキュリティパック」「セキュリティーゆうパック」「セキュリティ付きゆうパック」といった呼び方をされることがありますが、いずれも同じサービスを指しています。

サービス案内のページで使われている正式なサービス名は「セキュリティサービス」です。ただし日本郵便のよくあるご質問には「セキュリティゆうパックを着払で利用する際は、どのラベルに記載すればいいですか?」という設問もあり、公式サイトでも「セキュリティゆうパック」という表記は使われています(日本郵便 よくあるご質問)。この記事では正式名称に合わせて解説します。

30万円を超える荷物を送るときに使う

通常のゆうパックにも損害賠償はついています。日本郵便のゆうパックのページには「最高30万円までの損害賠償制度があります。」「※30万円を超えるお荷物の補償については、セキュリティサービスをご利用ください。」と記載されています(日本郵便「ゆうパック」)。

つまり30万円を超える内容品を送るときの選択肢がセキュリティサービスです。公式ページの「こんな方にオススメ!」にも「ゆうパックで30万円を超える内容品を送る方」と書かれています。

損害要償額の上限は30万円から50万円へ通常のゆうパックの損害賠償の上限は30万円。セキュリティサービスを加算料金420円で付けると、申し出られる損害要償額の上限は50万円になる。いずれも上限額であり、内容品の時価を超えて申し出ることはできない。賠償の上限は30万円から50万円へ同じ縮尺で比べています通常のゆうパック30万円セキュリティサービス(+420円)50万円※どちらも上限額です。内容品の時価を超えて申し出ることはできません
 

セキュリティサービス料金は420円【2026年9月時点】

セキュリティサービスの加算料金は420円です。ゆうパックの基本運賃に420円を足した額が支払う運賃になります。日本郵便の公式ページには「セキュリティサービスの加算料金は420円となります。」と記載されており、オプションサービスの料金表でも「ゆうパック +420円(基本運賃に加算)(損害要償額50万円まで)」と案内されています(日本郵便「国内の料金表(オプションサービス)」)。

項目内容
加算料金420円(ゆうパックの基本運賃に加算)
損害要償額の上限50万円
差し出せる場所郵便局の窓口/集荷
使えるサービスゆうパック/聴覚障がい者用ゆうパック/点字ゆうパック
併用できる主なオプション代金引換
現金取り扱いません

※料金は2026年9月時点です。

2026年10月1日の運賃改定について
日本郵便は2026年7月3日のプレスリリースで、2026年10月1日からゆうパックおよびゆうパケットの運賃などを改定すると発表しました。改定の対象として案内されているのは、ゆうパックの基本運賃(平均改定率は約10%)・重量ゆうパック・ゴルフ/スキー/空港ゆうパック・ゆうパック包装用品の価格・ゆうパケット・クリックポストです。セキュリティサービスの加算料金についての記載はありません(日本郵便「ゆうパックおよびゆうパケットの基本運賃などの改定」)。基本運賃は上がるため、支払う合計額は変わります。

損害要償額の上限は50万円

差し出すときに申し出られる損害要償額は、50万円までです。公式ページの注意点には「差出しの際にお申し出いただける損害要償額は、50万円までです。内容品の時価を超えて申し出ることはできません。」と記載されています。

上限が50万円であることと、内容品の時価を超えて申し出られないことの2つが条件です。10万円の品物に50万円と書くことはできません。

注意
オプションサービスの料金表には「現金は取り扱いません。」と記載されています。セキュリティサービスを付けても、ゆうパックで現金を送ることはできません。
 

差し出せるのは郵便局の窓口と集荷|コンビニは不可

セキュリティサービスはコンビニから差し出すことができません。公式ページには「コンビニエンスストア、取扱店に差し出す場合はセキュリティサービスはご利用できません。」と記載されています。

差し出し方は「セキュリティサービス専用のラベルに必要事項を記入の上、郵便局の窓口または集荷にてお出しください。」と案内されています。集荷でも受け付けており、日本郵便のよくある質問「セキュリティサービスを付加したゆうパックは集荷してもらえますか?」への回答は「集荷いたします。」です(日本郵便 よくあるご質問)。

セキュリティサービスを差し出せる場所郵便局の窓口は利用できる。集荷も利用できる。コンビニエンスストアは利用できない。取扱店も利用できない。差し出せる場所・差し出せない場所郵便局の窓口○集荷○コンビニエンスストア×取扱店×出典:日本郵便「セキュリティサービス」

差し出せる場所が郵便局の窓口と集荷に限られるため、セキュリティサービスは専用のラベルに記入して郵便局へ持ち込むか、集荷を依頼するという流れになります。公式ページの案内も「セキュリティサービス専用のラベルに必要事項を記入の上、郵便局の窓口または集荷にてお出しください。」です。

 

セキュリティサービスの送り状伝票ラベルの見分け方

セキュリティゆうパックの緑色の送り状伝票ラベル(元払い用)

セキュリティサービスの送り状伝票ラベルは緑色です。上の伝票は元払い用で、着払いには使えません(着払いのときに使うラベルは後述します)。

緑色・「セキュリティ」の文字・損害要償額の記入欄

セキュリティゆうパックの伝票の見分け方(左上のセキュリティ表記と損害要償額の記入欄)
補足
セキュリティサービスの送り状伝票ラベルは、伝票の左上に「セキュリティ」と記載されています。セキュリティ料の欄や、損害要償額を記入する項目もあります。この3点が見分ける目印です。
 

セキュリティサービスの伝票は5枚綴り|配達証とは

セキュリティサービスの伝票は、5枚綴りになっています。4枚目と5枚目が配達証です。

(1枚目)

セキュリティゆうパック伝票の1枚目(記入用)
補足
1枚目は伝票記入用です。荷物を発送する際に必要な情報を記入します。

(2枚目)

セキュリティゆうパック伝票の2枚目(引受局控)
補足
2枚目は引受局の控えです。セキュリティサービスは取扱店から差し出せないため、「取次店控」はありません。

(3枚目)

セキュリティゆうパック伝票の3枚目(荷物への貼付用)
補足
3枚目は荷物の貼付用です。

(4枚目)

セキュリティゆうパック伝票の4枚目(配達証の控え)
補足
4枚目は配達証の控えです。

(5枚目)

セキュリティゆうパック伝票の5枚目(配達証)
補足
5枚目は配達証です。
 

送り状伝票ラベルの書き方|記入するのは4か所

セキュリティゆうパックの送り状伝票ラベルの書き方(記入するのは1・2・3・4の4か所)

差出人が記入するのは、上の画像の1・2・3・4の4か所です。

損害要償額を記入するときは、上限が50万円であること、内容品の時価を超えて申し出られないことの2つに気をつけてください。

品名に関しては、下記の記事を参考にしてください。

ゆうパックラベルの品名欄に「お茶わん」と手書きされた記入例 ゆうパックを早く届けるには品名が大事!元郵便局員が教える正しい品名の書き方 ウェットスーツとフィンを着けて船から海へ飛び込むダイバー ダイビング用品を郵便・宅配便で送る際の注意点を元郵便局員が解説 屋外に並べたランタンやクッカーなどのキャンプ用品 キャンプ用品を郵便・宅配便で送る際の注意点を元郵便局員が解説  

セキュリティサービスを着払いで送る場合

セキュリティサービスは着払いでも利用できます。ただし使うラベルが変わります。

日本郵便のよくあるご質問「セキュリティサービスを付加したゆうパックを着払で利用する際は、どのラベルに記載すればいいですか?」への回答は次のとおりです。

ゆうパックラベル(着払)のみ、使用可能です。着払の際には、元払ラベルやセキュリティサービス用のラベルはご利用いただけません。

つまり着払いのときは「ゆうパックラベル(着払)」を使います。緑色のセキュリティサービス用のラベルは着払いには使えません(日本郵便 よくあるご質問)。

着払いの場合もコンビニからは差し出せません。郵便局の窓口か集荷で差し出してください。

補足
ゆうパックの着払い伝票の書き方は、全項目の記入例つきで次の記事で解説しています。
ピンク色の着払いゆうパック送り状ラベルが重なった様子 着払いゆうパック伝票の書き方・貼り方【記入例つき】元郵便局員が解説  

伝票の書き方で気をつける3つのこと

ポイント
  • 電話番号を書く
  • 損害要償額を書く
  • 緑の伝票は着払いに使えない

電話番号を書く

ゆうパックの送り状伝票ラベルには、お届け先と依頼主それぞれの電話番号を書く欄があります。受取人の電話番号が分からない場合でも、差出人の電話番号は記入してください。

損害要償額を書く

セキュリティサービスは「差出しの際お申し出のあった損害要償額の範囲内で、実損額を賠償します」というサービスです。損害要償額を書かなければ、賠償の基準になる金額が申し出られていないことになります。上限の50万円と、内容品の時価を超えられないことの範囲内で記入してください。

緑の伝票は着払いに使えない

緑色のセキュリティサービス送り状伝票ラベルは元払い専用です。着払いで送る場合は「ゆうパックラベル(着払)」を使います。日本郵便のよくあるご質問にも「着払の際には、元払ラベルやセキュリティサービス用のラベルはご利用いただけません。」と回答されています。

 

よくある質問

葉書野 ウラ

「セキュリティサービス(セキュリティゆうパック)」に関するよくある質問と回答です。

セキュリティサービスの料金はいくらですか?

加算料金は420円です(2026年9月時点)。ゆうパックの基本運賃に420円を加算した額になります。損害要償額は50万円までです。

 

「セキュリティ便」「セキュリティゆうパック」と同じものですか?

同じサービスを指しています。サービス案内のページでの正式名称は「セキュリティサービス」です。なお日本郵便のよくあるご質問には「セキュリティゆうパックを着払で利用する際は」という設問もあり、「セキュリティゆうパック」も公式サイトで使われている表記です(日本郵便 よくあるご質問)。「セキュリティ便」「セキュリティパック」は公式サイトには出てきません。

 

コンビニから送れますか?

送れません。公式ページに「コンビニエンスストア、取扱店に差し出す場合はセキュリティサービスはご利用できません。」と記載されています。郵便局の窓口か集荷で差し出してください。

 

集荷でも頼めますか?

頼めます。日本郵便のよくあるご質問でも「セキュリティサービスを付加したゆうパックは集荷してもらえますか?」に対して「集荷いたします。」と回答されています。

 

着払いでも使えますか?

使えます。ただし使うラベルが変わります。公式のよくあるご質問では「ゆうパックラベル(着払)のみ、使用可能です。着払の際には、元払ラベルやセキュリティサービス用のラベルはご利用いただけません。」と回答されています。

 

配達証とは何ですか?

セキュリティサービスの緑色の伝票に含まれている4枚目(配達証の控え)と5枚目(配達証)の用紙です。セキュリティサービスは、公式ページに「引受けから配達までのゆうパックの送達過程を記録し」と記載されているとおり、送達過程を記録するサービスです。

 

代金引換と一緒に使えますか?

使えます。公式ページの「セキュリティサービスと併せてご利用可能な主なオプションサービス」に代金引換が挙げられています。オプションサービスの料金表では、代金引換の引換金額が30万円を超える場合はゆうパックではセキュリティサービスとする必要があると案内されています。

 

現金は送れますか?

送れません。オプションサービスの料金表のセキュリティサービスの欄に「現金は取り扱いません。」と記載されています。

   

セキュリティサービスの伝票の書き方まとめ

  • 正式なサービス名はセキュリティサービス(「セキュリティゆうパック」は公式のよくあるご質問にも出てくる表記、「セキュリティ便」「セキュリティパック」は非公式の通称)
  • 加算料金は420円(2026年9月時点)
  • 損害要償額の上限は50万円。内容品の時価は超えられない
  • 通常のゆうパックの損害賠償は最高30万円まで。30万円を超える荷物に使う
  • 差し出せるのは郵便局の窓口と集荷。コンビニ・取扱店は不可
  • 伝票は緑色の5枚綴りで、配達証が付いている
  • 元払いの緑の伝票で差出人が記入するのは4か所
  • 緑の伝票は元払い専用。着払いは「ゆうパックラベル(着払)」を使う
  • 現金は取り扱い不可

葉書野 ウラ

30万円を超える荷物なら420円でセキュリティサービス、これだけ覚えておけば迷いません。コンビニからは差し出せませんので、郵便局の窓口か集荷を使ってください。参考になれば幸いです。
<関連記事> ゆうパックラベルの品名欄に「お茶わん」と手書きされた記入例 ゆうパックを早く届けるには品名が大事!元郵便局員が教える正しい品名の書き方

この記事を書いた人

葉書野 ウラ元郵便局員

元郵便局員が今までの経験と知識を元に、郵便関連の情報をバカ真面目に解説してます。

得意分野 — 郵便/ゆうパック/レターパック/国際郵便/梱包/切手