セキュリティゆうパックの送り状伝票ラベルの書き方と、発送時の注意点を元郵便局員が解説させていただきます。
セキュリティゆうパック
セキュリティゆうパックとは、ゆうパックの送達過程(引き受け~配達まで)を記録し、万一、ゆうパックが壊れたり、届かなかった場合に、 原則として差し出しの際に記載する損害要償額の範囲内で実損額を賠償するサービスです。
損害の上限は、50万円までです。内容品の時価を超えて申し出ることはできません。
セキュリティゆうパックの送り状伝票ラベルは、郵便局の窓口(郵便窓口・ゆうゆう窓口)に置いてありますし、置いてなければ窓口にて「セキュリティゆうパックの伝票がほしい」と伝えてください。
セキュリティゆうパックはコンビニからの発送ができませんので、セキュリティゆうパックの送り状伝票ラベルはコンビニには置いてないです。
セキュリティゆうパックの種類
セキュリティゆうパックは、元払い・着払いが利用できますが、上記のセキュリティゆうパックの送り状伝票ラベルは、元払い時のみ利用する事ができます。
着払いでもセキュリティ発送は可能ですが、コンビニからは発送できません。
必ず郵便局から発送し、発送時に「セキュリティでお願いします」と伝えて、下記のシールを貼付してもらってください。
セキュリティゆうパック伝票の見分け方
伝票の左上に「セキュリティ」と記載されていたり、セキュリティ料であったり、損害賠償額を記載する項目があります。
セキュリティゆうパックの伝票
セキュリティゆうパックの伝票は、5枚綴りになっています。
(1枚目)
荷物を発送する際に必要な情報を全て記載し、引受入力後に控えとしてお客様にお渡しします。
(2枚目)
セキュリティゆうパックは取次店からの発送ができませんので、「取次店控」はありません。
(3枚目)
1枚目の伝票に記入する際に、筆圧が弱いと貼付用の伝票が全く見えないので、配達時に住所が見えずに困るという事が多々あります。
(4枚目)
配達証の控えは引受局にて保管されます。
(5枚目)
配達局にて保管されます。
送り状伝票ラベルの書き方
実際にお客様が記入すべき点は、1と2と3と4の箇所のみです。
届かない日数で配達希望日を指定されても困りますし、サイズなども計測後に記入しますので、1と2と3と4の箇所以外は未記入で問題ありません。
特に損害賠償額を記入の場合、賠償額の上限は50万円までです。
内容品の時価を超えて損害賠償額を記入することはできません。
品名に関しては、下記の記事を参考にしてください。
ゆうパックを早く届けるには品名が大事!元郵便局員が教える正しい品名の書き方 元郵便局員が教える!ダイビング用品を発送する際の注意点を解説 元郵便局員が教える!キャンプ用品を発送する際の注意点を解説
簡単なトラブル対処法
ゆうパックの引受から配達までに色々なトラブルが発生しますが、最低限以下のポイントさえ守っていればトラブルは大幅に減ると思います。
- 電話番号の記載
- 損害賠償額の記載
- 着払いは使用不可
- 電話番号の記載
基本的に電話番号さえ書いてあれば、ある程度のトラブルは早急に対処する事ができます。
筆圧の影響で配達先の住所が見えなくて配達できない場合、具体的な内容品が不明な場合、荷物の破損・汚損など色々なトラブルが考えられますが、すぐに連絡できる電話番号さえ書いてあれば早急に対応する事ができます。
受取人の電話番号が不明な場合でも、差出人の電話番号は記載してください。
- 損害賠償額の記載
内容品の時価を記入する必要がありますが、時価を超えて損害賠償額を記入することはできません。
賠償額の上限は50万円までです。
- 着払いは使用不可
緑色のセキュリティゆうパック送り状伝票ラベルは、元払い専用です。
セキュリティゆうパックを着払いで発送する場合は、着払い用の送り状伝票ラベルに必要事項を記入し、窓口で下記のシールを貼付してもらってください。
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