謎の種の対処方法について
解説しています。
謎の種子
最近、ネットニュースやテレビでも目にすることが多くなった「海外から送りつけられてくる謎の種子」の問題。
最初はアメリカでの話でしたが、今は日本、ヨーロッパ、オーストラリア、カナダなど世界各国でも続々と報告されている状態です。
特徴としては、送付元が中国やウズベキスタンで、品名が「アクセサリー」や「宝石」と記載されていることが多く、中身は植物の種子が封入されているという点です。
種子は観賞用植物が多く、ミント・ラベンダー・ローズマリー・セージ・ハイビスカス・キャベツ・トマト・マスタード・朝顔・バラの種子ということです。
世界各地で報告されていますし、いつ誰に届いてもおかしくない状態なので、郵便物として届いた際の適切な処理方法を紹介します。
適切な対処方法
最も適切な対処方法としては、受取拒否が一番安全です。
身に覚えのない荷物や郵便は受け取らないというのが基本ですし、国外から届いたのであれば尚更です。
参考
受取拒否については、下記の記事を参考にしてください。
元郵便局員が教える!郵便物とゆうパックの適切な受取拒否の方法
開封してしまった場合
郵便物を開封してしまった場合、植物防疫所に連絡してください。
送料は自己負担になりますが、植物防疫所で廃棄処分してくれます。
※誤配などの場合は配達局へ連絡してください。
代引きの場合
必ず代金を支払う前に「送り主」「商品名」を確認し、身に覚えがなければ受取拒否してください。
注文と違う品物が届いた(内容品に相違があった)場合は、受取人から差出人に連絡してください。
いずれにしても代金を支払って受け取ったものは、日本郵便は販売元ではありませんので返品・返金ができません。
植えてしまった場合
ほとんどあり得ないと思いますが、万が一植えてしまった場合、種あるいは植物を取り除き、周囲の土を8cmほどまとめて二重にビニールに入れてください。
鉢植えの場合も二重にビニールに入れてください。
「ゴミとして廃棄してください」とサイトもあれば「ゴミとして捨てないください」というサイトもありますので、植物防疫所に連絡してください。
ご注意
「客に届ける前に郵便局側で処理しろ!」という意見を多々見ますが、受取人が注文した商品なのか?勝手に送られてきたものなのか?という性格な判断が郵便局ではできません。
郵便局の判断で配達を止めたり、荷物を開封したり、勝手に処分する事も出来ないです。
Amazonから情報が洩れているとか、送り付け詐欺、ブラッシング詐欺、国際ワン切り詐欺、ポイント詐欺や個人情報の確認だとか、色々情報が錯綜しておりますが、全て憶測にすぎません。
色々なサイトで情報を調べたり、調べた情報を見極めることも凄く大切ですが、まずは身に覚えのない郵便物や荷物は、届いても受け取らない!という当たり前のことを徹底してください。
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