定形外郵便の不在票はどうする?再配達方法や保管期限について解説!

定形外郵便の不在票はどうする?再配達方法や保管期限について解説!

この記事では 定形外郵便の不在票の扱い方について 解説しています。

「帰宅してポストを見たら不在票が入っていた」という経験、一度はあるのではないでしょうか?

不在票を受け取った場合、再配達の依頼をする必要があります。
しかし、その依頼方法や荷物の保管期限を知らなかったり、「明日でいいや」と後回しにしていると、荷物が差出人に返送されてしまいます。

この記事では、定形外郵便の不在票がどんな時に届くのか、不在票が届いた時の再配達の依頼方法、荷物の保管期限について解説します。
定形外郵便の不在票が届いたときには、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

定形外郵便の不在票はどんな時に届く?

定形外郵便は、受取人が不在であっても規格内・規格外問わずポストに投函することが可能です。
しかし、以下のような場合は郵便物はポストに投函されず、その代わりに不在票が届きます。

  • ポストに入らない大きさの郵便物の場合
  • 書留のオプションをつけて送付した場合

ここでは定形外郵便の不在票が届く場合を2つ紹介します。

定形外郵便の不在票が届く時①ポストに入らない郵便物の場合

定形外郵便が受取人宅のポストに入らないサイズの場合や、そもそもポストがない家の場合には、郵便物はポストに投函されず、対面での受け渡しとなります。
その場合、本人限定受取郵便以外であれば、名宛人の家族や同居人も郵便物を受け取れます。

しかし、全員が不在の場合は定形外郵便を手渡すことができないため、代わりに不在票がポストに投函されます。
ポストに定形外郵便の不在票が入っていた場合は、不在票に記載されている案内に従って再配達依頼をすることになります。

定形外郵便の不在票が届く時②書留の場合

定形外郵便・定形郵便ともに、さまざまなオプションをつけて送付することができます。
書留も、それらのオプションのひとつです。
オプションはその他にも、速達・特定記録・本人現地受取・配達日指定などがあります(※別途オプション料金がかかります)。

書留には「一般書留」「現金書留」「簡易書留」の3種類があり、書留の場合の受け渡しは対面手渡しとなり、受け渡し時に受取人からサインまたは受領印をもらって配達完了となります。
そのため、受取人が不在の場合は配達できず、代わりにポストに不在票が投函されます。

なお例外として、「戸建住宅に設置した宅配ボックスへの書留郵便物等の配達」サービスを利用している場合、受取人不在時でも定形外郵便の不在票は届かず、荷物が宅配ボックスへ配達されます。

定形外郵便の不在票はどう対応する?

定形外郵便を受け取ることができず代わりに不在票を受け取った場合は、不在票の案内に従って再配達依頼をしましょう。
ここからは、再配達依頼の方法と再配達依頼時に指定できる項目について順番に解説します。

不在票が入っていた場合の再配達依頼には以下の4つの方法があります。
いずれの場合も、24時間いつでも再配達依頼受付が可能です。

  • QRコード
  • インターネット
  • 電話
  • LINE

早めに荷物を受け取りたい場合は、不在票に記載がある担当配達員に直接電話をかけましょう。
配達員がまだ自宅付近にいる場合、当日再配達受付時間を過ぎていても当日中に届けてもらえる可能性があります。

ただし、配達日当日の19時以降は受付時間外になってしまうので注意してくださいね。

再配達依頼は、「再配達日時」「受取場所」を指定することができ、郵便局の再配達希望時間帯は以下の中から選択します。
「速達」「書留・簡易書留」など、一部土日の再配達が可能な郵便物もあります。
なお、申し込み時刻や地域によっては、以下の時間帯とは異なります。

【ゆうパック】

  • 午前中
  • 12時頃~14時頃
  • 14時頃~16時頃
  • 16時頃~18時頃
  • 18時頃~20時頃
  • 19時頃~21時頃
  • 20時頃~21時頃

【ゆうパック以外】

  • 8時頃~12時頃
  • 12時頃~14時頃
  • 14時頃~16時頃
  • 16時頃~18時頃
  • 18時頃~20時頃
  • 19時頃~21時頃

当日中の再配達は、郵便局によって異なりますが、基本的には17時まで受け付けています。
もし当日再配達受付時間を過ぎてしまっていても、営業時間内であれば担当郵便局の窓口で受け取りが可能です。
定形外郵便の不在票が入っていたら、事前に担当郵便局に確認をしてから受け取りに行きましょう。
再配達の受取場所は、自宅以外にも勤務先や郵便局の窓口、コンビニなどを指定することが可能です。

また、再配達のキャンセルや日時変更などの理由で荷物がどこにあるか確認したい場合、追跡サービスがあります。
郵便追跡サービスは、不在票に記載の追跡番号を入力して荷物の追跡ができるサービスなのでぜひ活用してみてください。

定形外郵便の不在票が届いたら保管期限に注意

定形外郵便のみならず、郵便物の保管には「最初の配達日の翌日から7日間」と期限があります。
保管期限が切れた場合、差出人に荷物が返送されてしまいます。
差出人に返送されてしまうと再配達依頼をすることができないため、差出人にお願いをして再度送ってもらうことになります。
そのため、定形外郵便の不在票が届いたら後回しにせず、早めに対応するようにしましょう。

保管期限内に荷物を受け取れないことが事前にわかっている場合、「保管期間の延長申請」や「不在届の提出」という方法があります。
保管期間の延長申請は、担当の郵便局に電話で申請する方法です。
延長申請をした場合、もともとの保管期限である7日間にプラスして3日間延長することができます。
旅行や出張などで長期間不在の予定がある場合は、不在届を提出する方法を使いましょう。
不在期間(最長30日)内に送られた荷物は、不在期間終了後に配達されるようになります。

注意点として、不在届を提出した場合、その住所宛のすべての荷物の配達が不在期間終了後の配達になります。
家族や同居人がいる場合、全員の荷物が不在期間中は届かなくなってしまうので注意が必要です。

定形外郵便の不在票は早めに対応しよう

定形外郵便は、受取人が不在かつポストに入らない大きな郵便物や書留の場合に不在票が投函されます。
定形外郵便の不在票が届いたらインターネットや電話などで再配達の依頼をする必要がありますが、不在票に記載のある保管期限に注意して対応しましょう。

荷物が差出人に返送されてしまうと再度送料がかかるほか、手間や時間もかかってしまうため、定形外郵便の不在票を受け取ったらなるべく早めに対応するようにしてくださいね。

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