クロネコゆうメールの使い方について
解説しています。
葉書野 ウラ
目次
クロネコゆうメールの概要
日本郵便およびヤマト運輸の公式HPで「クロネコゆうメール」の取り扱いが発表されました。
参考 クロネコゆうメールヤマト運輸クロネコゆうメールは、ヤマト運輸が荷物を預かり、日本郵便に差し出し、日本郵便の配送網を活用して荷物をお届けするサービスです。
元々ヤマト運輸自体が「クロネコDM便」という同種のサービスを展開していたのですが、2023年6月に日本郵政グループとの持続可能な物流サービスを推進していくための協業に関する基本合意に基づき、2024年1月をもって終了し、代わりにクロネコゆうメールが開始されました。
クロネコゆうメールの送り方
クロネコゆうメールの特徴と料金
クロネコゆうメールの特徴は以下の通りです。
郵便受けに投函される
ヤマト運輸にて荷物は受け付けるものの、郵便局の物流網で配送されることとなりますが、ゆうメールと同様に郵便受けに投函されます。
直接受付は基本的にはできず、郵便受けに投函できない場合は持ち帰られるのでご注意ください。
参考
ゆうメールで送れる内容品については、下記の記事を参考にしてください。 元郵便局員が教える!ゆうメールで送付可能な内容品一覧
2サイズの単価で全国一律料金
クロネコゆうメールは1cm、2cmの厚みに応じた規格となります。また、料金ですが全国一律料金ではあるものの、数量などの諸条件に応じて、お客さまごとに価格が決まります。
365日年中無休で、集荷可能
ヤマト運輸のセールスドライバーが集荷に伺いますが、ゆうメールの配達日に準じることとなり、下記の日程を除きいつでも集荷が可能となります。
※お届けに関しては、日本郵便のゆうメール配達日に準じるため、土曜・日曜・祝日・1月2日はお届けにあがりません。
参考
郵便物の配送日数については、下記の記事を参考にしてください。 元郵便局員が教える!荷物や郵便物の配達にかかる日数の目安を調べる方法
利用が法人に限られる
こちらは注意が必要ですが、個人での利用はできず法人さまごとの契約となりますのでご注意ください。
最後に
物流の2024年問題
今回の取り組みの背景としては、物流の2024年問題と呼ばれるものがあります。
物流の2024年問題とは、2024年4月からトラックドライバーの年間残業時間が上限960時間に制限されることにより、輸送能力が低下し「ほしいときに荷物が届かない」といった問題が起こることです。
そのため、本件に限らず、下記のような郵便物のお届け日数の変更やゆうパックの配達希望時間帯の夜間廃止などがなされており、一社だけではこれまでのサービスの維持が難しくなっています。
他にも新幹線に荷物を乗せるいわゆる貨客混載の実証などもされており、今後どのように物流クライシスを乗り越えるかが課題になっていくでしょう。
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