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葉書野 ウラ
2026年10月1日から変わる4つのこと
日本郵便は2026年7月3日に、クリックポストの運賃と引き受け条件を2026年10月1日(木)から変更すると発表しました。変わるのは次の4点です。
| 項目 | 現在(2026年9月30日まで) | 2026年10月1日から |
|---|---|---|
| 運賃 | 全国一律185円 | 全国一律240円 |
| 重さの上限 | 1kg | 2kg |
| 大きさの上限 | 長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cm | 3辺の合計60cm・長辺34cm、かつ郵便差出箱(郵便ポスト)に投函できるもの |
| 差し出し方法 | 郵便ポストへの投函/郵便局の窓口 | 郵便ポストへの投函のみ |
※運賃・条件は2026年8月時点の情報です。出典は日本郵便「ゆうパックおよびゆうパケットの基本運賃などの改定」(2026年7月3日発表)と、現行運賃を掲載する「クリックポスト」です。
値上がりは55円ですが、実務のうえで影響が大きいのは下の2つ(差し出し方法と大きさの決まり方)です。順番に見ていきます。
いちばん影響が大きいのは「窓口で出せなくなる」こと
2026年10月1日からは、クリックポストの差し出し方法は郵便差出箱への投函だけになります。郵便差出箱とは、街なかにある赤い郵便ポストのことです。郵便局の窓口に持って行っても、クリックポストとしては引き受けてもらえなくなります。
元郵便局員として申し上げると、ここがこの改定でいちばん痛いところです。窓口では、厚みが気になるお客さまにはその場で測ってご案内し、超えていればレターパックやゆうパケットへの切り替えをおすすめできました。10月1日からは、この確認が窓口でできなくなります。ポストに入るかどうかを、出す前にご自分で確かめることになります。
大きさの条件は「3辺の合計60cm」に変わります
運賃と窓口の話に隠れていますが、大きさの決まり方も変わります。現在は3辺の合計に上限がなく、長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cmまで出せます。10月1日からは「3辺の合計が60cm以内」「長辺34cm以内」「郵便差出箱に投函できるもの」の3つが条件になり、短辺と厚さの個別の上限は示されなくなります。
読み方はこうです。長辺に34cmを使い切ると、短辺と厚さの合計に使えるのは残り26cmです。したがって厚さ3cmを取りたい場合は、短辺を23cmまでに収めます(34+23+3=60cm)。長辺を32cmに抑えれば、短辺と厚さで28cm使えます。
今の上限いっぱいで出している人は、短辺を詰めてください
現在の上限いっぱいは、長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cmで合計62cmです。これは10月1日からの「合計60cm以内」を超えますので、そのままではクリックポストで送れなくなります。
処方は短辺を23cmに詰めるのが第一選択です。A4の書類が入る封筒でも、短辺を2cm縮めるだけで条件に収まります。厚さを削るのは最後の手段にしてください。厚みを潰すと中身が傷みますし、そもそも厚さ3cmは10月1日以降も使える範囲です。
ポストに入るか、出す前に確かめる方法
窓口で見てもらえなくなる分、出す前の確認が大事になります。元郵便局員としておすすめするのは次の3つです。
- 先に投函するポストを決めておく。日本郵便の「郵便局・ATM・ポストをさがす」で、自宅や職場の近くにあるポストの場所を先に調べておきます。ポストは型式によって投入口の大きさが違いますので、いつも使うポストを1つ決めておくと、次からは同じ感覚で判断できます。
- 厚さ測定定規で測ってから家を出る。厚みは箱や封筒の「いちばん膨らんだところ」で決まります。平らな場所に置いて、いちばん高いところで測ってください。
- 入らなかったときの持ち帰りを想定しておく。ポストに入らなかった場合、10月1日からはその場で窓口に回すことができません。無理に押し込むと中身が壊れますし、途中で引っかかると取り出せなくなります。入らないと思ったら、いったん持ち帰ってください。
葉書野 ウラ
240円より安く送れる方法はあるか
ここがいちばん知りたいところだと思います。結論から申し上げると、追跡が付いてポストから出せる送り方の中では240円のクリックポストが最も安くなります。ただし追跡をあきらめるなら、薄くて軽いものは240円より安く送れます。
同じ2026年10月1日に、ゆうパケットが厚さ区分をなくして全国一律360円に一本化されます。ゆうパケットは現在「1cmまで250円・2cmまで310円・3cmまで360円」ですので、1cm以内で出していた方は110円の値上がりになります。
| サービス | 2026年10月1日時点の料金 | 大きさ・重さ | 追跡 | 窓口で出せるか |
|---|---|---|---|---|
| クリックポスト | 240円 (10月1日から。現在は185円) | 3辺の合計60cm・長辺34cm、ポストに投函できるもの/2kgまで | あり | 出せません |
| ゆうパケット | 360円(一律) (10月1日から。現在は250〜360円) | 3辺の合計60cm・長辺34cm・厚さ3cm/1kgまで | あり | 出せます |
| レターパックライト | 430円 | 34cm×24.8cm(A4)・厚さ3cm以内/4kgまで | あり | 出せます |
| レターパックプラス | 600円 | 34cm×24.8cm(A4)/4kgまで(3cmを超えても可) | あり | 出せます |
| スマートレター | 210円 | 25cm×17cm(A5)・厚さ2cm/1kgまで | なし | 出せます |
| ゆうメール | 190円(150gまで) 230円(250gまで) | 34cm×25cm・厚さ3cm/1kgまで 内容品は印刷物・CD・DVDなどに限られます | なし | 出せます |
| 定形外郵便(規格内) | 180円(100gまで) 270円(150gまで) | 長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cm/1kgまで | なし | 出せます |
| ミニレター(郵便書簡) | 85円 | 厚さ1cm/25gまで | なし | 出せます |
※料金は2026年8月時点の情報と、2026年7月3日発表の改定内容にもとづいています。クリックポストとゆうパケット以外は、今回の改定の対象ではありません。スマートレターは土曜日・日曜日・休日の配達を行いません。定形外郵便・ミニレター・ゆうメールは、日本郵便の案内で「追跡可能」「毎日配達」はオプションサービスを利用した場合に限るとされています。出典は日本郵便「国内の料金表(手紙・はがき)」「国内の料金表(荷物)」「スマートレター」です。
読み方はこうなります。
- ポストから出せて、追跡が要るなら、クリックポスト(240円)。10月1日以降、クリックポストとゆうパケットは大きさの条件がほぼ同じになりますが、クリックポストのほうが120円安く、重さも2kgまで入ります。今ゆうパケットを使っている方は、クリックポストに切り替えたほうが安くなります。
- ただし厚さが3cm近い荷物は、ゆうパケット(360円)のほうが確実です。クリックポストは10月1日から窓口で出せません。ポストの投入口を通らなければ、その場では出せず持ち帰りになります。ゆうパケットは厚さ3cm以内と数字で決まっていて、窓口でも出せます。差額の120円は「窓口で確認してもらえる安心料」だとお考えください。
- 厚さ3cmを超えるなら、レターパックプラス(600円)。レターパックプラスは、A4サイズ・4kg以内であれば3cmの厚さを超えても使えます。
- 薄くて軽く、追跡が要らないなら240円より安い方法があります。100gまでなら定形外郵便(規格内)180円、150gまでの本やCDならゆうメール190円、A5に収まるならスマートレター210円です。ただしいずれも追跡が付かず、土曜・日曜・休日の配達もありません。フリマアプリの発送のように「届いた記録」が要る場合には向きません。
よくある質問
葉書野 ウラ
9月30日までに支払いを済ませたラベルは、10月1日以降も使えますか?
ラベルの有効期間は支払い手続きが完了した日の翌日から7日間です(日本郵便「クリックポストのQ&A」)。9月30日に支払えば10月7日まで有効です。運賃については、クリックポスト利用規約第4条第4項に「支払手続から荷物の差し出しまでの間にクリックポストの運賃が変更となった場合であっても、変更前の運賃が適用されます」と定められていますので、185円のままです。ただし、10月1日以降にそのラベルを郵便局の窓口へ持ち込めるかどうかは、2026年8月時点で公開されている利用規約・案内では確認できません。郵便ポストに投函するのが確実です。
10月1日から厚さは何センチまでですか?
厚さそのものの上限は数字では発表されていません。条件は「3辺の合計が60cm以内」「長辺34cm以内」「郵便差出箱に投函できるもの」の3つです。長辺34cmを使い切る場合、短辺と厚さに使えるのは残り26cmですので、厚さ3cmを取るなら短辺は23cmまでになります。日本郵便は、同じくポスト投かんを条件とするゆうパケットポストの案内で「郵便ポストに投かん可能な厚さの目安は3cmです」と示しています。
郵便局に持って行ったら、本当に断られるのですか?
2026年10月1日からのクリックポストの差し出し方法は郵便差出箱への投函のみと発表されています。郵便差出箱とは郵便ポストのことです。窓口へお持ちいただいても、クリックポストとしてはお引き受けできなくなります。窓口で出したい場合は、ゆうパケット(360円)やレターパックに切り替えることになります。
値上げ後もクリックポストがいちばん安いですか?
重さと、追跡が要るかどうかで変わります。追跡が付いてポストから出せる送り方の中では、240円のクリックポストが最も安くなります。同じ日にゆうパケットが全国一律360円に一本化されるため、10月1日以降はクリックポストのほうが120円安くなります。一方、追跡を付けない前提なら、100gまでの定形外郵便(規格内)180円、150gまでのゆうメール190円、A5サイズのスマートレター210円のほうが安く送れます。ただしこの3つは追跡が付かず、土曜・日曜・休日の配達もありません。
今の上限いっぱいのサイズで出していますが、10月からどうなりますか?
長辺34cm・短辺25cm・厚さ3cmは3辺の合計が62cmになり、10月1日からの「合計60cm以内」を超えます。そのままではクリックポストで送れません。処方は短辺を23cmに詰めるのが第一選択です(34+23+3=60cm)。厚さを削るのは最後の手段にしてください。それでも収まらない場合は、ゆうパケットやレターパックに切り替えてください。
まとめ
- 2026年10月1日から、クリックポストは185円から240円になります。
- 郵便局の窓口では出せなくなり、郵便ポストへの投函だけになります。窓口カウンター併設の差入口やスマリボックス・ファミロッカーも使えません。
- 大きさは3辺の合計60cm以内・長辺34cm以内・ポストに投函できるものに変わります。今の上限いっぱい(合計62cm)は送れなくなりますので、短辺を23cmに詰めてください。
- 重さの上限は1kgから2kgへ引き上げられます。
- 同じ日にゆうパケットが360円へ一本化されるため、10月1日以降はクリックポストのほうが120円安くなります。厚さが3cm近い荷物や、窓口で出したい場合はゆうパケットかレターパックに切り替えてください。
- 追跡が要らない薄くて軽いものは、定形外郵便(規格内)180円・ゆうメール190円・スマートレター210円のほうが安く送れます。
葉書野 ウラ






