料金別納郵便について
解説しています。
料金別納郵便とは?
日本郵便では「料金別納」について、下記の様に説明されています。
大量の郵便物・荷物を差し出すときに、切手をはる手間が省けます。 料金を一括して支払えるので便利です。 料金別納表示を事前に印刷することができ、効率的な処理ができます。 郵便物・荷物の差出状況(月日、通数、金額)の記録ができます。
料金別納を利用できる条件
郵便を1度に10通以上送付する事が必要となります。
差し出される郵便物・荷物は同一料金であることが必要ですが、料金ごとに分けて差し出す場合は同一料金でなくても大丈夫です。
本来切手を貼付する位置に「料金別納」であると確認できるスタンプを押すかシールを貼付する必要がありますので、以下の表示サンプルを参考にしてください。
料金別納表示サンプル
料金別納で郵便物を差出す場合、上記の「料金別納」の表示をしていれば問題ありません。
「料金別納」の表示は家庭用のプリンターで封筒に直接印刷しても問題ありませんし、ホームセンターやネット通販で販売されている料金別納スタンプを使っても大丈夫です。
料金別納の表記は差出人が行う必要があり、差出しの際には必ず表記してください。
料金別納の表記がない場合、証紙が貼付されます。
料金別納用スタンプ
料金別納で郵便を送付する際、郵便物に「料金別納」を表記する必要があります。
現状としては「スタンプ」「シール」の2択になりますので、下記によく使用されているスタンプを紹介します。
注意点
集荷依頼時や窓口での手続き時、誤って料金別納郵便を郵便ポストに投かんしてしまった際の注意点をまとめてみました。
集荷依頼時の注意点
料金別納郵便を集荷依頼した場合、規定で“10通以下の場合は引受不可”となっておりますので集荷は断られる可能性があります。
集荷業務で外務の端末を使用した事がある人ならわかると思いますが、郵便を料金別納で引き受ける際、引受通数を10通以下の数字で入力すると引受注意のアラートがでるようになっておりますので、10通以下の場合は窓口にて料金を支払ってください。
料金別納郵便を差出する際は「別納郵便差出票」に郵便種別や通数や料金を記載する必要があり、集荷担当者は持っていない場合が多いのでご注意ください。
2018年7月に全国で法人を対象とした郵便物の集荷廃止が実施されましたので、原則として郵便物の集荷はありません。
※契約上の問題や担当局の配慮により対応や時期が異なります。(2018/9/3追記)
参考
以下に郵便物の集荷廃止について記事を書いております。
日本郵便が郵便物の集荷廃止を決定!集荷廃止の詳細と対処方法を解説 法人向け郵便物の集荷廃止情報まとめ
窓口の場合の注意点
料金別納郵便の差出条件を満たしている場合、「別納郵便物等差出票」を記載し、窓口に郵便物と差出票を揃えて出せば、料金別納で処理してくれます。
10通以下で別納郵便を差出した場合、郵便料金分の証紙を貼付されることがありますので、基本的に料金別納郵便は10通からの引受となります。
参考
別納郵便物等差出票の書き方については、下記の記事を参考にしてください。
絶対に失敗しない!別納郵便物等差出票の書き方と注意点を解説
別納郵便をポストに投かんした場合
別納印を押して、料金を支払わないまま郵便ポストに投かんしたらどうなると思います?
当然、料金が支払われていないので差出人に返還されます。
差出人が記載されていない場合は、一定期間保管した後に郵便法に基づいて中身を開封するという流れになります。
ポストで回収した郵便物は引受局内で人の手により区分されますし、ポストの中に「料金別納郵便」が投かんされていることは通常あり得ませんので、すぐに発見されます。
追記:別納郵便物等差出票
- 別納郵便物等差出票(2017/4/2追記)
別納郵便物等差出票は、最寄りの郵便局の窓口に行って「別納差出票をください」と言えば貰えますが、コンビニにはありませんのでご注意ください。
<関連記事>
元郵便局員が教える!料金後納の審査条件と失敗しない申請方法