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別納郵便物等差出票について
解説しています。
葉書野 ウラ
別納郵便物等差出票
料金別納は、料金額が同一で、同時に当社が別に定める通数以上差し出す郵便物を、料金別納とすることができる制度です(内国郵便約款 第47条)。日本郵便の料金別納のページでも、切手をはる手間が省けることと、郵便物・荷物の差出状況(月日、通数、金額)の記録ができることが特長として案内されています(料金別納|日本郵便)。
下の画像が、別納郵便物等差出票(引受検査用)の見本です。差出年月日・差出数・合計金額などを書く様式です。この記事で「この見本の様式」と書く箇所は、2018年に掲載した見本(平成表記)に印刷された記載を指します。見本の下部には、差出人が太枠内のみ記入する旨の注記が印刷されています。

※画像は2018年当時の様式(平成表記)です。支払方法の欄にある「小切手」は、2026年9月30日で取り扱いが終了しました。
参考
料金別納郵便の手続き方法については、下記の記事を参考にしてください。
料金別納郵便とは?差出し方・マーク・対象サービスを元郵便局員が解説
別納郵便物等差出票のダウンロードはできる?
別納の差出票は、公式の料金別納ページ・内国郵便約款・様式集(各種請求書類等様式集 内国郵便関係)のいずれにも掲載がなく、入手方法の公式な案内は確認できませんでした(2026年10月3日確認)。後納の差出票は、様式4として公開されています(後納郵便物等差出票(様式4))。
日本郵便の料金別納のページでダウンロードできるのは、「郵便切手貼付用紙(別納料金支払時に使用する用紙)」(PDF・Excel)です。切手で支払うときの用紙については、下の「切手で支払うときは郵便切手貼付用紙を使う」で説明します。
別納郵便物等差出票の書き方
別納郵便物等差出票には多くの欄がありますが、この見本の様式では、差出人が記入するのは太枠内の項目です。下記に、見本の項目と記入する内容を整理します。
別納郵便物等差出票の記入例(記入見本)
先に、記入した1枚のイメージをお見せします。定形郵便(50g以内・1通110円)を100通、料金別納・現金払いで差し出す場合の記入例です(料金は2026年10月時点)。当サイトで作った架空の例で、公式の見本ではありません。
| 記入欄 | 記入例 |
|---|---|
| 差出人 | 〇〇株式会社 札幌市〇〇1-2-3 |
| 差出年月日 | 2026年10月15日 |
| 支払方法 | 現金 |
| 郵便物の種類 | 定形 |
| 特殊取扱 | (なし) |
| 重量 | 50 |
| 差出通数 | 100通 |
| 1通の料金 | 110円 |
| 合計料金 | 11,000円 |
| 計(最下部) | 100通/11,000円 |
※料金は2026年10月時点(定形郵便物50g以内110円・2024年10月改定後・国内の料金表(手紙)|日本郵便)。
様式の欄は次のとおりです。
- 差出人:差出人の住所・氏名を書きます
- 差出年月日:郵便物を差し出す日の日付を書きます
- 支払方法:該当する□にチェックを入れます。別納料金が5万円を超える場合、郵便切手は選べません
- 1通の料金と合計料金:合計金額の欄に「③=①×②」と印刷されています(①は1通(個)の料金等、②は差出数)。この例では、110円×100通=11,000円です
- 計(最下部):表の一番下に「計」の欄があります
差出人の住所・氏名

「発送代行業者様 住所・氏名」の欄があります。
差出年月日・支払い方法

この見本の様式の支払方法の□は、「現金」「証紙」「切手」「小切手」の4つです。2026年10月1日以降に選べるのは前の3つです。日本郵便の発表(2025年11月13日)は、料金割引郵便物以外の基本料金を適用する別納郵便物について、現金などと郵便切手による支払いが可能としています。その「現金など」の注記には「現金および当社が定める有価証券のほか、郵便料金計器の証紙、クレジットカード等を含みます」とあり、詳細はお近くの郵便局にお尋ねください、とも書かれています。別納料金が5万円を超える場合は、郵便切手では支払えません。料金割引郵便物等(広告郵便物・区分郵便物を除く)の料金別納で切手が使えなくなったのは2019年1月1日からです(料金割引郵便物等の料金支払方法の変更|日本郵便・2018年6月29日発表)。
参考
料金割引郵便物等の料金支払方法の変更については、下記の記事を参考にしてください。

切手で支払うときは郵便切手貼付用紙を使う
別納料金を郵便切手で支払うときは、日本郵便が定める「郵便切手貼付用紙(別納料金支払時に使用する用紙)」を使います。内国郵便約款(第48条の注)にも、切手で支払う場合は、金額ごとにまとめるなど日本郵便が指定する用紙に記載されたところに従い、その用紙に切手をはり付けて提出するとあります。用紙は日本郵便の料金別納のページからPDFでダウンロードできます(Excel版もあります)。
1回の差し出しが5万円を超える場合に切手で支払えなくなったことと、切手で支払うときの用紙が指定されたことは、2026年2月1日からの取り扱いです(別納郵便物差出時の郵便切手による支払条件の変更|日本郵便・2025年11月13日発表)。
用紙に書かれている使い方の要点は次のとおりです(2026年10月3日確認)。
- 用紙は日本産業規格A3で、横向きに使います。貼付枠は50枠です
- 1回の差出に使う切手の合計枚数が50枚を超える場合は、1枚の用紙には同じ金額の切手だけを貼ります
- 合計枚数が50枚以下なら、1枚の用紙に異なる金額の切手を貼れます。その場合は金額ごとに貼ります
- 切手は1枚ずつ切り離して、所定の貼付枠に貼ります(1シート50枚の切手は、左上「1」の枠に合わせてシートのまま貼ってもかまいません)
- 貼付する切手の金額、合計枚数、合計金額を所定の欄に書きます。複数の用紙を使うときは通し番号を書きます
郵便種別
様式の表の見出しは、「郵便物等の種類」「特殊取扱等の種類」「重量・サイズ」「地帯」「1通(個)の料金等」「差出数」「合計金額」です。
「合計金額」の欄には「③=①×②」と印刷されています(①は1通(個)の料金等、②は差出数)。表の一番下に「計」の欄があります。
上に挙げた以外の各欄の記入規則は、公式に案内が見当たりません(2026年10月時点)。「基本割引率」「特別割引率」「割引金額」「支払金額」の欄も同じです。
記載事項に訂正が生じたとき

注意点
この見本の様式では、下部の「検査者印」欄は引受検査(通(個)数検査を含みます)を行った社員が、「領収者印」欄は郵便料金等の収納を行った社員が押印すると印刷されています。
毎月50通(個)以上の郵便物・荷物を差し出す場合は、取扱郵便局の承認を受ければ、料金後納(1か月分の料金を翌月に一括して払う方法)も使えます(料金後納|日本郵便)。
料金別納の表示は、お客さまが郵便物・荷物の表面左上部(横に長いものは右上部)に行います。表示の一例は、「料金別納郵便」の文字と差出郵便局名です。スタンプで押す場合の例(参考)です。
参考
料金後納や後納ポストインについては、下記の記事を参考にしてください。
元郵便局員が教える!料金後納の審査条件と失敗しない申請方法 
元郵便局員が教える!料金後納関連の各種申請書類と記入例
よくある質問と回答
葉書野 ウラ
郵便物に別納表示を行いたいのですが、差出事業所名には何を表示すればいいですか?
表示の上部にある「差出郵便局名」には、郵便物・荷物を差し出す郵便局名を書きます(例:銀座郵便局へ差し出す場合は「銀座局」)。郵便物・荷物の外部に差出人の氏名と住所または居所をはっきり書けば、差出郵便局名は省略できます。日本郵便の料金別納のページで案内されています。
大口割の種類と割引率を教えてください。
内国郵便約款(第47条の注3)には、料金額が同一でなくても料金別納にできる郵便物として、「郵便区内特別郵便物」と、「広告郵便物」「区分郵便物」「バーコード付郵便物」などの料金割引が適用される郵便物が挙げられています。割引の適用条件や割引率は、下に挙げた関連記事で解説しています。
料金別納を使うには、契約や承認が必要ですか?
料金別納の定め(内国郵便約款 第47条・第48条)には、事前の契約や承認を求める規定がありません。料金後納は、第49条で承認が必要とされています。10万円を超える別納料金を口座振替で払うときは、事業所の承認が必要です(第48条の2)。別納の取扱郵便局は、日本郵便の料金別納のページで、集配郵便局および支社が指定した郵便局とされています。支払いは郵便切手または現金等で、5万円を超える場合は現金等です(第48条)。
別納郵便物等差出票の「通数検査」とは、1通づつ数えるんですか?
この見本の様式の「通(個)数検査」の欄には、「実数検査」の□と、重量換算の場合は重量換算結果のレシートをはり付ける旨が印刷されています。「検査者印」欄は、引受検査(通(個)数検査を含みます)を行った社員が押印する欄です。
<関連記事>
元郵便局員が教える!料金後納の審査条件と失敗しない申請方法 








