ゆうパック等を発送する際に「中身」と「外装」確認を重点的にチェックしますが、リサイクルダンボールを使用する際には、「危険物ラベル」「マーキング」の表示の有無注意が必要です。
一般的に多い「危険物ラベル」「マーキング」の一覧と、外装トラブルの対処方法を元郵便局員が解説します。
目次
外装マーク
リサイクルダンボールを使用する際に、以下に該当するマークが表示されていたり、シールが貼付されていた場合、内容品が危険物に該当しなくても、「外装上、危険物の包有されているかどうかの判断が出来ない」事から、引受拒否・航空搭載ができずに到着が遅れる場合があります。
中には商品番号のような表示もありますので、リサイクルダンボールを使用する際にはご注意ください。
火薬類
火薬類は、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
引火性ガス・液体
引火性ガス・液体は、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
毒性ガス
毒性ガスは、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
非引火性・非毒性ガス
非引火性・非毒性ガスは、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
可燃性物質
可燃性物質は、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
自然発火性物質
自然発火性物質は、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
水反応可燃性物質
水反応可燃性物質は、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
酸化性物質
酸化性物質は、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
放射性物質
放射性物質は、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
腐食性物質
腐食性物質は、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
少量危険物マーク
量に限らず危険物に該当する品目の場合、日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
微量危険物マーク
量に限らず危険物に該当する品目の場合、日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
磁器物質取扱ラベル
業務用等の磁器の極めて強い物質は、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
一般的に家庭で使われているレベルであれば問題ありません。
極低温液体ラベル
極低温液体は、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
熱源からの隔離取扱ラベル
熱源からの隔離を必要とする物質は、危険物に該当する為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
UNマーク
UNマークが表示されている場合、危険物に該当する品目である為に日本郵便では引受または航空搭載する事ができません。
また、国連番号(UN番号)が表示されている場合も同様の扱いとなります。
その他
他にも色々な種類があると思いますし、「伝染性のある物質」「その他有害物質」「放射性物質」「適用除外輸送物」「貨物機専用取扱ラベル」など、一定条件下でのみ郵送が可能な種類もあります。
対処方法
リサイクルダンボールの外装に上記の表示がある場合、ガムテープなどで完全に抹消する必要があります。
マジックなどで、ラベルや表示に訂正線を引いただけでは不十分な対応です。
ラベルや表示完全に抹消する必要があります。
まとめ
何気なく使っているリサイクルダンボールも、外装を注意して見てみると色々な情報が表示されている事があります。
UN番号など商品番号みたいでわかりにくいですし、一見、危険物マークと判断するのが難しいです。
中身が危険物ではなくても、「外装上、危険物の包有されているかどうかの判断が出来ない」という理由で引受拒否・航空搭載できないという事になります。
特に海外のリサイクルダンボールを使用される場合、外装には注意が必要となります。
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