絶対に失敗しない!後納郵便物等差出票の書き方と注意点を元郵便局員が解説します

後納郵便物等差出票の書き方と記入時の注意点について元郵便局員が解説します。

後納郵便物等差出票

郵便物を後納で差出する場合、後納郵便物等差出票を郵便物と提出する必要があります。

後納差出票はパソコンなどで自作しても問題ありませんが、後納で郵便物を差し出すには事前に後納契約を行う必要があります。
後納郵便物等差出票は、郵便物の差出を行う人が記入しなければなりません。

参考

後納料金については、下記の記事を参考にしてください。
元郵便局員が教える!料金後納の審査条件と失敗しない申請方法 元郵便局員が教える!料金後納関連の各種申請書類と記入例

 

後納郵便物等差出票の書き方

後納郵便物等差出票は、自作しても問題ありませんので書式が統一されていません。
日本郵便のフォーマットを参考として紹介させていただきますので、自作する際に必要項目として省かないように注意してください。
今まで業務で何百枚と後納票を見てきたので、経験を踏まえて解説します。

 

差出人情報

注意
後納票の場合、差出票を自作できるので、差出人部分はほとんど印字されています。
印字内容は「差出人名」「住所」「ビズ番号」「二次元コード」が印字されていて、引受を行う郵便局員としては「二次元コード」が印字されていると助かります。

同じ会社でもビズコードを使い分けされる事もありますし、基本的に履歴から顧客情報を入力しますが、履歴がない端末で集荷を行う事もありますので、「二次元コード」が後納票に印字されていると助かります。

仮にビズカードの紛失などでご自身の二次元コード(QRコード)が不明な場合、集荷担当者に「うちの二次元コードを出してくれる?」と尋ねてください。
データがあれば顧客情報(二次元コード)を印字することができます。

 

郵便種別

注意
後納票の場合、差出票を自作できるので、ほとんど印字されています。
Excelなどを利用して計算も自動すれば、計算ミスや記入ミスという事も大幅に減ると思います。

日本郵便のフォーマットには、「郵便物等の種類」「特殊取扱等の種類」「重量・サイズ別」「地帯」「通数」「1通の料金」「合計料金」「概要」がありますが、「地帯」「概要」の項目がなくても問題ないです。

 

その他

注意
必須ではありませんが、上記の項目があると郵便局側が助かります。
郵便局から後納票を配布された場合、必ず上記の項目が印字されてます。

 

注意点

一番の注意点は、差出票は差出人が記載しなければならないという事です。
以前は、集荷時に郵便局員が書いてくれるケースも多々ありましたが、最近は厳しくなっていますので断られる事が多いです。

内務の処理も以前に比べたら面倒な方向に変更されていますので、内務でもかなりシビアに検査されています。

ネット上にあるフォーマットを利用される場合、特約と通常を同じ後納郵便物等差出票でまとめていることがありますが、局によっては通常郵便物分と特約契約分を同一で処理しません。
その場合、通常郵便物分と特約契約分、それぞれに後納郵便物等差出票が必要となります。
(局により対応が異なる場合がありますので、担当局にて確認ください)

ゆうパックの場合は、基本的に後納郵便物等差出票を必要としません。

 

よくある質問と回答


後納郵便物差出票ってどうやって自作すればいいですか?

Excelなどで自作すれば簡単にできますし、日本郵便のフォーマットやネット上に色々と参考になるフォーマットがありますので、ご自分が差し出される内容(郵便物の種別)に合わせて作成するとよいと思います。

 

ビズカードをなくしたので、二次元コードもビズ番号もわかりません。
カードの再発行など可能ですか?

再発行は、契約した郵便局にお問い合わせしてください。
二次元コードとビズ番号のみであれば、データさえあれば集荷担当者でも簡単に発行できます。

 

後納でゆうパック差出しする場合、領収証ってもらえないんですか?

後納の場合、その場で金銭のやり取りがありませんので「領収証」はありませんが、荷物を預かったということで「受領証」があります。
引受入力前に「受領証をください」と伝えれば、その場で発行できます。

 

ハガキのウラの後納郵便物差出票はまだですか?

差出票のフォーマットを公開してほしいというお問い合わせが多いのですが、特約の場合は内容も多岐にわたり個人情報も多く含むので個別対応の方向で検討中です。

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