海外に郵便を送る際、海外から日本に送る際のあて名の書き方と注意点について元郵便局員が解説します。
海外に郵便を送る
あて名はあて先の国の言語で記入されることをおすすめいたします。
国際郵便商品
郵便局が取り扱っている国際郵便商品を紹介します。
国際郵便はがき
国際郵便はがきは、切手や必要事項が既に印刷されているので、あて先を書くだけで送ることができます。
エアメール(航空便)専用の国際郵便はがきで、世界各国へ均一料金で送ることができます。
郵便局に70円で販売されています。
国際返信切手券
国際返信切手券は、先方に郵送料の負担をかけずに返信を受け取りたいときに利用していただく返信用切手券(クーポン)です。
一枚送付すれば、先方が現地の事業所で原則として手紙(航空便)の基本料金分の現地切手と交換できます。
郵便局で1枚150円で販売しています。
航空書簡(注意)
郵便料金を表わす料額印面が印刷してある封筒兼用の便せんです。
25gを超えない範囲で、写真や紙片等の薄い物品を入れることができます。
書くスペースは、はがきの3倍もあり、割安な料金(世界均一90円)で世界各国へ航空便で差し出せます。
内国郵便の郵便書簡の海外版みたいな感じです。
よくある質問と回答
エアメールってポスト投かん可能ですか?
料金が間違っていなければポスト投かんでも問題ありません。
料金などを調べる場合、日本郵便の公式サイトをご確認ください。
日本の絵ハガキで海外の友達に郵便を送りたいのですが、あて先、差出人、メッセージをどこのどう書いたらいいですか?
下記のような感じはいかがですか?
海外から日本に郵便を送る場合、あて先は日本語で書いても問題ありませんか?
英語、フランス語または送り先の言語で記載することが望ましいので、日本宛の場合は日本語で表記して問題ありません。
ただし、国名だけはわかりやすく「JAPAN」と書いておいたほうがいいと思います。
エアメールって青と赤のラインの封筒じゃないと送れませんか?
封筒に規定はありませんので、サイズと重ささえ問題なければ規定はありません。
「VIA AIR MAIL」の文字は何色で書くのが正しいですか?
「青」や「黒」が望ましいと規定されていますが、正直区分する際に「AIR MAIL」だと判断できれば色は何でもいいかなと現場的には思います。
相手の国に届いてしまえば色なんて全く気にされませんし、わかりやすいというのが一番大事だと思います。
海外に郵便を送る際に注意したほうがいい点ってありますか?
切手を貼付する際に「貴重な切手」や「珍しい切手」や「高価そうな切手」を使わないほうがいいです。
日本の郵便制度が世界最高レベルであって、それを当たり前に使っているので全世界共通と思われがちですが、海外では勝手に切手を剥がされたりするケースもあります。
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