スキーゆうパック(片道)ラベルの書き方と、発送時の注意点を元郵便局員が解説させていただきます。
スキーゆうパック(片道)
スキーゆうパック(片道)とは、お客さまのスキー道具を、ご使用日の前日までにゴルフ場・スキー場の施設、空港内の指定カウンター又はホテル・旅館等に配達するサービスです。
お客さまは、配達先の施設・受付カウンターで荷物を受け取ることができます。
通常のゆうパックと異なり、荷物の長さ・幅・厚さの合計が 1.7mを超えるもの、又は重量が 30kg を超えるものであっても引き受けることができますが、持ち運びができるようにひもで適当に縛るなど、差出郵便局が必要と認める措置を講じる必要があります。
差出し時の注意点
専用ラベルに、必要な事項(特にご使用日時は必須)を明瞭に記載してください。
スキーゆうパックには「片道用」と「往復用」がありますので、用途に合わせて専用ラベルを選択してください。
チルドサービス、セキュリティサービス、本人限定受取サービス、代金引換および着払のお取り扱いとすることはできません。
内容品がスキー道具だと容易に認定できるよう包装してください。
最も注意すべき点は、撥水・防水・ワックススプレー缶を入れたまま発送しないでください。
輸送先が航空輸送エリアの場合、荷物の中にスプレー缶等が入っていると引受不可や陸送となりますので、配達日数が遅れプレー日時に間に合わなくなる可能性があります。
スキーに使用するとみとめられないものをバッグ等に入れて差し出された場合は、スキーゆうパックの対象にはなりませんのでご注意ください。
受取り時の注意点
荷物を受け取る際は、専用ラベルの「ご依頼主控」とパスポート・運転免許証など、本人であることを確認できる資料を必ず持参してください。
スキーゆうパックの種類
スキーゆうパックには「片道用」と「往復用」があります。
スキーゆうパックラベルの見分け方
往復用のラベルは、分かりやすく「往路」や「往復便」と記載されています。
スキーゆうパックラベル(片道)
スキーゆうパック(片道)のラベルは、5枚綴りになっています。
(1枚目)
荷物を発送する際に必要な情報を全て記載し、引受入力後に控えとしてお客様にお渡しします。
片道用の場合、荷物の受取りに控えが必要となりますので、くれぐれも破棄しないようにしてください。
(2枚目)
コンビニで引受けした際は、郵便局がコンビニから荷物を預かる際に控えとしてコンビニに渡します。
(3枚目)
この伝票は、引受日から7年間も保管されています。
(4枚目)
ちょう付用兼配達証は、配達局にて保管されます。
(5枚目)
1枚目の伝票に記入する際に、筆圧が弱いと貼付用の伝票が全く見えないので、強めに書くことをお願いします。
このラベルは赤ラインの部分でカットすることができ、右側の部分は「お届け先の控え」になります。
ラベルの書き方
- ご利用のゆうパックの種類(「スキー」に丸をつけてください。)
- お届け先の郵便番号・ご住所・電話番号・受取人さまのおなまえ
- ご依頼主さまの郵便番号・ご住所・おなまえ・電話番号
- プレー日時
- 搭乗日時欄・空港会社/便名欄に斜線を引いてください
- 内容品
- ご依頼主さまのおなまえ
専用タグの書き方
スキーゆうパックの引受けには、必ず専用タグを作成が必要となり、お客さまが記入してください。
よくある質問と回答
ラベルはどこでもらえますか?
基本的に郵便局でもらえますが、スキー場が近くにあるコンビニなどにも置いてある場合があります。
集荷も可能ですので、集荷を依頼する際に「スキーゆうパックの片道用のラベルもお願いします」と伝えるともってきてくれます。
スキー靴などを入れるのもダメですか?
原則的に「スキーに使用するとみとめられるもの」であれば、問題ありません。
他にもスノーボード、スキー靴、スキーウェア、着替えが入ったバッグ等は「スキーに使用するとみとめられるもの」に該当します。
スキー板やボードのケースカバーってクロネコヤマトのでも問題ありませんか?
全く問題ありませんし、わざわざ買いなおす必要もないです。
郵便局側も「専用カバーは、他運送事業者が販売したものでもかまいません」と周知されています。
最大どのくらいのサイズまで大丈夫ですか?
スキーゆうパックは、原則として荷物の長さ・幅・厚さの合計が 1.7mを超えるもの、又は重量が30kgを超えるものであっても引き受けることができます。
スキー場にしか配達していただけないですか?
スキーゆうパックの場合、原則として「スキー場」と「個人宅」への配達が可能です。
追記
現在、ラベルのサイズを記入する部分のデザインが変更されています。
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