モデムの返送等で多く利用されているリターンパックの仕組みと返送手順を元郵便局員が解説します。
リターンパックとは?
リターンパックは、回収物流向けに開発された、組み立て方によって大きさが変わる箱です。
一般的にモデムの回収に使われていることが多いです。
リターンパックを回収元にあらかじめご提供し、専用のゆうパック着払シート式伝票を貼付してゆうメールとして回収先に送付します。
回収先は宛名書きや伝票の貼付の必要がなく、リターンパックを組み立て直し、中身を入れて、着払ゆうパックとして全国の郵便局・提携コンビニ・ゆうパック取扱所に差出しするだけで簡単に回収が完了します。
回収先に一切負担がありません。
リターンパックによる回収の流れ
リターンパックには「往路」と「復路」に分かれています。
「往路」とは、回収元から回収先。
「復路」とは、回収先から回収元。
往路
復路
リターンパックのイメージ
返送手順
STEP.1
開封
リターンパックが届いたら、下記の図のように開封してください。
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STEP.2
組立
下記の図のように送り状の左右を持ち手前に引き出します。
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STEP.3
荷物を入れる
箱に荷物を入れたら、赤いフチを内側に折り、料金後納マークのついたふたを先に閉じます。
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STEP.4
箱を閉じる
送り状の貼られたふたを閉じ、差込口に赤フチを差し込みます。
点線に沿ってガムテープを貼って完成です。
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点線に沿ってガムテープを貼って完成です。

STEP.5
発送
着払ゆうパックとして全国の郵便局・提携コンビニ・ゆうパック取扱所から差出しすれば発送完了です。
着払いなので差出し時に費用はかかりません。
着払いなので差出し時に費用はかかりません。
追記
往路の組立方法もお問い合わせがありましたので、下記に手順を紹介します。
STEP.1
リターンパックの受け取り
組み立て前のリターンパックは、下記の状態になっております。
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STEP.2
送り状の貼付
Aの送り状貼り付け枠に合わせて、印字済の送り状を貼り付けます。
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STEP.3
箱型にする
A面とB面のロゴが描かれた面の上部を持ち、箱型になるように開きます。
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STEP.4
折り目をつける
各面に「山折り」または「谷折り」の折り目をつけます。
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STEP.5
送り状の上部を折って差し込む
送り状の上を山折りにし、しっかりとおさえます。
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STEP.6
完成
差し込み口に赤いフチを差し込んでゆうメールの完成です。
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注意
リターンパックを回収元として利用する場合、事前に後納契約を行う必要があります。ご不明な点は、最寄りの集配郵便局にお問い合わせください。
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