日本郵便が「かんぽ営業の信頼回復に向けたお客さま対応に最優先で取り組む」を理由に、本年度分の物販ノルマ廃止を決定!

2019/8/13(火)に日本郵便が「かんぽ対応を優先」を理由に、本年度分の物販ノルマ廃止を決定しました。
物販ノルマ廃止について元郵便局員が解説します。

記事元

日本郵便は13日、全国の郵便局で展開するカタログ販売などの物販事業について、2019年度の営業ノルマを廃止すると決めた。同日付で各郵便局に文書で伝えた。物販事業を巡っては年賀はがきなどと同様、ノルマが達成できない局員が自腹で購入することが問題となっており、来年度以降はノルマの算定方法を見直す方針という。

引用:西日本新聞


疑問

記事を読むと物販事業ノルマ廃止の理由は「かんぽ営業の信頼回復に向けたお客さま対応に最優先で取り組むため」となっています。
そもそも物販事業とは、郵便局に置いたカタログやチラシで品物の注文を受け、ゆうパックで配送するサービスことで、物販事業に「年賀の販売」が含まれているかわかりません。

というか廃止理由が「かんぽ営業の信頼回復に向けたお客さま対応に最優先で取り組むため」ということは、かんぽの話であって、かんぽに全く関係のない郵便事業には無縁の話では?とすら思っています。

むしろ、「廃止したかんぽの分を郵便事業のほうで頑張って」とかあり得るのが日本郵便クオリティ。


過去の対応事例

過去の対応として「ノルマ」という言い方を「目標」にしたとか、昔はノルマが「個数」だったのが「金額」になったとか、そういう細かい変更はありました。

ノルマに対する「達成しないといけない」という雰囲気は、それぞれの局で全く異なりますので、全く何も言われない局もあれば、毎日に毎日言われる局もあるそうです。
個人的にはノルマに対して「自腹してでもやらなければ」という雰囲気の局に当たったことがないので、ネット記事みたいなパワハラ強要は感じた事がなかったです。

営業に対する方針や購入対象となる物販商品の種類・金額というのは、本当に郵便局単位で全く異なりますので、一概に全てに当てはまるわけではありません。

参考

営業については、下記の記事を参考にしてください。
かんぽの不適切営業から見える!日本郵便の「営業ノルマ」と「企業体質」


まとめ

ノルマ廃止が本当かどうかは、年賀ハガキで続報したいと思います。

ノルマ廃止は「かんぽ」だけなのか?
物販廃止に年賀ハガキが含まれているのか?
個人目標や班目標が設定されていないか?

「ノルマ廃止」を決定した以上、どんな方向で結果を着地させるのかを報告させていただきます。