米国宛て国際郵便物の大幅な遅延と今後の状況について

この記事では
米国あての国際郵便物について
解説しています。
[prpsay img=”https://stamp.yuubinya.com/wp-content/uploads/2019/10/huki-talk.png” name=”葉書野 ウラ”]新型コロナウイルス感染症の世界的まん延に伴い、米国宛て国際郵便物の大幅な遅延が発生しておりますので、今後の考えられる状況も含め、元郵便局員が解説します。[/prpsay]

米国宛て国際郵便物の大幅な遅延

新型コロナウイルス感染症の世界的まん延に伴い、米国宛て国際郵便物については、今現在も引受けは行っていますが、航空機の大幅な減便・運休のため、お預かりしている米国宛て国際郵便物の航空機への搭載に2週間以上の期間が必要となります。

分かりやすく言えば、日本の郵便局から米国宛てに国際郵便物を発送した場合、日本国内から米国に輸送するまでに14日以上かかる可能性があり、米国に到着しても米国郵便事業体の状況次第では、さらにお届けまでに相当の日数をかかります。ということになります。

正直、いつ届くかわからないという状態だといえます。


発送時の注意点

大幅な遅延が発生していますので、賞味期限や消費期限が短い食品は避けるべきだといえます。
他にも2018年9月1日以降、米国宛ての記録扱いの国際郵便物については、郵便物の通関に関する情報が電子的にUSPSに送信がない場合、米国での輸入通関・セキュリティ検査等に時間がかかり、さらに遅延する可能性が発生しますのでご注意ください。

参考

米国宛てのEMS等のラベルの作り方については、下記の記事を参考にしてください。
アメリカあて国際郵便の通関電子データ義務化と手書きラベルの引受不可問題


今後の予想

現時点では、当分の間、今の状況が劇的に改善する事はないといえます。
状況はさらに悪化すると思われますので、できるだけ最新の情報を紹介していきたいと思います。


各国における郵便物の取扱状況

新型コロナウイルスによる各国・地域における郵便物の取扱状況については、下記の記事を参考にしてください。
新型コロナウイルスによる各国・地域における郵便物の取扱状況 日本郵便が一部の国際郵便物の引受けを一時停止!対象国一覧