アメリカあて国際郵便の通関電子データ義務化と手書きラベルの引受不可問題

この記事では
アメリカ宛て国際郵便物について
解説しています。
葉書野 ウラ
アメリカあて国際郵便物の通関電子データ送信義務化と手書きラベルの引受不可について元郵便局員が対処方法を解説します。

米国郵便庁からの通知

2018年8月13日に日本郵便より、米国宛て国際郵便物発送の際の「国際郵便マイページ」の利用についてというお知らせがありました。

お知らせの内容をわかりやすく紹介すると、「2018年9月1日よりアメリカ宛てに現行の手書きの送り状(ラベル)で、EMS等を発送すると送達に遅延が生じる場合がありますので、事前に郵便物の通関に関する情報を電子的に米国郵便庁に送信してください。」という事です。

さらに噛み砕いた言い方をすれば、「手書きのラベルではなく、日本郵便が提供しているオンラインシッピングサービスを利用して、送り状(ラベル)を作成したほうが遅延のリスクが回避できます」って事です。
 

注意
現在、米国宛てに手書きのEMSラベルなどによる差出しは、原則、引き受けをお断りされますのでご注意ください。
EMS・国際小包・小形包装物など差し出される場合は、「国際郵便マイページサービス」を必ずご利用ください。


対象郵便物

記録扱いの国際郵便物とは、以下に該当するもの全てになります。

  • EMS
  • 小包郵便物
  • 書留郵便物
  • eパケット
  • eパケットライト


通関に関する情報

郵便物の通関に関する情報とは、以下に該当する情報になります。

  • 差出人の住所氏名
  • 受取人の住所氏名
  • 内容品
  • 内容品の価格
 
※基本的に、税関告知書に記載されている情報の全てが対象です。


アメリカ以外の対応

米国のほか、カナダ、オーストラリア、中国、香港、韓国、タイ、英国、フランス、スペインにおいても、郵便物の通関に関する情報の電子的な送信が求められています。

上記に該当する国へEMS等を発送する際は、日本郵便が提供しているオンラインシッピングサービスを利用される事をおすすめします。

参考

最新の国際郵便物の通関電子データ送信義務化に関する情報については、下記の記事を参考にしてください。
国際郵便物の通関電子データ送信義務化と手書きラベルの危険性


国際郵便マイページ


国際郵便マイページとは、日本郵便が提供しているオンラインシッピングサービスで、主に国際郵便(EMS等)を頻繁に発送される方や法人向けの「国際郵便マイページサービス」と、個人向けの「国際郵便マイページサービス for ゆうプリタッチ」があります。

日本郵便のWEBページでは「頻繁に国際郵便(EMS等)を発送される方」と表記されていますが、国際郵便マイページサービス for ゆうプリタッチで発送できる内容品数が3項目までなので、4項目以上の内容品を送付される場合には、PC用の「国際郵便マイページ」利用する必要があります。


国際郵便マイページサービス

職場・ご自宅のプリンタで簡単にEMSなどのラベルや必要書類を印刷できるサービスで、以下のような特徴があります。

  • 必要な情報を入力すれば、EMS、国際eパケットライトなどの発送に必要なラベルが印刷できます。
  • ラベルの印字と必要書類(インボイスなど)をまとめて印刷する事ができます。
  • ドレス帳、内容品のデータ登録が可能なので、手書きで書く作業に比べたら負担軽減大です。
  • 過去に作成した送り状履歴を使って新しい送り状の作成ができますので、何度も同じ場所や商品を送る場合にも楽です。
 
注意
オンラインシッピングツールを初めて利用する際、専用のパウチ(送り状袋)が必要となりますので、事前にマイページサービス内で請求する必要があります。

参考

国際マイページサービスの登録方法については、下記の記事を参考にしてください。
国際郵便を便利で楽に発送できる!国際郵便マイページサービスの利用方法


国際郵便マイページサービス for ゆうプリタッチ

スマートフォンを使って、郵便局に設置されている専用プリンタ「ゆうプリタッチ」から国際郵便のラベルや書類を印刷し、窓口で発送できるサービスです。

  • 職場・ご自宅プリンタがなくても、EMS、国際eパケットライトなどの発送に必要な送り状が印刷できます。
  • 送り状の印字と必要書類(インボイスなど)もまとめて印刷する事ができます。
  • スマートフォンから情報を入力するので、書類を手書きする負担がなくなります。
  • 国際郵便マイページサービスに登録しなくても、郵便局に設置されているゆうプリタッチで簡単に送り状を作成できます。
 
注意
国際郵便マイページサービス for ゆうプリタッチは、内容品が3項目以下の場合や国際eパケット向きだと言えます。
内容品が多く4項目以上の内容品を送付される場合、PC用の「国際郵便マイページ」利用してください。

参考

国際郵便マイページサービス for ゆうプリタッチについては、下記の記事を参考にしてください。
国際郵便マイページサービス for ゆうプリタッチの利用手順を解説


ゆうプリタッチ設置局

現在、ゆうプリタッチが設置されている郵便局は、全国に12,000局以上あります。
ゆうプリタッチ設置局については、下記の記事を参考にしてください。
「ゆうプリタッチ設置局」を探すなら「ゆうプリタッチマップ」が便利!


まとめ

アメリカにあての国際郵便に限らず、2021年1月1日(金)から通関電子データの送信が義務化されます。
手書きのEMSラベルなどで差し出されると名宛国で通関の遅れや返送のおそれがありますので、国際郵便マイページサービスなどを活用してください。


最新情報

国際郵便物の通関電子データ送信義務化と手書きラベルの危険性