航空危険物一覧について
解説しています。
航空危険物とは?
航空危険物とは、簡単にいえば飛行機で輸送できない危険物で、航空危険物にも大きく分けて以下の2種類があります。
- 引受禁止
- 条件付きで引受可能
引受禁止
「引受禁止」というのは、国際航空運送協会(IATA)の「危険物に関する規則」が対象とする物品(航空危険物)です。
国際郵便において、郵便物の種類(通常郵便物、小包郵便物、EMS郵便物)及び輸送モード(航空便、SAL便、船便)に関わらず引受する事ができない物品となります。
条件付きで引受可能
「条件付きで引受可能」というのは、一定の条件を満たせば引受ができる物品になります。
国により条件も細かく異なりますので、必ず事前に調べておく必要があります。
航空危険物一覧
下記に郵送できない物品(航空危険物)の具体的な商品を紹介します。
クリックすると具体的な商品を確認できますので、是非参考にしてください。
- 花火
- クラッカー
- 弾薬
- ライター用燃料
- ペイント類
- 香水
- マニュキュア
- ヘアカラー
- 消火器
- アクアラング
- 除塵スプレー
- 携帯用濃縮酸素
- ヘリウムガス
- キャンプ用ガスコンロ
- カセットコンロ用ガス
- ライター用補充ガスなど
- マッチ
- ライター
- 漂白剤
- 過酸化剤
- 個人用小型酸素発生器
- クロロフォルム
- 加熱蒸散殺虫剤(発火式)
- プルトニウム
- ラジウム
- ウラン
- セシウム
- 麻薬および向精神剤など
- 生きた動物(一部例外あり)
- わいせつまたは不道徳な物品など
EMS
EMSでの発送時には、下記に該当する物品も引受不可となります。
- 硬貨、銀行券、紙幣
- 各種の持参人払有価証券、旅行小切手
- 貴重品
(加工の有無を問わず「白金」「金」「銀」「珠玉」「宝石」が該当します)
EMSは内容品より送料のほうが高い場合が多々ありますので、高額の送料を払ったにも関わらず差出人返還となれば大損です。
差出人返還となった場合、送料の返却はありません。
ご注意
上記を含む物品は、飛行機に乗せて輸送する事ができません。
発送前に必ずX線検査が行われますので、バレないなら大丈夫という考えは通用しません。
上記以外にも、条約や各国の法律で定められた物品も発送する事ができません。
専門的な内容は、下記の書籍が参考になります。
追記:条件付き発送について
石油ストーブや石油ヒーターの発送に関するお問い合せが数件ありましたので、追記情報として紹介します。
“国内限定”で“陸送”という条件付きであれば、石油ストーブや石油ヒーターもゆうパックで発送可能です。
ただし新品である事が必須条件で、一度でも使用している場合、灯油が引火性液体に該当するために引受不可となります。
工業系の荷物で多い塩酸系のものも「濃度(%)」によっては、一部引受が可能な場合もありますので、最寄りの集配局にご確認ください。
生き物もきちんと条件を満たせば発送は可能ですが、くれぐれも輸送環境を考慮した梱包をお願いします。
参考
ゆうパックで生き物を送る方法については、下記の記事を参考にしてください。
生きた動物や昆虫をゆうパックで送る方法
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