通信事務郵便(特例型・特定事項伝達型)と通信事務郵便(依頼信)について元郵便局員が解説します

通信事務郵便には「特例型」「特定事項伝達型」「依頼信」があります。
通信事務郵便はがきや封筒について元郵便局員が解説します。

通信事務郵便

通信事務郵便は、内国郵便約款に下記のように記載されています。

第6節 業務用郵便物
(業務用郵便物)
 
第194条 当社の業務の事務に関し、当社の依頼により当社にあてて差し出される郵便物であって当社が別に定める表示をしたものは、差出人において、その料金の支払を要しません。
 
(注) 当社が別に定める表示は、郵便物の表面の左上部(横に長いものにあっては、右上部)に「通信事務郵便」の文字を明瞭に記載し、及び郵便物の外部に「依頼信」その他当社の依頼により差し出したものであることを表す文字を明瞭に記載するものとします。

補足
端的に説明すると、「業務で使用する郵便なので無料です」という意味です。
通信事務郵便と表記があれば、切手を貼付する必要はありません。


種類


補足
封筒タイプは上記のデザインとなり、封筒のサイズは長3形と角2形になります。
他にはハガキタイプもあり、実は不在票もポスト投かんに対応していますので、通信事務郵便の表記があります。
封筒タイプの場合、裏面に差出し局が必ず記載されています。


通信事務郵便(特例型・特定事項伝達型)

色々な用途がありますが、本人限定郵便(〇〇型)郵便物等の到着通知に使用される事が多いです。
本人限定郵便(〇〇型)郵便物等の到着通知の際は、上記で紹介した長3形の封筒の場合が多いです。

このご時世なので、いきなり本人限定郵便(〇〇型)郵便物等の到着通知という郵便物がきたら、「詐欺かな?」と疑ってしまう事も少なくないと思いますが、通信事務郵便には必ず差出局が記載されていますので、心配な場合は電話にて確認するとよいと思います。

本人限定郵便(〇〇型)郵便物等の到着通知は、「本人限定受取郵便等が届いたので、受け取り日時を指定するか、局まで取りに来てください」的な内容なので、受取方法と日時を指定すれば問題ありません。

郵便局 → お客様に連絡する為の通信事務郵便となります。


通信事務郵便(依頼信)


色々な用途がありますが、居住確認や不在通知に再配達日時を記載してポスト投かんするに使用される事が多いです。
ハガキタイプが多く、基本的に郵便局へ返信する場合に「依頼信」と表記されている事が多いです。

日本郵便には、大きく分けて赤・青・白の不在票が使われていましたが、全ての不在票の左上に通信事務郵便(依頼信)と記載されてます。
今はスマホで再配達する人が多いと思いますが、ポスト投かんによる再配達依頼が全くないわけではありませんので、他社にはない日本郵便だからこそできるサービスでもあります。

お客様 → 郵便局に連絡する為の通信事務郵便となります。


通信事務郵便(その他)

市町村合併による住所変更時、郵便番号の変更があった場合など、稀に個人間でも通信事務郵便を使用する事ができます。
その場合、郵便局から専用の通信事務郵便ハガキを提供される事があります。


よくある質問と回答

 

手書きで「通信事務郵便」と表記しても配達されますか?

日本郵便が認めていれば可能ですが、基本的にダメです。
故意に行った場合、郵便法に反する可能性があります。

 

通信事務郵便の封筒が欲しいです。どこで貰えますか?

基本的に貰えないと思います。

 

切手を貼る必要がありますか?

切手は不要です。

 

通信事務郵便(依頼信)は、ポスト投かんで大丈夫ですか?

ポスト投かんで問題ありません。
わざわざ集配局まで持参する必要はありません。


まとめ

通信事務郵便は、切手を貼る必要はありません。
基本的に郵便局と個人の間で使われ、原則的に個人間で利用する事ありませんが、市町村合併時や郵便番号の変更時などに使う事ができる場合があります。

通信事務郵便(はがき・封筒を含む)には、必ず差出局や返送局が記載されています。
心当たりがない場合や不審に思った場合は電話にて確認してください。

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