「あて所に尋ねあたりません」で返送された年賀はがきの再利用・再差出方法

この記事では
年賀状の再利用・再差出について
解説しています。

葉書野 ウラ

「あて所に尋ねあたりません」で返送された年賀はがきの再利用・再差出について、元郵便局員が解説します。

あて所に尋ねあたりませんとは?

あて所に尋ねあたりませんとは、「あてどころにたずねあたりません」と読み、何らかの理由(郵便番号違い、住所違い、番地間違い、転居届切れ、名前違いなど)により配達されずに差出人に返送された郵便物のことです。

特に年賀状は年に1回しか送らなかったりすることもあり、「あて所に尋ねあたりません」で返送されることが凄く多いです。
返送された年賀はがきの再利用・再差出について解説しますので、参考になれば幸いです。

参考

「あて所に尋ねあたりません」については、下記の記事を参考にしてください。
「あて所に尋ねあたりません」で戻ってきた郵便物等の理由は?

 

返送された年賀はがきの再利用

返送された年賀はがきの再利用方法としては、「再差出」と「切手などに交換」の2種類しかありませんが、「切手などに交換」する場合は「未使用」というのが前提です。

 

再差出

再差出というのは、「あて所に尋ねあたりません」で返送された年賀はがきに新しく切手を貼付し、郵便番号・住所・名前などを修正して、再差出することです。

再差出する場合、下記のように「あて所に尋ねあたりません」に二重線を引き、「再差出」と赤で記載してください。

訂正前
訂正後

一般的に再差出せずに新しく書き直しされる方が多いと思いますが、上記のように返送された年賀はがきの再差出という方法もあります。

 

切手などに交換

年賀はがきを切手などに交換する場合、未使用というのが大前提です。
この場合の未使用というのは、差出しを行ったかどうかで判断してください。

裏面を印字していても、あて名を書いていても、差出しを行っていなければ所定の手数料を支払う事で切手などに交換することが可能です。

「あて所に尋ねあたりません」で返送された年賀はがきは、当然のことながら使用済になりますので切手などに交換する事はできません。
消印の有り無しで判断される方もいますが、年賀はがきに限っては年賀特別期間中は消印が押印されませんので、通常のはがきと異なり「消印が押印されていない=未使用」というわけではありません。
特殊なインクで肉眼で確認できないバーコードが印字されており、消印がなくても使用済か未使用かの判断が可能ですので、未使用として切手と交換しようとしてもバレます。

参考

切手などの交換については、下記の記事を参考にしてください。
書き損じや余った年賀はがきを郵便局で切手やはがき等に交換してもらう方法

 

よくある質問と回答

[prpsay img=”https://stamp.yuubinya.com/wp-content/uploads/2019/10/huki-hatena.png” name=”葉書野 ウラ”]「年賀はがきの再差出」に関するよくある質問と回答です。[/prpsay]

住所も名前も何1つ間違ってないのに返送されてきたのですが、どこに連絡したらいいですか?

配達局に連絡して確認する必要があります。
配達局は「あて所に尋ねあたりません」のスタンプに記載されている郵便局になります。


年賀の取戻しは可能ですか?

可能です。
実際、年賀状を出した後に喪中はがきが届いたので取戻しをしたいという連絡は結構多いです。


郵便物の取戻し請求が無料の場合と有料の場合の違いは何ですか?

ポスト投かんにしても窓口にしても、現物(対象となる郵便物)が差出地の集配局にある場合は無料です。
差出地の集配局から現物(対象となる郵便物)が移動してた場合は、有料(形状に関係なく、配達業務を行う郵便局に請求の場合は420円、その他の郵便局に請求の場合は580円)になります。


年賀はがきが返送されてきましたが、返送理由を知りたいです。

返送理由は個人情報を含む可能性がありますので、基本的に回答してくれないと思います。


<関連記事>
書き損じや余った年賀はがきを郵便局で切手やはがき等に交換してもらう方法