着払いのやり方は?ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールの手数料と送り方を元郵便局員が解説

着払いのやり方(ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメール)

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この記事では
着払いにできる郵便・荷物の種類、着払い手数料、受取人が支払う金額、送り方と受取拒否時の扱いについて、元郵便局員が解説しています。

葉書野 ウラ

「送料を相手に払ってもらいたいけれど、どう出せばいいの?」という方に向けて、着払いの全体像と失敗しない出し方を、元郵便局員として整理します。着払いにできるサービスは決まっていて、手紙やはがきは着払いにできません。

着払いのやり方は?【先に結論】

先に結論
着払いにできるのはゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールの3つです。手紙・はがき・定形外などの郵便物は着払いにできません(レターパック・クリックポスト・ゆうパケットポストも着払いにできません)。着払手数料はゆうパックは無料、ゆうパケット・ゆうメールは34円(2026年10月時点)。受取人は「運賃・料金+着払手数料」を配達時に支払います。出し方は、ゆうパックは着払専用のラベル、ゆうパケット・ゆうメールは外装に「着払」と記載して、郵便局の窓口で差し出すのが基本です(ゆうパックはコンビニなどのゆうパック取扱所・集荷でも差出し可)。着払いの荷物は原則として郵便ポストに投函できません(ゆうパケット・ゆうメールの欄には「一部荷受人さまの承諾の上、ポストに投かんできる場合があります」という注記がありますが、条件は公表されていません)。

着払いにできる郵便・荷物/できないもの一覧

日本郵便で着払いにできるのは、荷物系の3サービスだけです(2026年10月時点)。日本郵便のよくあるご質問でも「ゆうパック、ゆうパケット、ゆうメールが着払とすることが可能です」「郵便物は着払とすることができません」と案内されています(着払とできる郵便物・荷物はどんなものがありますか?|日本郵便)。

サービス着払い
ゆうパック○ できる
ゆうパケット○ できる
ゆうメール○ できる
手紙(定形・定形外)× できない
はがき× できない
レターパック× できない
スマートレター× できない
ゆうパケットポスト× できない
クリックポスト× できない
ゴルフゆうパック等× できない

※着払手数料は2026年10月時点で、ゆうパックは無料、ゆうパケット・ゆうメールは34円です。「ゴルフゆうパック等」はゴルフ・スキー・空港ゆうパックです。料金後納契約や郵便私書箱への配達では19〜26円になります(国内の料金表(手数料)|日本郵便)。

「できない」の根拠は次のとおりです。日本郵便の着払のページは、着払いにできる荷物を「ゆうパック、重量ゆうパック、点字ゆうパック、聴覚障がい者用ゆうパック、ゆうパケット、ゆうメール、心身障がい者用ゆうメールに限ります」と定めていて、レターパック・スマートレター・ゆうパケットポストはこの一覧に入っていません。クリックポストは、クリックポスト公式サイトのよくあるご質問に「着払いにできますか。できません。」とあります。ゴルフ・スキー・空港ゆうパックは、日本郵便のよくあるご質問に「着払ではご利用いただけません」とあり、ご自宅あてでも利用できません。荷物が3辺計170cm以下かつ30kg以下なら、ゆうパックまたは重量ゆうパックとして着払いにできます。ただしゴルフ場・スキー場・空港あては不可です(ゴルフ・スキー・空港ゆうパックは着払で送ることができますか?)。

葉書野 ウラ

手紙は着払いにできません。日本郵便の料金表にも「着払は、荷物のみのサービスです。」とあります。着払いは荷物(ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメール)だけの仕組みだと覚えておいてください。

手紙・はがき・定形外が着払いにできない理由

手紙・はがき・定形外郵便などの「郵便物」は、制度上、着払いの対象外です。着払いは荷物(ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメール)に用意されたオプションで、郵便物には設定がありません。どうしても普通郵便で送りたい相手に送料を負担してもらいたい場合は、ゆうパケットに切り替えるのが現実的な代替策です。ゆうメールも着払いにできますが、送れるのは冊子などの印刷物やCD・DVDなどの記録媒体に限られます。

補足
普通郵便を無理に着払いで送ろうとするとどうなるかは知らないでは済まされない!普通郵便を着払で郵送する行為について解説で詳しく解説しています。

ゆうパックを着払いで送る方法

ゆうパックの着払いは、次の手順で出します。

  1. 郵便局の窓口で着払専用の送り状(ピンク色・左上に「着払」と記載)をもらう(元払い用の青色と間違えないよう注意)
  2. 送り状に差出人・受取人の情報と品名を記入する
  3. 荷物の見やすい所に貼る(日本郵便のご利用案内では、荷物の外装の見やすい所に「着払」の文字と、荷送人の氏名・住所を記載するとされています)
  4. 窓口・コンビニなどのゆうパック取扱所・集荷のいずれかで差し出す(ポスト投函はできません)

ゆうパックの着払手数料は無料なので、受取人が払うのはゆうパックの運賃です(サイズと発送元・届け先の組み合わせで決まります)。

補足
送り状の各項目の書き方・記入例は着払いゆうパック伝票の書き方【全項目・記入例付き】で1項目ずつ解説しています。

ゆうパックの着払いの料金は?運賃と手数料・割引の一部は対象外

ゆうパックの着払いで受取人が払うのは、ゆうパックの運賃(持込割引があれば差し引いた額)です。着払手数料は無料です(着払|日本郵便)。

基本運賃は、荷物のサイズ(3辺の合計)と、発送元・届け先のエリアの組み合わせで決まります。2026年10月1日にゆうパックの基本運賃が全面的に改定され、平均改定率は約10%です(サイズや届け先によって改定率は異なります)。一例として、関東発・60サイズの運賃(2026年10月1日から)は次のとおりです。

  • 同じ都道府県内:840円
  • 関東エリア内:970円
  • 近畿:1,090円
  • 北海道:1,550円
  • 沖縄:1,600円

100サイズになると、同じ関東発で同じ都道府県内が1,480円、関東エリア内が1,650円、近畿が1,780円です。ほかの発送元・サイズの運賃は、日本郵便のプレスリリース「ゆうパックおよびゆうパケットの基本運賃などの改定」(2026年7月3日発表)の別紙に、発送元ごとの運賃表が載っています。

着払いで使える割引と使えない割引
持込割引(1個につき120円)は着払いでも使えます。日本郵便のよくあるご質問に「ご利用いただけます。受取人さまへの請求額から引かれます」とあります(着払でも持込割引は利用できますか?)。持込割引は、郵便局またはコンビニなどのゆうパック取扱所に荷物を持ち込んだときの割引です。

複数口割引と同一あて先割引は、着払いでは使えません。よくあるご質問に「ご利用いただけません」とあり、ご利用案内にも「着払とするものは、割引の対象となりません」と書かれています(同一あて先割引、複数口割引は着払でも利用できますか?・ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールご利用案内(2026年10月1日現在))。

ゆうパケットを着払いで送る方法

ゆうパケット(三辺計60cm・長辺34cm・厚さ3cm・重さ1kgまで)も着払いにできます。ただしゆうパケット専用の着払ラベルはなく、差出受付時に郵便局員が着払シールを貼ります(日本郵便Q&A)。外装の見やすい場所に「着払」と記載して、郵便局の窓口へ差し出してください。着払のページの表では、ゆうパケットの差出方法は「郵便局の窓口で差出し」と案内されていて、集荷の記載はありません(着払|日本郵便)。元払いのようにポストへ投函することは原則できません(詳しくは下の「着払いの荷物はポスト投函できる?」にまとめています)。

受取人が払うのは、ゆうパケットの運賃+着払手数料34円です。ゆうパケットの運賃は、2026年10月1日の改定で厚さ区分がなくなり、厚さ3cm以内は一律360円になりました(2026年10月時点・ゆうパケット|日本郵便)。つまり着払いで受取人が払う額は、360円+34円=394円です。

2026年10月1日の改定でゆうパケットは一律360円になりました
日本郵便は、2026年10月1日(木)にゆうパケットの厚さ区分をなくし、厚さ3cm以内は一律360円に改定しました。改定前の「1cmまで250円・2cmまで310円・3cmまで360円」は2026年9月30日までの運賃です。

厚さ改定前→改定後
1cm以内250円 → 360円
2cm以内310円 → 360円
3cm以内360円 → 360円

着払いにした場合に受取人が支払う金額も、この新運賃+着払手数料34円に変わりました。負担が増えたのは薄い荷物です。1cm以内で出していた荷物は110円、2cm以内は50円の値上がりになり、3cm以内だけが据え置きです。厚さを抑えても運賃は下がらないので、同じ360円ならクッション材を厚めに入れて中身を守るほうが理にかなっています。出典は日本郵便「ゆうパックおよびゆうパケットの基本運賃などの改定」(2026年7月3日発表)です。

補足
差出時の注意やラベルの扱いはゆうパケット着払いのやり方!専用ラベルは不要ですで詳しく解説しています。

ゆうメールを着払いで送る方法

ゆうメール(1kgまでの冊子・印刷物・CD/DVD等)も着払いにできます。外装の見やすい場所に「着払」と表示して、郵便局の窓口で差し出します。受取人が払うのはゆうメールの運賃+着払手数料34円です。ゆうメールの運賃は重量で決まり、150gまで190円・250gまで230円・500gまで320円・1kgまで380円です(2026年10月時点・国内の運賃表(荷物))。

補足
ゆうメール着払いの具体的な出し方はゆうメールを着払いで発送する方法で解説しています。

着払いの荷物はポスト投函できる?差し出し場所のまとめ

着払いの荷物は、郵便ポストに投函できません。日本郵便の「ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールご利用案内」(2026年10月1日現在)の着払の欄には、差出方法として「郵便差出箱に投かんすることはできません」とあります。ゆうパケットの特徴の欄にも「運賃着払とするもの等、郵便差出箱に投かんできない場合もあります」と書かれています。サービスごとの差し出し場所は、着払のページの表で次のように案内されています。

  • ゆうパック:郵便局の窓口または集荷/コンビニエンスストアを含むゆうパック取扱所
  • ゆうパケット・ゆうメール:郵便局の窓口(集荷の記載はありません)

着払のページの同じ欄には「一部荷受人さまの承諾の上、ポストに投かんできる場合があります」という注記があり、この注記はゆうパケット・ゆうメールの欄に掛かっています。ただし、認められる条件は公表されておらず、ご利用案内は着払いの荷物のポスト投函を認めていません。ポストに入れて出すのは避け、窓口で差し出すのが確実です。出典は「着払|日本郵便」と「ご利用案内(PDF)」です(いずれも2026年10月3日確認)。

受取人が支払う金額の内訳

着払いで受取人が支払うのは「そのサービスの運賃・料金 + 着払手数料」です。支払いは荷物の受け取り時に行います。

サービス受取人が払う金額
ゆうパックゆうパック運賃(手数料は無料)
ゆうパケットゆうパケット運賃 + 34円
ゆうメールゆうメール運賃 + 34円

配達時の支払い方法

日本郵便の着払のページは、運賃・料金と手数料の支払方法を「後納とするか、または配達の際にお支払いいただきます」と案内しています。通常は、荷物を受け取るときにその場で払う形です。着払ゆうパックの運賃は切手でも払え、切手と現金の併用もできます(着払ゆうパックは切手で送料を支払えますか?)。運賃を後払いにする「着払後納」も可能ですが、受取人が事前に承認を受ける必要があります(着払ゆうパックで後納扱いは可能ですか?)。現金・切手以外のキャッシュレス決済が使えるかどうかは、着払のページにもご利用案内にもよくあるご質問にも書かれていません(2026年10月3日確認)。受取人に承諾を取る際は、現金か切手で払ってもらう前提で金額を伝えておくと確実です。

注意
着払いは受取人にお金を払ってもらう仕組みです。日本郵便も「あらかじめ受取人に運賃・料金と手数料をお支払いいただくことの承諾を得てください」と案内しています。トラブルを避けるため、送る前にひと言伝えておくのが確実です。

着払いを受け取り拒否されたらどうなる?

受取人が受け取りを拒否した(=運賃を払ってもらえなかった)場合、荷物は差出人に返送されます。このとき、返送分の着払運賃は差出人が負担します。日本郵便の公式でも「受取人から運賃をお支払い頂けない場合、お荷物を返送した際に差出人に着払ゆうパック運賃をお支払いいただきます」と案内されています(日本郵便Q&A)。ゆうパケット・ゆうメールの場合は、返送時に運賃に55円を加算した額を差出人が支払います(ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールご利用案内(2026年10月1日現在))。

葉書野 ウラ

着払いは、受取人が承諾して初めて成り立つ仕組みです。送る前に、運賃・料金と手数料を払ってもらえるかを受取人に確認し、承諾を取るよう日本郵便も案内しています。

代金引換(代引)との違い

「着払い」と「代金引換(代引)」は、別のサービスです。着払いは送料(運賃・手数料)を受取人が払う仕組み、代金引換は商品代金+送料を受取人が払い、その代金が差出人(販売者)に送金される仕組みです。個人が送料だけ相手に負担してほしいときは着払い、代金回収まで必要な販売なら代金引換を選びます。

補足
違いの詳しい切り分けは「代金引換」と「着払」の違いと注意点で解説しています。

よくある質問

葉書野 ウラ

「着払いのやり方」に関するよくある質問と回答です。

手紙やはがきは着払いにできますか?

できません。着払いにできるのはゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールの3サービスだけで、手紙・はがき・定形外などの普通郵便は着払いにできません。相手に送料を負担してもらいたい場合は、ゆうパケットに切り替えてください。ゆうメールは冊子などの印刷物やCD・DVDなどに限られます。

 

着払いの手数料はいくらですか?

ゆうパックの着払手数料は無料、ゆうパケット・ゆうメールは34円です(2026年10月時点)。料金後納契約や郵便私書箱への配達では19〜26円になります。受取人は「運賃・料金+この手数料」を受け取り時に支払います。

 

ゆうパケットの着払いはポスト投函できますか?

原則としてできません。ゆうパケットの着払いは差出受付時に郵便局員が着払シールを貼るため、郵便局の窓口で差し出します。日本郵便のご利用案内(2026年10月1日現在)は、着払いの荷物について「郵便差出箱に投かんすることはできません」としています。着払のページのゆうパケット・ゆうメールの欄には「一部荷受人さまの承諾の上、ポストに投かんできる場合があります」という注記もありますが、条件は公表されていないので、窓口で差し出すのが確実です。

 

着払いを受け取り拒否されたら送料は誰が払いますか?

荷物は差出人に返送され、その返送分の運賃は差出人が負担します。ゆうパケット・ゆうメールの場合は、返送時に運賃に55円を加算した額を差出人が支払います。受取拒否を避けるため、送る前に受取人へ承諾を得ておいてください。

 

着払いの荷物はコンビニで出せますか?

ゆうパックの着払いはコンビニなどのゆうパック取扱所や集荷でも差し出せます。ゆうパケットは差出受付時に着払シールを貼るため、ゆうメールは外装に「着払」と記載のうえ、いずれも郵便局の窓口で差し出してください。

 

着払いのやり方まとめ

  • 着払いにできるのはゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールの3つ。手紙・はがき・定形外・レターパック・クリックポストは着払いにできない。
  • 着払手数料はゆうパック無料、ゆうパケット・ゆうメールは34円(2026年10月時点)。ゆうパケットの運賃は2026年10月1日の改定で、厚さを問わない一律運賃になった。
  • 受取人は「運賃・料金+着払手数料」を受け取り時に支払う。持込割引は着払いでも使えるが、複数口割引・同一あて先割引は使えない。
  • ゆうパックは窓口・取扱所(コンビニを含む)・集荷で差出し可。ゆうパケット・ゆうメールは窓口差出しが基本。着払いの荷物はポスト投函が原則できない。
  • 受取拒否されると差出人に返送され、返送運賃は差出人負担。送る前に受取人の承諾を得る。

葉書野 ウラ

着払いは「どのサービスが対象か」と「先に受取人の承諾を取る」の2点を押さえれば、大きな失敗は防げます。わからないことがあれば差出し郵便局の窓口へ。参考になれば幸いです。
ピンク色の着払いゆうパック送り状ラベルが重なった様子 着払いゆうパック伝票の書き方・貼り方【記入例つき】元郵便局員が解説 茶色い封筒に貼られたゆうパケットのラベルと赤い「着払」ラベル 【元郵便局員直伝】ゆうパケット着払いのやり方!専用ラベルは不要です 「ゆうメール」の表示と赤い「着払」ラベルを貼った茶色い封筒 ゆうメールを着払いで発送する方法を元郵便局員が解説します!

この記事を書いた人

葉書野 ウラ元郵便局員

元郵便局員が今までの経験と知識を元に、郵便関連の情報をバカ真面目に解説してます。

得意分野 — 郵便/ゆうパック/レターパック/国際郵便/梱包/切手