意外と知らない郵便はがきの種類と用途に合わせた活用方法について元郵便局員が解説します

郵便はがきは、大きく分けて「通常はがき」「往復はがき」「郵便書簡」の3種類あり、それぞれの用途に合わせた活用方法について解説します。

郵便はがきの種類

郵便はがきは、、大きく分けて「通常はがき」「往復はがき」「郵便書簡」の3種類があります。
私製はがきも、サイズと重さの基準を満たしていれば郵便はがきとして送る事ができます。

他にも「年賀はがき」「かもめ~る」「くぼみ入りはがき」「四面連刷はがき」「圧着はがき」など、さまざまなタイプがありますので、タイプ別に郵便はがきの種類を紹介させていただきます。

 

通常はがき

郵便局で常時販売しているはがきです。
「インクジェット」や「胡蝶蘭」など、用途によって選んで購入する事ができます。

通常はがき

「ヤマユリ」がデザインされています。

通常はがき・インクジェット紙

「山桜」がデザインされています。

葉書の表面に特殊なコートが施されており、色鮮やかな印刷が可能なインクジェットタイプです。

通常はがき・胡蝶蘭

「胡蝶蘭」がデザインされています。

寒中見舞いや喪中、欠礼はがきに利用される事が多いです。

 

くじ引番号付き郵便はがき

郵便局で期間限定で販売されているはがきです。
「年賀はがき」や「かもめ~る」が、くじ引番号付き郵便はがきに該当します。

年賀はがき

年賀状用のくじ引番号付き郵便はがきです。

毎年、無地やインクジェット紙などのほか、寄附金付きや絵入りの年賀はがきなど、種類豊富にあります。
年賀はがきの正式名称は、「お年玉付郵便はがき」といいます。

かもめ~る

夏のおたより用のくじ引番号付き郵便はがきです。

毎年、無地やインクジェット紙などのほか、全体的に夏らしい絵をあしらった絵入りのはがきになります。
かもめ~るの正式名称は、「夏のおたより郵便はがき」といいます。

 

エコーはがき

はがきの一部を広告媒体として法人様にご提供し、その広告料で1枚当たり通常より5円安く販売している郵便はがきです。

全国または一部地域で随時販売を行われていて、通常はがき、年賀はがき、かもめ~るのみが対象となります。

 

くぼみ入りはがき

目の不自由な方が使いやすいように、はがきの表面左下部に半円形のくぼみを入れ、上下・表裏がすぐわかるようにしたはがきです。

 

四面連刷はがき

はがき4枚を田形に連刷したもので、大量にはがきを印刷する場合に便利です。
特に企業など大量印刷されることが多い場合に利用される事が多いので、一般のお客さまには馴染みのない郵便はがきだと思います。

 

往復はがき

往信用はがきと返信用はがきが一続きになったはがきです。
結婚式の案内状や、コンペ、同窓会などの出欠確認用に利用される事が多いです。

 

郵便書簡

はがきの3倍のスペースを持った、封筒兼用の便せんです。
表面には、はがきと同じように料額印面が印刷してあり、25gを超えない範囲で、写真やメモなどの薄いものは同封する事が可能です。

 

私製はがき

私製はがきとは、自作のはがきを含め、観光地などで販売されているポストカードなども含みます。
ハガキのサイズ、重さ範囲内であれば問題なく「郵便はがき」として送付する事ができます。

注意
私製はがきで送付する場合、以下の3点に注意してください。

・はがきの規定サイズ・重量内であること
・切手を貼付すること
・「郵便はがき」または「POST CARD」と記載すること

 

喪中はがきと喪中切手


喪中時には、「必ず〇〇はがきを使わなければならい」という規定はないと思いますが、一般的に下記の「胡蝶蘭」をデザインしたはがき、または「弔事用62円 普通切手花文様」を使用される方が多いです。

日本郵便 62円喪中切手 【10枚】 配送追跡番号付き
日本郵便

余った通常葉書や年賀はがきがあればわざわざ購入しなくても、喪中はがきに交換する事も可能です。

交換については、下記の記事を参考にしてください。
書き損じや余った年賀はがきを郵便局で切手やはがき等に交換してもらう方法

 

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