内容品の価格が20万円を超えるものを国外に発送する際、通関委任状が必要になりますので、通関委任状の書き方と注意点について元郵便局員が解説します。
通関委任状とは?
2009年2月の通関手続き見直しによって、20万円を超えるものを海外へ送る(輸出)又は海外から送ってもらう(輸入)際、原則として税関へ輸出入の申告を行い許可を得なくてはならないとなりました。
「税関への申告と許可が必要になる」と聞くと面倒に感じてしまいますが、きちんと「通関委任状」さえ書いていれば日本郵便が代理で全て手続きを行ってくれます。
内容品が20万円を超えていたら、必ず通関委任状が必要になります。
現役の時に「税関への申告と許可」を何度も内務に丸投げでお願いしてきましたが、本当にものすごく手間も時間もかかりますので、余程慣れていない限り個人での手続きは難しいと思います。
そんな面倒な作業を無料で行ってきた日本郵便ですが、現在は有料になっています。
通関委任状の書式に特に決まりはありませんので、EMSや国際小包を利用するのであれば日本郵便の通関委任状が便利だと思います。
通関委任状の書き方
通関委任状(輸出)
通関委任状(輸出)
記入例
通関委任状(輸入)
通関委任状(輸入)
記入例
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