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特約マイスターがこっそり教える!郵便局員でもあまり知らない各種特約のホントの利用条件と契約の種類

郵便局員でもあまり知らない各種特約のホントの利用条件と契約の種類について、郵便局の特約マイスターがこっそり教えます。

特約

特約については、ハガキのウラの郵便情報でも数回記事を書いておりますが、今回はちょっと踏み込んで書いてみたいと思います。

特約とは、ゆうパックやゆうメールなどの荷物において、一定以上の差出が見込めるお客様に基本運賃とは違う特別な運賃で締結した契約の事を特約と言います。

特約は荷物のみ適応されるもので、郵便物に特約は適応されません。

特約と後納を混同して説明されている方も多いですが、特約と後納は全く別ものです。
特約は基本運賃とは違う特別な運賃で締結した契約の事ですが、後納は運賃の支払い方法の契約の事で、後納契約したからと言って料金が安くなるというわけではないです。

特約が開始されたのは、2007年11月です。
郵政民営化の年でもあり、まだ歴史も浅くサービスそのものは11年目という感じですが、ゆうパックやゆうメール、ゆうパケットの利用個数における特約のシェアはかなり高いのが現状です。


特約マイスター

簡単に言ってしまえば、日本郵便内部での業界用語の1つですが、特約について専門の研修を受講した社員の事です。

日本郵便は、〇〇マイスターという言葉が好きで、「窓口マイスター(接客マイスター)」「区分機マイスター」などがあり、他にもたぶん○○マイスターが多数存在します。

しかし誰でも○○マイスターになれるわけではなく、以前は「実績+既定の講習」が必要でしたし、特約マイスターはピンバッヂみたいなものもあったと記憶しています。
今の現状は知りません。


特約契約の種類

特約契約って集配局で行う契約のみだと思われがちですが、実は大きく分けると下記の4種類の特約契約があります。

  • 郵便局特約
  • 支社特約ミニ
  • 支社特約
  • 本社特約
 
当然、特約ですので、それぞれの特約の利用条件として「ゆうパック」「ゆうメール」「ゆうパケット」の年間の差出個数は定められていますが、郵便局特約に限り局ごとの年間個数の基準には多少の差があります。

特約には4種類あり、金額的な面や細かい条件的な面が違うわけですが、細かい部分はその時に担当者や郵便局や契約者の状況にも左右されますので一律で決まりはありませんが、差出方法のみサービス別に一律で決まりがありますので下記に紹介します。


ゆうパック

  • 郵便局特約
  • 自局を受持つ地域区分局と同一エリア内に所属する郵便局で差出しが可能

  • 支社特約ミニ
  • 自局を受持つ統括本部と同一エリア内に所属する郵便局で差出しが可能

  • 支社特約
  • 全ての郵便局で他局差出しが可能

  • 本社特約
  • 全ての郵便局で他局差出しが可能

MEMO
支社特約ミニは、ゆうパックのみに適応される特約です。


ゆうメール

  • 郵便局特約
  • 簡易郵便局を除く自局および自局エリア内の窓口局

  • 支社特約
  • 全ての郵便局で他局差出しが可能

  • 本社特約
  • 全ての郵便局で他局差出しが可能


ゆうパケット

  • 郵便局特約
  • 簡易郵便局を除く自局および自局エリア内の窓口局

  • 支社特約
  • 全ての郵便局で他局差出しが可能

  • 本社特約
  • 全ての郵便局で他局差出しが可能

 
注意
上記はあくまで規定ですが、残念ながら全ての郵便局で規定通り行われているわけではないです。
特に郵便局特約に関しては、契約する集配局の裁量1つで内容が変わりますし、郵便窓口では対応せずに、ゆうゆう窓口のみ対応という事になる場合もあります。というより実際にありました。
 
担当者にもよりますが、郵便局から具体的に説明がなくビズカードだけ送付されてくるという場合もありますので、契約時にきちんとご自身で確認したほうがいいです。
 
郵便局の営業は、全体的に説明と対応が雑です。


まとめ

たまに「知り合いのほうが個数が少ないのに安い」とか「集荷対象外なのに集荷してもらってる」とか「発送個数は同じなのに自分だけ値上げされた」という質問があり、みなさん「不公平だ」と言われますが、そもそも特約は相対契約なので、最初から公平ではないのです。

利用の頻度、量、内容品、形状、重さ、送り先、集荷の有無、集荷の場所の状態、集荷時間、交渉内容、交通状況、担当者などでも料金や細かい内容は違ってきますし、上記にも解説してる通り、契約そのものが異なる場合もあります。

詳しくは書けませんし、言葉も濁しますが、下限の個数というより上限の個数の差です。
必ずしも発送個数が同じだからと、個別単価が同じとは限りません。

特に郵便局特約の場合は、局の裁量次第なので局ごとに対応は大きく異なると言えます。
以前に比べたら特約も飽和状態ですので、最初から破格の金額で契約するのは難しいと思いますし、年間発送予定数をあまりにも多く盛りすぎると、局によっては今までの発送実績を確認されることもありますので盛りすぎ注意です。

1000程度の数字を盛ったとしても料金にはそんなに影響しませんし、逆に盛った数字と実績に差が出てしまいますので、申告した予定数を大幅にした下回ってしまい、結果的に値上げされる可能性のほうが高いです。


参考

元郵便局員だから言える!発送コストを最大70%以上抑える 「最も賢い特約契約の結び方」と「料金の算出方法」 特約契約の利用条件の最新版まとめ 特約ゆうパケット運賃の値上げ話


よくある質問と回答


 

特約料金を判断するための差出個数って、本当に一律で決まりがありますか?

それぞれの特約ごとに年間個数基準というのがあり、年間〇個~〇個未満という決まりはあります。
状況により局ごとに基準個数が若干違う事もありますが、目安となる基本値は存在します。

 

支社特約の年間個数基準を教えてください。

こちらを参考にしてください。
特約に関するお問い合わせをいただきましても、個別対応は行っておりません。

 

ビズカードってどのくらいで届きますか?

一般的には申請~2週間ほどでお手元に届くと思いますが、それ以上かかる場合もあります。

 

以前に比べたら特約の値下げ幅がなく、特約の意味がないと思いませんか?

年間個数が少ないと単価の値下げ幅が少ないので、それほどメリットはないと感じます。
逆に年間個数が多いと半額近い場合もありますので、メリットは大きいと思います。

 

他のブログでゆうパックは200個が最低ラインなので、「200個以上は達成出来ます」と言えば契約できると書いてありましたが、本当にそれで大丈夫ですか?

基準としては、200個が最低ラインです。出来ないかもしれない予想で契約を進めていくより、持込みが可能であれば持込みは100個で特約の年間個数基準はクリアしてますので、最初は持込み100個以上で交渉して、一年後に再交渉したほうがいいです。
人手不足なので、持込みは郵便局側としても助かります。