集荷業務のスペシャリスト!実はあまり知られていない「集荷業務の一日」を解説

外務の仕事は大きく分けて「配達」「取集」「集荷」と3種あります。
今回は「集荷担当者の一日の業務内容」について、紹介させていただきます。

郵便局の仕組み

郵便局は主に「集配郵便局」「特定郵便局」「簡易郵便局」の3つに分類され、「取集」「配達」「集荷」の業務を行うのは「集配郵便局」のみになります。
郵便局の規模によって全業務を兼任する事もありますが、一定規模の郵便局であればそれぞれに業務が分担されております。
 

参考

以下に郵便局の種類について記事を書いております。
郵便窓口とゆうゆう窓口


外務業務の種類

外務業務が大きく分けて「取集」「配達」「集荷」に分類されますので、それぞれの業務内容を簡単に説明します。

取集

平日は、市内・町内にあるポストと管轄エリア内にある特定局を回って、決まった時間に郵便物や荷物を取集する仕事になります。
土日祝は、特定局が休みとなりますので市内・町内にあるポストを回って、決まった時間に郵便物を取集する仕事になります。
繁忙期は荷物が増えますが、基本的に残業もなく配達や集荷を行う事もありません。


配達

バイクで郵便物や小型の荷物を配達する業務になります。
人口や規模や担当区域にも大きく左右されますが、たいたい1000件くらい担当する事になります。
個人的に過疎部も都市部も体験しましたが、過疎部はバイクの1日の走行距離がエグイ事になりますし、都市部はオートロックマンションのせいで1日10kmくらい走ったり歩いたりします。

ハッキリいって体力勝負の仕事になります。


集荷

郵便物・荷物・EMS、集荷業務の全てを行う業務になります。
集荷業務は「取集」「配達」も兼任する事が多く、集荷内容の幅も広いので「知識」も必要とされます。
配達ほど体力勝負ではありませんが、とにかく時間に追われます。


業務委託

郵便局の社員ではありませんが、規模の大きい郵便局には必ずいます。
大きめのゆうパックを配達する外部委託の社員で、1個いくらで配達を行います。
局の規模によって、集荷担当者が兼任したり、配達担当者が赤車に乗って配達を行う事もあります。


集荷業務の一日


  • STEP.1
    出社(9:50)
    出社したら制服に着替えます。
  • STEP.2
    点呼(10:00)
    ラジオ体操・車やポストの鍵の授受を行います。
  • STEP.3
    点検(10:10)
    集荷は基本的に赤車なので、赤車の点検を行います。
  • STEP.4
    朝礼(10:30)
    本日の業務内容の確認を行います。
  • STEP.5
    午前業務の準備(10:50)
    配達する郵便屋荷物の確認・追跡情報の登録・午前中の集荷箇所・コンビニ関連の荷物の確認などを行います。
  • STEP.6
    午前業務(11:10)
    毎日行う定時集荷・一般宅で午前指定の集荷や配達・ポスト取集・コンビニの集荷や配達など、この全て限られた時間内に終わらせなくてはならないので、かなり時間との勝負になります。
  • STEP.7
    帰局(12:30)
    昼の便に集荷した荷物や郵便を載せなくはなりませんので、必ず局で決められた時間までに一度郵便局に戻り、荷物や郵便物を全ておろします。
  • STEP.8
    帰局後の処理(12:40)
    午前中の書類整理や追跡情報の入力状態の確認を行います。
    持ち戻りがある場合は、きちんと返納する必要があります。
  • STEP.9
    お昼休憩(13:00)
    基本的に1時間です。
    繁忙期などは食べる暇もないくらい忙しい時もありますが、端末で全て管理されているので表向きですが休憩はとる必要があります。
  • STEP.10
    午後業務の準備(14:00)
    配達する郵便屋荷物の確認・追跡情報の登録・午前中の集荷箇所・コンビニ関連の荷物の確認などを行います。
    午後からは圧倒的に物量が増えますので、きちんと準備する必要があります。
  • STEP.11
    午後業務(14:30)
    毎日行う定時集荷・一般宅で時間指定の集荷や配達・ポスト取集・コンビニの集荷や配達など、この全て限られた時間内に終わらせなくてはなりません。
  • STEP.12
    帰局(17:30)
    今日の便に集荷した荷物や郵便を載せなくはなりませんので、必ず局で決められた時間までに一度郵便局に戻り、荷物や郵便物を全ておろします。
    特に日付指定してある分に関しては結束時間を遵守する必要があります。
  • STEP.13
    帰局後の処理(18:00)
    午後の書類整理や追跡情報の入力状態の確認を行います。
    後納差出票の処理や現金などの管理、持ち戻りがある場合、きちんと返納する必要があります。
    残業がなければ勤務は終了ですが、基本的に集荷は残業があります。
  • STEP.14
    残業(19:00)
    主に夜間指定の集荷がメインになりますが、ついでに配達なども行います。
  • STEP.15
    残業後の処理(20:00)
    残業の書類整理や追跡情報の入力状態の確認を行います。
  • STEP.15
    点呼(20:30)
    書類の提出、端末・鍵・現金・荷物・郵便の返納、アルコールチェック、業務日報を記載し管理職に提出します。
    全て問題なければ一日終了となります。
  • STEP.16
    退社(20:40)
    どの仕事も同じですが、制服を脱いで帰る瞬間は最高です。
注意
局の規模により時間も内容も大幅に異なると思いますが、だいたいどの局も同じような流れだと思います。
時間はあくまで目安ですので、出勤時刻により異なります。


よくある質問と回答

 

個人宅の集荷っていつ行くのですか?

定時集荷の合間に行きますので、出来るだけ「何時~何時までに集荷に来て」という指定ではなく、「何時までに集荷に来て」という指定だと助かります。

 

何時まで集荷可能ですか?

20-21時が最終だと思いますが、最低でも17時までには連絡する必要があります。
集荷の受付時間、集荷の対応時間は局により異なりますので予めご了承ください。

 

どうしても郵便物を集荷してもらいたいですがダメですか?

難しいです。
個人・法人問わずに一律で決められていますので、集荷依頼されても断られると思います。

 

後納差出票は郵便局員が書きますよね?

いいえ、通数などは差出人が記載する必要があります。

 

ビズカードを紛失しました。再発行は可能ですか?

可能です。
再発行が面倒な場合、集荷担当者が携帯端末からQRコードを印刷できますので聞いてみてください。

 

会社に来る集荷担当者がビズカードを読み込まずにレシートを発行しますが問題ありませんか?

全く問題ありません。
一度ビズカードを読み込ませると携帯端末の履歴にデータが残りますので、ビズカードを毎回読み込ませなくても履歴からデータを反映させる事が可能となります。
某ファッション関連企業みたいに「集荷時は全店舗必ずビズカードを読み込みさせてください」というクレームでもない限り基本は履歴入力です。


まとめ

少し前に法人の集荷が廃止されましたが、上記の流れを見てわかるように時間の余裕が全くありません。

時間の余裕がない中で、後納票は書かない、後納表記もしてない、サイズもグラムも不明、待たせて当たり前、こういうのがたぶん全国各地であったんだと思います。

たった1通の後納郵便の為に数十分かけて移動し集荷したり、「17時までに来ないと帰るんで。」と16時過ぎに言ってくるような会社もザラにあります。

人手不足と重なって、結果的に一律で法人の郵便物集荷の廃止という結果になってしまいましたが、今後も増えていく荷物と減る人手の中で何かしらのサービス改善・改悪がされていくと思います。


参考記事

集荷に関するトラブルは、以下の記事を参考にして下さい。
集荷に関するトラブル対処法とよくある質問まとめ

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