定形外やゆうパケットの厚さ制限が3cmで統一されている意外な理由

この記事では
厚さ制限が3cmで統一されている理由について
解説しています。
[prpsay img=”https://stamp.yuubinya.com/wp-content/uploads/2019/10/huki-talk.png” name=”葉書野 ウラ”]定形外郵便・レターパックライト・クリックポスト・ゆうパケットの厚さ制限が3cmで統一されている理由を解説します。
[/prpsay]

上限が3㎝になっている2つの理由

レターパックライト・クリックポスト・ゆうパケットは、厚さが3㎝を超過したら引受を断れますし、定形外郵便も3㎝を超過したら定形外(規格外)となり、料金が大幅にアップします。

なぜ?いずれも厚さ制限が3㎝で統一されているのかご存知ですか?
以下の2つが理由だと考えられています。

  • ポストの投かん口のサイズ
  • 郵便受けの受け口のサイズ

 

ポストの投かん口のサイズ

色々な種類のポストがあるために、一概には全てが同じとは言えませんが、一般的に余程古いポストや特殊なポストでない限り、ポストの投かん口は「3.4cm ~ 4cm」くらいになっております。

一般的に定形外郵便・レターパックライト・クリックポスト・ゆうパケット(ゆうゆうメルカリ便を除く)は、ポスト投かんによる発送が可能なので、ポストの投かん口にスムーズに投かんできる3cmまで引受可能となっております。

たまにネット上でも、「ポストに入れば問題ない!」という適当な情報がありますが、ポストの投かん口は基本的に3㎝より大きいので、3cm未満という判断基準にはなりませんので、くれぐれもご注意ください。

これは間違った情報です。

ポスト投かん時の注意点については、下記の記事を参考にしてください。
サイズや重量が超過したら「ポスト投函すれば大丈夫」という都市伝説を解説

 

郵便受けの受け口のサイズ

郵便受けはポスト以上に種類が豊富で、戸建てやアパートやマンションによっても異なります。
一概には全てが同じとは言えませんが、アパートやマンションや戸建てのドアと一体型の郵便受けの受け口のサイズは「3cm」くらいになっております。

配達時に何千件と郵便受けを見てきましたが、まだまだ圧倒的にドアと一体型が多いです。
郵便受けに投かんできないサイズは、不在票を入れたり、再配達に行ったりと、郵便物の厚さが3㎝を超えるだけですごく手間がかかります。

少し古いアパートだと、投かん口が狭いので投かんの際に郵便物が擦れて、破損したり破れの原因となる事が多々ありますし、防犯上も好ましくないと思います。

 

3cmを超過した場合の郵便局側の対応


以下に、ポスト投かんされた郵便物が3cmを超過してた場合、郵便局側で行う対応を紹介します。
局により若干対応は異なると思いますが、参考になれば幸いです。

 

定形外郵便

基本的には、差出人に返還します。
集配局からの返還であれば切手に消印が押されてないので、不足した分の切手を追加で貼付すれば問題ありません。
差出人に返還できない場合は、料金不足として受取人に配達します。

受取人が受取拒否した場合、差出人に返還します。
差出人に返還できない場合は、郵便法に従って開封・保管などの対処をします。

 

レターパックライト

基本的には、差出人に返還します。
梱包をやり直すか、レターパックプラスにて送り直すかの2択になります。
差出人に返還できない場合は、郵便法に従って開封・保管などの対処をします。

集配局からの返還であればレターパックに消印が押されてないので、レターパックとしては再利用は可能です。

 

クリックポスト

基本的には、差出人に返還します。
梱包をやり直すか、別の方法にて送り直すかの2択になります。

集配局からの返還であれば料金は発生しませんが、配達局からの返還であれば料金は発生します。
その場合、追跡情報を確認すれば判断できると思います。

 

ゆうパケット

基本的には、差出人に返還します。
1cmと2cmの場合、集配局からの返還であれば切手に消印が押されてないので、不足した分の切手を追加で貼付すれば問題ありません。
3cmの場合、梱包をやり直すか、別の方法にて送り直すかの2択になります。

ゆうゆうメルカリ便の場合、梱包をやり直しても再度ゆうゆうメルカリ便を使用する事ができませんので、購入者に住所を確認した上で別の方法にて送り直す必要があります。

 

まとめ

差出人返還となれば、その分購入者に届くのに時間がかかりますし、特に送料込みで販売した場合などは料金不足で購入者に届けば必ずトラブルになります。

発送する際に重量とサイズの確認の手間を惜しんだばかりに、その手間以上に無駄な労力と手間とお金がかかります。
重量やサイズの計測は1分もあればできますので、きちんと測定される事をオススメします。

厚さ測定については、下記の記事を参考にしてください。
もはや定番の必須アイテム!一家に一本は欲しい厚さ測定定規(スケール)特集 たった3秒の手間と100円アイテムで発送トラブルを確実に防止する方法 元郵便局員が教える!コンビニでのサイズ計測と発送時の注意点について

<関連記事>

Excelで簡単にゆうパケット専用ラベルに受取人と差出人を印字する方法 ゆうパケットを着払いで発送する方法 元郵便局員が教える!ゆうパケットポストの便利な活用方法と注意点 特約契約の利用条件の最新版まとめ ゆうパケットは土日でも出せる?ゆうパケットの発送方法を解説します! 元郵便局が教えるゆうパケット用スケールの貰い方