ゆうゆうメルカリ便・ラクマパックで匿名配送にならない原因と対処法を元郵便局員が解説します。
匿名配送
匿名配送とは、出品者・購入者ともに個人情報を開示せずに荷物の配送ができるサービスです。
メルカリの場合「ゆうゆうメルカリ便」、ラクマの場合「ラクマパック(日本郵便)」、ヤフオクの場合「ゆうパック・ゆうパケットおてがる版」というサービス名になります。
サービスの詳細
匿名配送については、下記の記事を参考にしてください。
元郵便局員が教える!ゆうゆうメルカリ便の匿名配送の仕組みとやり方
匿名配送の確認方法
自分が出品してる商品及び購入を検討してる商品が匿名配送であるかどうかは商品画面を見れば確認できます。
発送方法が匿名配送の場合、必ずどのサービスも共通して商品ページに「匿名配送」の表記がありますので、「匿名配送」の表示がなければ匿名配送ではありません。
匿名配送にならない原因
匿名配送にならない原因として、特に多いのは下記の3つです。
- 出品時の発送設定ミス
- 郵便局のケアレスミス
- システムエラー
出品時の発送設定ミス
匿名配送にならない原因としてもっとも多いのが、出品時に発送方法を「匿名配送」に設定せず出品し、販売後に匿名配送に変更。
出品時に匿名配送を選択しておかないと匿名配送にはなりません。
特にメルカリの場合、PC版から出品すると「ゆうゆうメルカリ便」を選択することができませんので、発送方法を「未定」にして出品される方も多いと思います。
そのままアプリでログインして、商品が売れる前に発送方法を変更すれば問題ないのですが、「未定」まま売れてしまうと匿名配送にはなりません。
郵便局のケアレスミス
匿名配送の仕組みって、ものすごくアナログなシステムなので、簡単に言えば配達員が配達する時に住所の部分を剥がすだけです。
当然、配達員が剥がし忘れれば匿名配送にはなりません。
アナログなやり方ですし、個人情報なので絶対にあってはいけない事ですが、どんなに注意してても人の手による作業なので剥がし忘れもあると思います。
システムエラー
発送方法を最初から「ゆうゆうメルカリ便」に設定し出品したとして、出品時は「匿名配送」マークが表示されているのに、リロードしたら「匿名配送」マークが消えているという現象が報告されています。
システムエラーの場合、ユーザー側から対処できる事は何もありません。
早急にお問い合わせにて状況説明を行った上で、指示待ちするしかないと思います。
対処法
出品者としての対処法は、出品時に「匿名配送」のマークを確認すべきだと思います。
自分が出品した商品に、「匿名配送」のマークが表示されているかを確認するだけで、「匿名配送にならない問題」を簡単防げると思います。
特にメルカリにPC版から出品する場合、PC版だと「ゆうゆうメルカリ便」の選択ができません。
一時的に発送方法を「未定」に設定する方も多いと思いますが、「匿名配送」を予定しているのであれば「未定」ではなく、「らくらくメルカリ便」を選択されると良いと思います。
販売後に「らくらくメルカリ便」から「ゆうゆうメルカリ便」に変更するのであれば、「匿名配送」として発送する事ができます。
購入者としては、購入時に「匿名配送」のマークが表示されているか確認すべば事前に防げると思います。
発送方法が「未定」の場合、購入前に「匿名配送は可能ですか?」とお問い合わせすればいいだけですし、購入後に「匿名配送でお願いします」はトラブルの原因にもなります。
トラブル対処法
ゆうゆうメルカリ便関連のトラブル対処法については、下記の記事を参考にしてください。
「利用不可能な文字が使われております」と表示された場合の対処方法 「データの連携が確認できませんでした」と表示された場合の対処方法 e発送に関するよくある質問と回答
参考
ゆうゆうメルカリ便と「はこぽす」については、下記の記事を参考にしてください。
「はこぽす」から「ゆうゆうメルカリ便」が発送できるサービスの実証実験開始について解説