プラモデルの発送・梱包方法について
解説しています。
目次
プラモデルの発送方法
プラモデル単体は危険物に該当しませんので、発送には全く問題ありません。
ただし、接着剤や塗料などが付属している、接着剤や塗料などが同梱されていると接着剤や塗料が危険物に該当しますので、発送する際には注意が必要となります。
接着剤や塗料が付属・同梱されていないのであれば、品名は「模型(接着剤・塗料なし)」「プラモデル(接着剤・塗料なし)」で大丈夫です。
厳密に言えば「ガンプラ」や「ミニ四駆」は商品名なので、「模型」「プラモデル」が正しい品名になります。
いずれにしても「接着剤や塗料が内容品に含まれていない」という事を記載しておく必要があります。
プラモデルには色々なサイズがありますが、かなり小型で薄物でない限り、クリックポストサイズに納めることは難しいと思いますので、基本的にはゆうパックサイズの発送になると思います。
プラモデルにも色々サイズがあると思いますので、今回は下記のような箱入りのプラモデルの発送を想定しております。
e発送は送料がサイズで固定されていますが、通常のゆうパックはサイズだけではなく、あて先により送料が変動しますので、販売価格の決定が難しく、場合によっては送料赤字になる可能性もありますので注意が必要です。
参考
送料赤字については、下記の記事を参考にしてください。
その価格で大丈夫?メルカリやラクマに多い送料赤字の原因と対処方法を解説
完成品であれば破損に注意する必要がありますし、代替品のない1点物や貴重で高額なプラモデルもありますので、送料を少しでも安くすることよりも破損するリスクを回避する梱包を行うべきです。
完成品やフィギュアの梱包・発送に関しては、下記の記事を参考にしてください。
フィギュアの発送方法と送料を安くする梱包方法
定形外郵便(規格外)で発送する
- 予想送料
350円~1,040円
- 予想サイズ
250g以上~2kg以内(規格外)
- 追跡番号
なし
- 損害賠償
なし
レターパックで発送する
▼レターパックプラス
- 送料
520円
- サイズ・重量
- 追跡番号
あり
- 損害賠償
なし
ゆうパックで発送する
プラモデルをゆうパックで発送する場合は、下記の記事を参考にしてください。
絶対に失敗しない!元払いゆうパックの送り状伝票ラベルの書き方と注意点
e発送サービスで発送する
e発送サービスの利用手順や料金一覧については、下記の記事を参考にしてください。
郵便局やコンビニから超簡単にe発送サービスで荷物を発送する方法と注意点
着払で発送する
プラモデルを着払で発送する場合は、下記の記事を参考にしてください。
絶対に失敗しない!着払いゆうパックの送り状伝票ラベルの書き方と注意点
代金引換で発送する
プラモデルを代金引換で発送する場合は、下記の記事を参考にしてください。
絶対に失敗しない!代金引換ゆうパックラベルの書き方と注意点 絶対に失敗しない!代金引換郵便ラベル(簡易書留・普通)の書き方と注意点 絶対に失敗しない!代金引換郵便ラベル(書留)の書き方と注意点
送料を安くする梱包方法
通常のゆうパックだとサイズだけではなく、あて先により送料が変動してしまいますが、e発送は送料がサイズで固定されていますので、プラモデルに関してはできるだけe発送(ゆうゆうメルカリ便・ラクマパック)が理想です。
サイズによっては、ゆうゆうメルカリ便のゆうパケットプラスが使えます。
参考
ゆうパケットプラスについては、下記の記事を参考にしてください。
ゆうパケットプラスの料金や発送方法は?元郵便局員が徹底解説します!
必要な梱包資材
内容品の破損防止は当たり前ですが、箱も商品としての価値がありますので、箱が潰れない梱包を行う必要があります。
緩衝材は必須なので、Amazonや楽天市場で購入してください。
(最寄りのダイソーやセリアでも購入可)
梱包手順
箱ごとダンボールに入れる場合は、ミラーマットで全体を包んだほうがいいかもしれません。
箱の角折れ・潰れの防止のために、エッジボードなどを活用してください。
エアピロがなければクラフト紙などでも代用できますが、くれぐれも新聞広告などの使用は避けるべきだと思います。
宅配袋だと中身が透けて見えないので、中身が見えて困るプラモデルの梱包にも便利です。
注意点
プラモデルの完成品全般に言えることですが、トラブルの大半は輸送中の破損です。
どんなに完璧に梱包を行っても、可動部分の破損、塗料の剥離、接着部分の欠損など、輸送時に絶対に破損しないという保証はありません。
少し手間はかかりますが、梱包後の状態をスマホなどで撮影しておくといいと思います。
ゆうパックなど補償のある発送方法でも、破損防止のための梱包を行っていなければ補償の対象とならない可能性もありますし、高額なものであればすり替え詐欺などの対策にもなります。
購入したプラモデルが破損して届いた場合は、むやみに梱包を開封したりせず、そのまま状態で運送会社や荷送人に連絡してください。
ゆうパックの場合、郵便局が破損の状況や梱包状態などの確認に伺いますので、局員の立会いの下で開封していただくことが多いです。
ゆうゆうメルカリ便などの場合は、郵便局ではなくメルカリ事務局に破損の連絡を入れてください。
未開封状態の場合、プラモデルの中に小さい接着剤などが同梱されているものがあり、接着剤は危険物に該当しますので発送時に取り出す必要があります。(航空搭載のみ)
接着剤を取り出すために開封しなければならない場合、事前に「接着剤を抜くために開封しました」と説明文に事実を記載しておく必要があります。
接着剤は危険物に該当しますが、引受不可ではなく航空搭載禁止に該当します。
固まって時間が経っている接着剤であれば、危険物に該当しませんので航空搭載は可能となります。
「接着剤」というワードに過剰反応する局員も多いので、完成品でも陸送になる可能性がありますが、最初から品名欄に「プラモデル(接着剤なし)」と記載しておけば、細かく追及されることもありません。
送り先が陸送地域であれば、そこまで気にする必要はありません。
参考
都道府県別の航空搭載地域については、下記の記事を参考にしてください。
都道府県別の航空搭載地域一覧表(ゆうパック)
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